2025 10/15
 

◇国内建築用ガラス価格改定 板ガラスは10〜25% 26年1月出荷から引き上げ〈日本板硝子〉

日本板硝子(細沼宗浩社長)は10月10日、2026年1月1日出荷分から、国内の建築用板ガラス製品の価格改定を実施すると発表。板ガラス製品は10〜25%、鏡製品は20〜25%、建築用機能ガラス製品は15〜20%価格を引き上げる。一部製品は今回発表以上の引き上げとなる場合もある。同社グループは製造工程の効率化や合理化によるコスト削減に取り組んできたが、昨今の人件費・外注費・原燃材料費などの継続的なコスト上昇に加え、品質の維持および安定供給を実現するための製造設備の更新・増強、カーボンニュートラルの実現に向けた環境対策も急務。これらの背景を踏まえ、引き続き安定的な製品供給体制を維持するため、販売価格を改定することとした。







内定者43人らが出席内定者の代表3人(手前)と先輩(奥)がトークイベント=中央は司会を務めた立木宮吉硝子社長


◇過去最高の内定者数に 研修5年間で同期の絆を〈NJC会〉

日本板硝子の取引店で組織する全国ひのまる会(田中廣会長)採用委員会の傘下組織のNJC会(日本板硝子流通グループ人材開発センター、小山慎二会長)は10月2日、東京都港区のグランドプリンスホテル新高輪で46期の内定式を開催。宮吉硝子、日本板硝子S&S、沖ガラス、大阪板硝子販売、マテックス、タナチョー、石楓{店の内定者43人が参加した。小山会長があいさつ。「NJC会では今後5年間の研修プログラムがあるので、しっかり同期としての絆を育んでいただきたい」と激励した。













◇3ヵ月連続で出荷減 建築合わせは出荷増続く〈一般社団法人板硝子協会〉

一般社団法人板硝子協会(森重樹会長)は10月1日、2025年7月の板ガラス生産・出荷動向を発表。前年同月比で板ガラスの生産は3カ月連続の増加から減少に転じた。出荷は3カ月連続で減少。複層ガラスは生産・出荷とも6カ月連続減。合わせガラスは生産・出荷とも先月の増加が減少に転じた。出荷のうち建築用は9カ月連続の増加。強化ガラスの生産は先月の増加が減少に転じ、出荷は3カ月連続で減少した。板ガラスの生産は146万9000換算箱、2024年同月比11.4%減。出荷は126万1000換算箱、同5.7%減。











室内からはフレームがほとんど見えない


◇「TWコンセプト」第2弾 快適性と高い眺望性実現〈LIXIL〉

LIXILは10月1日、高性能窓「TW」シリーズのこだわりの暮らしをかなえる窓「TWコンセプト」の第2弾商品として、テラスドアとFix窓がセットになったパノラマドアを追加した。大きなガラスから、外に広がる景色を快適に楽しむことができる。商品発売に先駆けて、千葉県野田市のLIXIL野田R&Dセンターで新商品説明会を開催。LIXILハウジングテクノロジーサッシ・ドア事業部サッシSBUサッシ商品企画室の山本万悠子氏がパノラマドアの特徴について説明した。











非木造住宅にも設置できるようになった


◇リフォーム防火扉刷新 デザイン、色拡充 非木造に設置も〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、魚津彰社長)は、カバー工法で外壁を壊さず1日で最新のドアへ交換できる国土交通大臣認定の防火設備「ドアリモ玄関ドアD30防火ドア」をリニューアルし、9月22日に発売した。基本構造を見直し、デザインや色のバリエーションを大幅に拡充。これまで対応が難しかった非木造住宅にも設置できるようになり、防火仕様が求められる玄関ドアリフォームのニーズに幅広く対応する。











「MRPT1611LDC3」


◇立ち角度を電動調整 国内初納入 無線リモコン付き〈杉村商事〉

ガラス・サッシ用加工・施工機器、工具、副資材を販売する杉村商事(大阪市西区、杉村亨社長)はこのほど、米パワーグリップ社の大型リフター「MRPT1611LDC3」を国内で初めて納入。国内初の無線リモコン仕様で、最大76mの距離まで操作可能。安全保持力は最大1270kgで、ガラスの「立ち角度」を調整できるカウンターウエートを搭載し、1tを超える重さのガラスでも安全に少人数で施工できる。ピンを抜いてスライドするだけで簡単に伸縮可能なスライドアーム仕様。









ページの先頭に戻る 過去の記事へ