2021 9/19・26
グリーンゲート事業所を訪れたスティーブ・ロザラムリバプール広域市長実験では約60台のロードタンカー(後方)を水素運搬に使用した
◇水素で建築ガラス製造 世界初の実証実験に成功〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は9月3日、水素エネルギーを使った世界初のガラス製造の実証実験を実施し、建築用ガラスを製造することに成功したと発表した。実験は8月後半の3週間、グループ企業の英ピルキントンユナイテッドキングダム社のグリーンゲート事業所(セントへレンズ)で実施した。ガラス製造の主燃料を水素に切り替えることができれば、製造時に溶融窯から排出されるCO2の大幅な削減につながり、脱炭素化への重要なステップとなる。
『ジチタイワークス』が地方自治体の防災に携わる部署に送ったリーフレット
◇相乗効果で訴求を DM、動画、ラジオなど〈機能ガラス普及推進協議会〉
機能ガラス普及推進協議会(清水正会長)は「10月10日は『窓ガラスの日』」「防災安全合わせガラス」「エコガラス」「エコガラスS」を周知するため、6月に『ジチタイワークス』に記事広告を掲載。自治体の防災に携わる部署に直接、避難所となる学校に「防災安全合わせガラス」を提案するリーフレットを配布してもらった。9月1日「防災の日」にニッポン放送でスポットCMを流し、9月18日からユーチューブチャンネル「そなえるTV」で「防災安全合わせガラス」を紹介。10月1〜29日の平日にTBSラジオで「窓ガラスの日」編のスポットCMを流す。自治体にDMで直接PR、ユーチューブ動画、ラジオCMなど多様なメディアチャンネルをうまく活用し、相乗効果で訴求する。
◇3ヵ月連続で出荷増 合わせ・強化出荷も増加〈板硝子協会〉
板硝子協会(清水正会長)は9月1日、2021年6月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産・出荷とも3カ月連続で前年同月より増加となった。複層ガラスは生産は21カ月連続で減少し、出荷も減少に転じた。合わせガラスは生産は3カ月連続で増加、出荷は4カ月連続の増加となった。出荷のうち建築用は7カ月ぶりの増加から減少に転じた。強化ガラスは生産・出荷とも4カ月連続で増加した。板ガラスの生産は192万6000換算箱、前年同月比57.4%増。出荷は170万8000換算箱、同21.9%増だった。
「HDS-4iα押しボタンスイッチ」非接触タイプ手かざし(非接触)での操作(右)の他、押しボタンでの操作も可能
◇非接触タイプ追加 押しボタンでも操作可能〈ナブテスコ〉
ナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)は9月8日、バリアフリートイレの自動ドア用「HDS-4iα押しボタンスイッチ」のラインアップに非接触タイプを追加した。既存製品で好評のユニバーサルデザインと、光と音声による操作案内などの機能はそのままに、バリアフリートイレの接触感染対策ニーズに応えるため、開閉ボタン部分に手をかざすと非接触でドアを自動開閉できる機能を加えた。バリアフリートイレを利用する人の中には、ボタンの前に手をかざすことが難しい人もいる。そういった人も対応できるよう、わずかな力で確実にボタンを押すことができる従来の大径ボタンは残し、「非接触(手かざし)」と「押しボタン」のどちらでも操作できるようにした。