2021 7/18・25
 

◇国内建築ガラス値上げ 10月1日納品から10〜30%〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は7月15日、国内の建築用ガラス関連製品の価格改定を発表した。10月1日納品分から、フロートガラス、鏡、網入り板ガラス、型板ガラス、建築用加工ガラス製品の販売価格を引き上げる。引き上げ率は、フロートガラスと鏡が15〜20%、網入り板ガラスと型板ガラスが30%、建築用加工ガラス製品は10〜20%を予定する。







◇8月生産開始へ 「NSG Purity」ゾル─ゲルでコート〈日本板硝子〉

日本板硝子は、独自技術のゾル―ゲル法による抗菌・抗ウイルスガラスコーティングを開発。このほど、ユニークなコーティングとそれを施したガラスをよく知ってもらうため、「NSG Purity(エヌエスジーピュリティー)」と命名。6月に一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の「抗菌加工」「抗ウイルス加工」の両認証を取得した。今年8月には商業生産用コーティング設備の稼働を開始する。今後は自社のガラス製品としての販売の他、多様なガラスへのコーティングにも対応する。








 

◇「防災フィルム」が始動 市場拡大、地位向上へ〈日本ウインドウ・フィルム工業会〉

日本ウインドウ・フィルム工業会(WF工業会、内海貴洋理事長)は2021年度から、台風や突風時の飛来物による窓ガラスへの被害を防ぐ対策として、「防災フィルム」制度を始動する。建築ガラス用フィルムの1級技能士で、所定の講習を受講した「防災フィルム認定施工者」が施工することができるWF工業会独自の制度。6o厚のフロートガラスに「防災フィルム」適合製品を貼付し、四周にシーリング材を増し打ちしてサッシとガラスとフィルムを一体化させ、飛来物に対する耐衝撃性、安全性を高める。飛散防止や防犯と違う新しいカテゴリーを創出し、フィルムの市場拡大と1級技能士の地位向上を目指す。










 

◇出荷19ヵ月ぶりに増加 建築用合わせ6ヵ月連続減〈板硝子協会〉

板硝子協会(清水正会長)は7月1日、2021年4月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は14カ月ぶり、出荷は19カ月ぶりに前年同月より増加した。複層ガラスは生産・出荷とも19カ月連続減。合わせガラスは生産は4カ月ぶりに増加、出荷は2カ月連続で増加した。出荷のうち建築用は6カ月連続で減少。強化ガラスは生産・出荷とも2カ月連続で増加した。板ガラスの生産は181万換算箱、前年同月比4.5%増。出荷は164万5000換算箱、同16.1%増だった。










 

平能社長


◇4期ぶり最終黒字 建材事業は減収減益〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)は7月13日、2021年5月期の連結決算を発表。売上高は前年同期比4.0%減の3011億8400万円、営業利益は同126.7%増の45億6800万円、経常利益は同225.8%増の52億5100万円、親会社株主に帰属する純利益は16億8300万円(前期は15億3300万円の損失)で、4期ぶりの最終黒字となった。建材事業は新設住宅着工戸数が前年度を下回る状況が続いたことなどから、減収減益だった。












 

埼玉窓工場


◇埼玉窓工場に新ライン 樹脂窓「APW330」を生産〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は7月9日、埼玉窓工場(埼玉県久喜市)に新ラインを増設すると発表。首都圏の樹脂窓需要増加に対応する。新ラインでは主力商品の高断熱樹脂窓「APW330」を生産。自社製の独自の生産設備で、樹脂フレームの切断加工、溶着・部品付け工程、ライン内搬送を自動化した高効率な生産をする。新ラインの増設で省人化と高効率化を実現することで、同工場の樹脂窓生産能力を従来の約1.4倍に向上させる。設備投資金額は約13億円。










 

「リバーテーブル」の製作例


◇リバーテーブル開発 インテリア事業に参入〈エス・ビルド〉

オフィスの内装工事を手掛けるエス・ビルド(大阪市中央区、澤口貴一社長)はこのほど、自社生産を開始した「リバーテーブル」のオリジナルブランド「MURUI JAPAN(ムルイジャパン)」を立ち上げ、インテリア事業に本格参入する。木の本来の形を生かし、川(リバー)に見立てた部分にエポキシレジンを流し込んだデザインの「リバーテーブル」は、色彩豊かなデザインから、海外ではユーチューブ、インスタグラム、ピンタレストなどの動画・写真共有サイト、SNSを通じて数多くの作品が発信されている。









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