2022 2/25
 

建築ガラス事業部門アジア事業部日本統括部の大野義之営業部長(左)と山崎亨営業企画部長


◇価格転嫁に聖域なし 不退転の決意を貫く〈日本板硝子〉

板ガラスメーカー3社は昨年、10月から国内建築用ガラス製品を価格改定すると発表した。これまでは値上げのたびに、大口需要先向け、ゼネコン向けに対して価格を上げ切れなかったきらいがある。日本板硝子(森重樹社長)は今回、「価格転嫁に当たっては聖域をなくし、全ての方にお願いしている。一部の大口からはシェアダウンなども示唆されているが、やむを得ないとの覚悟でやる」という不退転の決意を貫く。建築ガラス事業部門アジア事業部日本統括部の大野義之営業部長に話を聞いた。









◇大幅な増収増益 売上高、純利益は過去最高〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は2月8日、2021年12月期連結決算を発表。売上高は1兆6973億8300万円、2020年同期比20.2%増。親会社の所有者に帰属する純利益は1238億4000万円、同278.5%増だった。製品販売価格の上昇と戦略事業の伸長によって、前期に比べ大幅な増収増益を達成した。










 

◇営業利益81%増加 建築用、高機能は増収増益〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は2月3日、2021年4〜12月期の連結決算を発表。売上高は4429億6100万円、2020年同期比24.0%増。営業利益は145億2400万円、同81.0%増、税引き前利益は154億4000万円に黒字化、親会社の所有者に帰属する純利益は86億3300万円と黒字化した。










 

◇増収、大幅な増益に ガラス事業は改善も損失〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は2月1日、2021年4〜12月期の連結決算を発表。売上高は1517億5700万円、2020年同期比10.8%増。営業利益は40億1800万円、同180.1%増、経常利益は70億2800万円、同417・9%増、親会社株主に帰属する純利益は42億2600万円と大幅に増加した。










 

新築部門大賞「風景と暮らす池畔の家」リフォーム部門大賞「日野町の古民家」


◇多様なニーズに向き合う 新築・リフォームへ応募2446点〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は2月16日、住宅施工例コンテスト「LIXILメンバーズコンテスト2021」の結果を発表。「新築部門」と「リフォーム」部門への応募作品2446点の中から、大賞各部門1点、準大賞同2点の他、地域最優秀賞を選定。大賞は新築部門が「風景と暮らす池畔の家」、リフォーム部門は「日野町の古民家」が受賞した。














 

枠材デザインタイプの施工例


◇アレンジ施工しやすく 高級感ある枠材追加も〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は3月1日、ファサードエクステリア「みられ」のバリエーションを拡充した。同商品は、外構職人が作り上げる湿式工法壁ならではの質感と高級感をリアルに再現した乾式工法壁。壁材とアルミ壁材を組み合わせたアレンジ施工の規格対応が可能になった。










 

◇告示改正で需要増 火災時に膨張し延焼防止〈杉村商事〉

杉村商事(大阪市西区、杉村亨社長)は、火災が発生すると膨張し、開口部を閉塞(へいそく)して延焼を防止する耐火材「フィブロック」の販売を予定している。2019年3月の告示改正で、防火窓は必要な性能が確認された樹脂サッシ、木製サッシ、耐熱強化ガラス、耐熱結晶化ガラスなどの仕様について、個別に大臣認定を受けなくても使用できるようになった。









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