2021 10/24・31
蓄電システムは、ピーク時間が予測されると送電網からコリングウッド工場に供給される電力を削減する
◇グループ初 蓄電システム 米社と提携 カナダ事業所に設置〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は10月8日、米コンバージェントエナジー+パワー社と提携し、同社グループ初の蓄電システムをカナダ・オンタリオ州のコリングウッド事業所に設置したと発表した。エネルギー消費量とCO2排出量の削減の施策の一環。コンバージェント社独自のソフトウエア「PEAK IQ」を使用しており、最もコストが高くCO2排出量が大きい送電網電力の消費ピーク時間帯に、工場の電力消費を低減することができる。
◇複層戸建て普及率98.5% 共同住宅は76.2%に減少〈板硝子協会〉
板硝子協会(清水正会長)は8月30日、2020年度の新築住宅の複層ガラス普及率を発表した。戸数普及率は戸建て住宅が98.5%、前年度比0.4ポイントの減少で、2年連続の増加から減少に転じた。うちLow-E複層ガラスは86.4%、同2.3ポイント増と4年連続の増加だった。マンションなど共同住宅の戸数普及率は76.2%、同1.5ポイント減。うちLow-E複層ガラスは56.5%、同9.8ポイント増加。増加は4年連続となった。
三浦氏のプレゼンテーション(上)と船井総研の伊藤氏のセミナー
◇工務店採用例を紹介 差別化トークセミナーも〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は9月29日と10月7日、販売店や工務店を対象にした「ALGEOプレゼンテーション2021オンラインセミナー」を計3回開催。546人が参加した。アルミ樹脂複合サッシ「ALGEO(アルジオ)」を継続して採用している工務店の取り組み事例の紹介、船井総合研究所による差別化できる営業トークのセミナーなど、「アルジオ」を活用した工務店の集客・受注向上につながる取り組み方を解説した。
ウェブサイトトップページ
◇新築以上の価値提供 性能向上リノベの会発足〈YKK AP〉
YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は10月1日、全国の住宅事業者を対象に、戸建て住宅のリノベーション活性化を目的とした「性能向上リノベの会」を発足。既存住宅に新築以上の価値を与える「戸建て性能向上リノベーション事業」に取り組みやすい環境を整え、市場の普及促進を図る。同社は2017年度からリノベーション事業者と共に「戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクト」に取り組んできた。これまでに得た知見やノウハウを基にして「性能向上リノベの会」を発足し、戸建て性能向上リノベーションのビジネス展開を支援する。
既存の住宅を生かして断熱リフォーム
◇家全体丸ごと断熱改修 既存生かしリーズナブル〈LIXIL〉
LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は10月1日、高性能住宅工法「まるごと断熱リフォーム」を発売した。新築(建て替え、住み替え)や大規模リフォームを検討する人に新しい発想の提案として、既存の住宅を生かしてリーズナブルに、新築の高性能住宅並みの温熱環境による健康・快適・省エネな暮らしを実現する。壁断熱、天井断熱、床断熱に窓やドアの開口部断熱を組み合わせて家全体を丸ごと断熱リフォームする。