2025 4/15
 

◇窓ガラス水平リサイクル 国内初スキーム構築〈AGC、オリックスグループ〉

AGC(平井良典社長)は3月25日、オリックスグループのオリックス(煖エ英丈社長)、オリックス環境(山下英峰社長)と、ある程度の規模のオフィスビル、集合住宅などの改修工事で発生する廃棄窓ガラスについて、国内初となる水平リサイクル事業のスキームを構築したと発表。一般的な窓ガラスで使われているソーダライムガラスであれば、他社製のガラスでも回収可能。廃棄物処理事業者のオリックス環境が廃棄窓ガラスの回収とサッシの分離、次にガラスのリサイクル事業を展開するTREガラス(TREホールディングス連結子会社)がカレット(ガラス端材)の精製と品質確認、最後に同社が当該カレットを用いて新しい建築用板ガラスを製造する。









前葉津市長(左)と吉田執行役専務が協定書に署名


◇容器包装プラ資源循環 津市とパートナーシップ協定〈LIXIL〉

LIXILは3月28日、津市と「カーボンニュートラルの実現に向けたプラスチック資源循環の推進に関するパートナーシップ協定」を締結。津市が市内の家庭で排出された容器包装プラスチックごみ等を供給し、同社が同市内の久居工場で循環型素材「レビア」の原材料として製品化する。廃プラスチックの地産地消型資源循環システムの構築を推進。津市における持続可能な循環型社会の形成を進め、カーボンニュートラルの実現に貢献する。











「かんたんウチリモ内窓」引き違い窓=下はブラック色の施工イメージ


◇取り付け部47oで設置 ふかし枠なし、対応力向上〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、魚津彰社長)は7月7日、樹脂製内窓「かんたんウチリモ内窓」引き違い窓を発売する。取り付け部の見込み寸法が最小47oあればふかし枠がなくても設置でき、取り付け対応力が高い。内窓の取り付け寸法を従来品より23o小さくすることで、窓額縁の見込み寸法が小さい築年数が古い木造住宅などにも対応。施工時間を短縮できる他、ふかし枠と補強材を使わないことで意匠性も向上する。















「PRESEA―H」滑り出し窓「PRESEA―H・RF」引き違い窓


◇ビル新築・改装用拡充 Uw値1.9以下 「先進リノベ」対象も〈LIXIL〉

LIXILは、ビル用ハイブリッドサッシのラインアップを強化。4月1日、新築用は、窓の熱貫流率(Uw値)1.9W/u・K以下の滑り出し窓を追加。改装用は、Uw値1.9W/u・K以下を確保したカバー工法の2商品を発売。「先進的窓リノベ2025事業」の補助金対象となる。脱炭素社会の実現に向け、ビルやマンションの高断熱化に貢献する。新築用の「PRESEA―H」は業界最高クラスの断熱性と耐風圧性を実現でき、中高層マンションや寒冷地の集合住宅で採用されている。















型材門扉・フェンス「シャトレナU」


◇防犯配慮の仕様追加 施工効率化で職人不足対策も〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(豊岡史郎社長)は4月1日、型材門扉・フェンスシリーズ「シャトレナU」を拡充した。近年高まっている防犯意識に対応し、防犯に配慮した仕様を追加。施工を効率化するツールを加え、深刻化する職人不足にも対応する。フェンスに下桟隙間15oの「下桟すき間小仕様」を追加。隙間を狭くすることで侵入者の足掛かりを減らす。従来のオプション方式より安価に防犯対策ができるようになった。支柱が見えにくくなることですっきりしたハイデザインとなり、全体の美観と高級感が高まった。











「i─Glass factory」


◇オンラインでガラス販売 ECサイト開設、DX化推進〈イケダガラス〉

イケダガラス(東京都千代田区、池田友和社長)は3月20日にECサイト「i―Glass factory」を開設し、オンラインでの板ガラス販売を開始した。客の購買チャンネルが変化する昨今、企業間取引のオンライン化ニーズに応えるため、従来の訪問型営業に加え、ECサイトを通じた販売を導入。DX化を進めるとともに、営業担当者の働き方改革を推進し、マンパワーに依存しない業務の自動化と売り上げ向上を目指す。施工に関しては別途問い合わせが必要。









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