2025 3/15
 
 

◇24年度業績予想 APは売上最高も減益 27年度めどにアルミ窓終息〈YKKグループ〉

YKK APなどYKKグループは3月5日、東京都千代田区のYKK80ビルで2024年度(2024年4月〜2025年3月)の連結業績予想、第7次中期(2025〜2028年度)の事業方針を発表。第6次中期経営計画(2021〜2024年度)の最終年度である2024年度のAP事業の売上高は5624億円、2023年度比4.5%増、営業利益は164億円、同35.8%減を見込む。売上高は4年連続で過去最高を更新するも、資材価格の高騰や販管費などの増加を価格改定、製造コストダウンなどで吸収できず、増収減益を見込む。









 

◇「両利きの経営」進化 収益構造の改善進める〈AGC〉

AGCグループは、長期経営戦略「2030年のありたい姿」に向けた諸施策を着実に実現するために、2024年からの3年間を「コーポレート・トランスフォーメーション第2章(フェーズ2)」と位置付け、2026年を最終年度とする中期経営計画「AGCplus―2026」を策定。2月7日、AGCの平井良典社長が進捗(しんちょく)状況を説明した。欧州や中国での景気低迷など経済環境は厳しい状況が続くことが見込まれ、ライフサイエンス事業での販売数量が当初計画に対して大幅未達になることが予想されるため、2026年の財務KPI(重要業績評価指標)を下方修正した。













◇日本板硝子S&Sと合併 4月1日 関東販売とサンクスコーポ

日本板硝子関東販売(埼玉県熊谷市、鈴木卓社長)、サンクスコーポレーション(東京都江戸川区、山舞蝠緕ミ長)は4月1日付で、日本板硝子S&S(東京都台東区、大野義之社長)と合併。日本板硝子S&Sを吸収合併存続会社とし、日本板硝子関東販売は「日本板硝子S&S株式会社西関東支社」「日本板硝子S&S株式会社東関東支社」、サンクスコーポレーションは「日本板硝子S&S株式会社首都圏支社」となる。











フィルムによってデザインの幅が広がる


◇フィルム貼付タイプ 「ファイアライト」特定防火設備用〈電気硝子建材〉

電気硝子建材(大阪市淀川区、高畑正司社長)は1月、日本電気硝子(大津市、岸本暁社長)製の防火ガラス「ファイアライト」の新しいラインアップとして、「ファイアライトF」の販売を開始した。熱衝撃に非常に強い耐熱結晶化ガラス「ファイアライト」の単板ガラスに、飛散防止フィルムまたは防犯フィルムを貼付した特定防火設備用ガラス。熱膨張係数がほぼゼロのため、800度に熱した直後に水を掛けても割れないほど熱衝撃に強い。











◇出荷13ヵ月連続で減 複層出荷は13ヵ月ぶり増に〈一般社団法人板硝子協会〉

一般社団法人板硝子協会(島村琢哉会長)は2月1日、2024年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。前年同月比で板ガラスの生産は6カ月連続、出荷は13カ月連続で減少。複層ガラスは生産は12カ月ぶり、出荷は13カ月ぶりに増加した。合わせガラスの生産は11カ月連続、出荷は6カ月連続で減少。出荷のうち建築用は13カ月ぶりの増加となった。強化ガラスの生産は10カ月連続、出荷は4カ月連続で減少した。











2025年モデルの「XE」防火戸を追加した「グランデル2」


◇旗艦玄関ドア 25年モデル 防火戸はラインアップ多彩に〈LIXIL〉

LIXILは2月25日、東京都品川区のグラスキューブ品川で新築向け玄関ドアの新商品発表会を開催。フラッグシップ玄関ドア「XE」の2025年モデル、これからのスタンダード玄関ドア「グランデル2」の防火戸を4月1日から発売すると発表した。川口富士雄LIXILハウジングテクノロジーサッシ・ドア事業部ドアSBU長は、「玄関ドアの重要な価値は、@断熱性能の向上A機能性の進化Bデザイントレンドの実現だと考えている」と強調。「XE」の2025年モデルは、先進機能、素材美、造形美の基本価値をさらに高めた。















施工イメージ


◇高断熱玄関ドアを刷新 断熱性能と防災力高く〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(豊岡史郎社長)は4月1日、高断熱玄関ドア「プロノーバ2」を発売する。2018年に発売したドア厚60oの高断熱玄関ドア「プロノーバ」をモデルチェンジ。「日本の気候変動に立ち向かう」をキャッチフレーズに、業界最高水準の断熱性能と防災力を備える。地域やプランに合わせて選べる三つの断熱クラスをラインアップ。「Fクラス(ファーストクラス)」「C1クラス(コンフォートクラス1)」「C2クラス(コンフォートクラス2)」がある。











 

ガラスカット体験の様子


◇「将来はガラス屋に」 子供向けイベント開催〈紙屋ガラス建硝〉

紙屋ガラス建硝(富山県黒部市、紙屋衛社長)は昨年10月19日、同社で子供向けイベント「紙屋ガラスフェスティバル」を開催。ガラス切りでのガラスカット体験などを通じて、地域の子供にガラス店の仕事を知ってもらい、将来の職業の選択肢の一つにしてもらうことや、保護者に同社やスタッフを知ってもらい、親しみやすい身近な会社であることをアピールした。









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