2024 3/15
 

◇APは3年連続売上最高 30年度にビル高断熱窓50%へ〈YKKグループ〉

YKKAPなどYKKグループは3月5日、東京都千代田区の秋葉原コンベンションホールで2023年度(2023年4月〜2024年3月)の連結業績予想、2024年度経営方針を発表。2023年度のAP事業の売上高は5399億円、 2022年度比6.2%増となり、3年連続で過去最高を更新。営業利益は250億円、同40.4%増と持ち直し、増収増益を見込む。









出場選手競技の様子


◇福岡で技能グランプリ 優勝は森長研光氏(大阪府)〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

さまざまな職種の1級技能士らが技能を競う「第32回技能グランプリ」が2月23日から4日間、北九州市の西日本総合展示場など5会場で開催された。ガラス施工の競技は同24日から2日間、西日本総合展示場本館で開催。全国板硝子商工協同組合連合会(宮代茂会長)から9人が出場し、優勝(厚生労働大臣賞・金賞=中央職業能力開発協会順位)は森長研光氏(大阪府)だった。












 

◇ロシア事業から完全撤退 建築・自動車用ガラス製販〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は、2023年2月から検討してきたロシア事業譲渡について、2月27日に譲渡を決定し完了。ロシア事業から完全に撤退した。建築用・自動車用ガラスを製造・販売するAGCボーグラスワークス社(ニジニ・ノブゴロド州、23年売上高146億円)と、建築用ガラスを製造・販売するAGCフラットガラス・クリン社(モスクワ州、同195億円)の2社をロシアの実業家イーゴリ・ミハイロヴィチ・レイティス氏に譲渡した。










 

新築で初めて「DI窓」を採用


◇医療施設に「DI窓」 14窓、新築物件で初採用〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は、換気しながら高断熱を実現する「DI窓(ダイナミックインシュレーション窓)」が、昨年10月に完工した福岡県大牟田市の医療施設「河野レディースクリニック」の病室など14窓に採用された。新築での「DI窓」採用第1号物件となる。医療施設は24時間体制で空調や照明、医療機器などを稼働させる必要があり、一般的な建物と比べて消費電力が多い傾向にある。










 

◇マンション窓戸別改修 カバー工法、1日で高性能窓〈LIXIL〉

LIXILは2月1日、カバー工法による取り換え窓「リプラスマンション用」を発売した。マンションの窓を戸別に、1日で高性能窓にリフォームできる。施工は室内での作業だけなので足場が不要で、騒音や粉じんが発生しにくい。従来の大規模改修用のビル向け商材では必須だった作図が不要なので、現場調査から施工までを数週間程度と短期間で終えることができる。














 

清家委員長


◇窓から窓へリサイクル 30年までに年間1万d活用〈樹脂窓リサイクル検討委員会〉

樹脂窓リサイクル検討委員会(清家剛委員長)は2月21日、東京都中央区の住友不動産六甲ビルで塩ビ工業・環境協会、樹脂サッシ工業会、一般社団法人日本サッシ協会の3団体と共同記者会見を開催した。清家委員長は「樹脂窓リサイクル量の目標は、2030年までに年間1万dくらいの再生材の活用を目指す。比較的やりやすいであろう工場の端材で8、9割、残りの1、2割は市中で解体したもの、あるいは改修工事から出てきた廃棄窓から回収する」と意気込みを語る。










 

電源をオン、オフすることで透明(左)、不透明に切り替わる


◇ガラス扉に調光フィルム 浴室のプライバシーを確保〈小笠原〉

フリーユニットバスの小笠原(福岡市博多区、小笠原正行社長)は2月13日から4日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された「第52回国際ホテル・レストラン・ショー」に出展。試作品のサウナ用水風呂ユニットバスを展示した。ホテルや温浴施設に設置されているサウナに併設することで、ワンランク上の浴室空間を演出する。新しい試みとして、ガラスドアに調光フィルムを貼付。電源をオン、オフすることで透明、不透明が瞬時に切り替わる。









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