2024 7/5
 

◇物流関連費を改定へ 10月1日納入から 国内建築用板ガラス〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(前田一彦社長)は6月25日、2024年10月1日納入分から、国内建築用板ガラス製品の受注出荷条件(物流関連費)の改定を実施すると発表。具体的な改定内容は、個別に案内する。働き方改革関連法の猶予期限である今年3月末を経過し、物流業界の時間外労働の上限規制が適用されたことで、物流関連費用が急激に上昇している。同社グループは製造・物流拠点での作業効率化、配送効率改善などコスト低減の取り組みを実施しているが、全てのコスト上昇を吸収できない状況にあるという。同社はこうした状況を踏まえ慎重に検討した結果、現在の物流関連費では安定供給体制の維持が困難であるとの結論に至り、物流関連費改定を判断した。









◇LIXILが価格改定 住宅サッシ・玄関ドアも 9月2日受注から

LIXILは6月20日、一部の住宅用建材・設備のメーカー希望小売価格を改定すると発表。住宅サッシ・玄関ドアは9月2日受注分から10〜50%程度、水栓金具は10月1日受注分から3〜50%(平均12%程度)、「エコカラット」など一部を除くタイルは同日受注分から5〜19%(同18%程度)、それぞれ価格を引き上げる。










 

◇5ヵ月連続で出荷減 建築合わせも5ヵ月連続減〈一般社団法人板硝子協会〉

一般社団法人板硝子協会(島村琢哉会長)は6月1日、2024年3月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は6カ月ぶり、出荷は5カ月連続で減少した。複層ガラスは生産は4カ月連続、出荷は5カ月連続減。合わせガラスの生産と出荷は3カ月連続で減少。出荷のうち建築用は5カ月連続での減少となった。強化ガラスの生産は2カ月連続、出荷は3カ月連続での減少となった。板ガラスの生産は167万換算箱、前年同月比10.4%減。出荷は117万3000換算箱、同17.7%減だった。










 

◇国産木材窓 25年発売へ 「GREEN WINDOW」新しい選択肢〈LIXIL〉

LIXILは2025年、国産の無垢(むく)材を使った窓を発売する。快適な暮らしと環境負荷低減を両立する窓「GREEN WINDOW」の新しい選択肢。国産木材とアルミ押し出し材を組み合わせたアルミクラッド構造を採用し、高い断熱性能とスリムなフレーム、大開口による眺望性・デザイン性を兼ね備える。一般的に建材で使われている木材より耐朽性が高く、メンテナンス性が大幅に向上する。










 

建物と一体感がある水平ライン


◇両側支持タイプ追加 意匠性保ちながら大開口〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(豊岡史郎社長)は6月20日、カーポート「FU」に2台用、3台用両側支持タイプを追加した。「FU」はアルミ屋根が屋根下の温度上昇を抑え、車の冷房使用量を軽減できる。重量の軽減や部材の運びにくさを解消し、配送業者の負担を減らすオプションを設定した。両側支持タイプは正面からの意匠がフラットで、建物との水平ラインが一体感を演出。新しい排水設計で外観がすっきりし、屋根下の凹凸が少ないフラットでノイズレスなデザイン。デザイン性を保ちながら大開口を実現した。










 

奥行きがスリムですっきり納まる(右は断面図)


◇パナソニックが内窓 奥行きはスリムな55o

パナソニックハウジングソリューションズ(大阪府門真市、山田昌司社長)は7月8日、パナソニックの樹脂製内窓の販売を開始する。奥行き55oのスリムなフレームで窓額縁内に納まりやすく、室内空間になじむ。設置箇所の窓枠寸法が57oあれば取り付けられ、57o未満の場合、20oのふかし枠を取り付けて納める。薄型フレームでふかし枠の設置が少なくなり、約半日から1日で施工が完了する。断熱性能H―5等級、気密性能A―4(2)、遮音性能T―4(40)。









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