2021 9/5・12
 

実証実験の様子


◇国内初の実証実験 透明太陽光パネルを建物窓に〈日本板硝子とENEOSホールディングス〉

日本板硝子(森重樹社長)とENEOSホールディングス(大田勝幸社長)は9月1日、ENEOSが出資し日本板硝子が共同開発している、米ユビキタスエナジー(UE)社が開発した透明な太陽光発電パネルを建物の窓として使用する実証実験を、国内で初めて実施すると発表した。国内の日照、気候条件下でのUE社製太陽光発電パネルの省エネ性能(遮熱性と断熱性)と発電性能について検証する。両社は共同で2021年9月1日〜2022年8月31日の1年間、日本板硝子の千葉事業所(千葉県市原市)内に設置した施設で定量的な評価をする。









ゼネコンなどに向け作成したガラス工事価格見直しの要請文書


◇値上げ要請文を作成 ゼネコンへの個別交渉へ〈全国板硝子工事協同組合連合会〉

全国板硝子工事協同組合連合会(橋本和明会長)はこのほど、国内板ガラスメーカー3社が10月1日納品分もしくは出荷分からの価格改定を発表したことを踏まえ、取引先に対するガラス工事価格見直しについての要請文書を作成。傘下の全国7地区工事組合理事長と連名で、「国内ガラス製品のメーカー出荷価格改定に伴うガラス工事価格の見直しについて」と題し、「今般のガラス材料の値上げは企業努力で吸収できるものでなく、企業の存続そのものが危ぶまれる状況と言わざるを得ない」と強い表現で訴える。メーカー各社の値上げ発表文書と、値上げについてまとめた業界紙の記事と共に活用するよう呼び掛ける。








 

◇子会社一部事業譲渡と拠点閉鎖 つくばの複層生産中止〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は9月1日、子会社のセントラル硝子販売(CGS、東京都杉並区)と、セントラル硝子プラントサービス(CGPS、三重県松阪市)の一部事業の譲渡と拠点閉鎖、一部拠点での生産中止について発表した。9月1日付で関東地区のCGS直販部門の一部拠点を事業譲渡し、事業譲渡対象外の拠点は、12月末での閉鎖を決めた。関東地区のCGSの特約店への販売業務は事業を継続する。7月末付でつくば工場(茨城県つくば市)での複層ガラスの生産中止、8月末付で大石製造所(三重県松阪市)での建築用強化ガラスの生産中止を決定した。










 

「ニッポン放送NEWS ONLINE」で防災に適した窓ガラスを紹介


◇「防災の日」にPR 防災安全合わせガラス〈機能ガラス普及推進協議会〉

機能ガラス普及推進協議会(清水正会長)は「防災の日」の9月1日、ニッポン放送とタイアップしてスポットCMを放送。ワイド番組「辛坊治郎ズームそこまで言うか!」に池田直輝板硝子協会調査役が生出演し、「台風時のガラスの防災対策」について説明。窓ガラスは身近過ぎて気にしている人は少ないと思われるが、「9月1日は『防災の日』なので、台風や地震などの災害に備えるために、けが(防災)や怖さ(防犯)から守ってくれる『防災安全合わせガラス』を覚えてほしい」と呼び掛けた。










 

「真鶴の家」の外観


◇省施工で工期短縮 新パネルが業界の課題解決〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は9月2日、ワールドハウジングクラブ(東京都中央区)、一般社団法人LIVING TECH協会(東京都渋谷区)と共働し、「真鶴の家」プロジェクトの実棟モデルを公開した。建設業界では職人不足や高齢化が進み、高性能化に伴って窓の重量が増えており、施工者の負担が増えている。本プロジェクトでは、ワールドハウジングクラブの新パネルユニット「未来パネル」を採用。省施工や工期短縮に貢献することで、建設業界のさまざまな課題を解決する。










 

「シングルタイプ」の内観


◇ファサードEX拡充 求めやすい裏面アルミも〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は9月1日、ファサードエクステリア「みられ」のバリエーションを拡充。裏面にアルミを使うことで求めやすい価格にしたタイプ、ハイクローズスタイルの外構に対応できる高さサイズを追加。より多様な施工プラン、設置場所などに対応できるようになった。「みられ」は、外構職人が作り上げる湿式工法壁ならではの質感と高級感をリアルに再現した乾式工法壁。外観に当たる表面、内観に当たる裏面とも壁材を使用し、高級感を演出する従来品「ダブルタイプ」に、裏面をアルミ壁材とした「シングルタイプ」を追加した。










 

ドア枠にはめ込むだけと簡単でスピーディーな設置


◇スチール扉の止水対策 扉枠にはめ込むだけ設置〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、小倉博之社長)は8月25日、スチールドア専用のアルミ製止水板「ラクセットSD(スチールドア)タイプ」を発売した。工場や倉庫、オフィスビルや商業施設の通用口などに設けられているスチールドアの浸水対策商品。ドアを開けた後、同商品をドア枠にはめ込み、ドアを閉じるだけで、簡単に、スピーディーに設置が完了する。










 

イタリアCMS社製「プロファイル3228DX」と加工したガラス


◇NC加工機を導入 大板化対応、リスク低減〈辻本〉

AGC特約店の辻本(大阪市平野区、辻本豊三郎社長)は、イタリアCMS社製縦型NC加工機「PROFILE(プロファイル)3228DX」を導入し、3月から稼働を開始している。最大加工サイズは3200×2800o、厚さは5〜19oに対応する。辻本社長は「NC加工機はスペース的に難しかったが、縦型なら置けるだろうということで導入した。加工する板が大きくなってきており、大きなものは人がやると危険が伴う。縦型は板を寝かさなくていいので、寝かせたり起こしたりして割れるリスクが少ない」と縦型のメリットを語る。









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