2023 2/5
 

4月1日付で社長に就任する細沼氏(左)と代表権のある会長に就任する森氏


◇4月から細沼社長に 森社長は代表権ある会長〈日本板硝子〉

日本板硝子は1月30日、東京都港区のベルサール三田で記者会見を開催。4月1日付で、細沼宗浩副社長兼COOが社長兼CEO、森重樹社長兼CEOが代表権のある会長に就任すると発表。細沼氏は「新社長として取り組むべき内容は比較的クリアで、欧州を主とした自動車ビジネスの収益改善、ソーラーを含めた建築ビジネスの成長、高機能ガラスにおける新規ビジネス開拓によって、フリーキャッシュフロー創出力を高めて財務改善につなげていくこと。そこでは、脱炭素(Decarbonization)とデジタル(Digital)という二つの『D』がキーワードになる」と意気込みを語った。









◇溶解プロセス迅速化 デジタルツインで「COCOA」開発〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は1月23日、ガラス溶解プロセスで、現実空間の情報を元にバーチャル空間内に現実空間の環境を再現するデジタルツイン技術として、オンラインシミュレーターとデジタルプロトタイピングツールを統合した「CADTANK Online Computation and Optimization Assistant(COCOA)」を開発。2月から同社のフロート窯で本格的な運用検証を開始する。










 

◇工事積算工程を効率化 クラウドでデータ連携〈AGC〉

AGCは1月27日、グループ会社のAGCアメニテックの独自のガラス工事積算システム「R7」を使って、サプライチェーン間でガラスの品種、数量情報などのデータをクラウドで連携するトライアルを開始したと発表。2023年上期中に本格的な運用を開始する予定。サプライチェーン全体でのDXの取り組みによって、建築用ガラス業界の働き方改革を進めていく。










 

水素燃焼によるアルミ型材エージング処理を実際の製造工程で実験


◇水素燃料への転換始動 アルミ型材エージング処理 実証実験し成功〈LIXIL〉

LIXILは、脱炭素社会の実現に向けた事業活動でのイノベーションの取り組みの一つとして、水素燃料への転換を見据えた製造技術検証を本格的に始動している。昨年12月7日、世界初となる水素燃焼によるアルミ型材のエージング処理(出来上がったアルミ型材を炉に入れて熱処理し強度を高めること)を、実際の製造設備を使った製造工程で実験し成功した。














 

平常時は建物ファサードとしての機能、地震時は建物の被災状況を可視化して周囲に知らせるアラート機能を持つ10層鉄骨造オフィス試験体のイメージ


◇被災状況 即時に可視化 建物の動的特性評価実験へ参画 公開実験実施へ〈文化シヤッター、不二サッシ〉

文化シヤッターと不二サッシは、国立研究開発法人防災科学技術研究所が取り組む「10層鉄骨造オフィス試験体による建物の動的特性評価実験」で、産官学が連携して推し進める「アルミカーテンウオール内蔵型センサーアラートシステム」の研究・開発に参画。2月17日、兵庫県三木市の同研究所兵庫耐震工学研究センターで、地震による建物の被災状況を即時に可視化するシステムの実証を目的として、実際の中規模オフィスビルを再現した試験体に同システムを実装し、巨大地震にみられる震度7クラスの地震波を加振する公開実験を実施する。










 

「FCMフィックスタイプ」(施工中=上=と施工後)


◇浸水リスクを低減 連窓にインセット工法〈日昌グラシス〉

トップライトと特殊ガラス工事の日昌グラシスは、天窓専門メーカーの日本ベルックスと共同開発した次世代のフラットトップライト「FCMフィックスタイプ」を販売している。このほど、「FCM3046RC1」(連窓シリーズ)のRC1フレーム内にインセット工法を採用し、製品高さを低減。FCMフレームの下端がRC1フレーム内に隠蔽(いんぺい)されて露出しないため止水性が向上し、雨水浸水のリスクを低減する。











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