2021 5/9・16
 

◇21年3月期減収減益に ガラス事業 30億円赤字〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は5月11日、2021年3月期連結決算を発表した。売上高は1906億7300万円、2020年同期比14.3%減。営業利益は40億6400万円、同49.0%減。経常利益は47億4900万円、同44.6%減。親会社株主に帰属する最終純利益は12億3000万円、同80.8%減だった。ガラス事業の売上高は、国内建築需要の減少に加え、不採算取引の見直しによる影響、米国建築用加工ガラス事業からの撤退などによって30億2000万円の赤字となった。自動車用ガラスは新型コロナウイルス感染症による上半期の大幅な販売減による影響で、国内、海外ともに減少した。







◇原燃材料を自動管理 高砂・尼崎事業所に導入〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は、原燃材料の自動管理システム「Smart Inventory System」を開発。4月から関西工場高砂事業所(兵庫県高砂市)と尼崎事業所(同尼崎市)に導入した。これまで人手作業でしていた在庫確認、調達計画の立案、発注などの調達業務にDX(デジタルトランスフォーメーション)を導入することで、作業者の技能伝承を進めるとともに、年間1000時間の作業時間の削減を見込む。今後国内ガラス工場を中心に、他工場への展開も検討する。












 

◇出荷減 17ヵ月連続に 建築合わせ4ヵ月連続減〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は5月1日、2021年2月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は12カ月連続で前年同月より減少、出荷は17カ月連続で減少した。複層ガラスは生産・出荷とも17カ月連続減。合わせガラスは生産・出荷とも2カ月連続での減少となった。出荷のうち建築用は4カ月連続で減少した。強化ガラスの生産は2カ月連続の増加から再び減少。出荷は4カ月連続で減少した。板ガラスの生産は162万3000換算箱、前年同月比10.2%減。出荷は153万8000換算箱、同12.9%減だった。










 

説明する瀬戸社長


◇変革加速で増益に 生産性と業務効率向上〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は4月30日、2021年3月期の連結決算を発表した。継続事業に関わる金額では、売上収益は1兆3782億5500万円、2020年同期比9.0%減。事業利益は572億8800万円、同9.6%増、営業利益は358億4200万円、同12.0%増の増益。税引き前利益は338億400万円、同17.4%減、最終純利益は163億6800万円、同41.0%減となった。瀬戸社長は「変革を推進し、生産性と業務効率を向上させ、変化する消費者ニーズへの対応を加速させたことで、堅調な業績を達成することができた」と語る。










 

◇執行役員制度に統合 6月1日付 事業役員は廃止〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)は4月28日、役員制度の変更を発表した。6月1日付で現行の事業役員制度を廃止し、執行役員制度に統合する。同社は2012年6月から社内カンパニー制を導入し、建材事業、マテリアル事業、商業施設事業、国際事業の各カンパニーの職務を担当する者として事業役員を配置していた。事業役員制度を廃止することで、執行責任の明確化と意思決定の迅速化を図る。














 

施行前(上)と施工後


◇マンション窓戸別改修 室内からアルミ樹脂複合窓に〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は4月5日、マンション窓向けリフォーム商品「マドリモ断熱窓マンション用」を発売した。既設の窓枠を取り外すことなく、室内から新しい断熱窓(アルミ樹脂複合窓)へ簡単にリフォームできる。マンションの窓改修は、共用部分であることや費用捻出が課題になってこれまであまり進んでいなかったが、同商品は計画修繕時のマンション1棟での窓改修ではなく、区分所有者1戸単位での窓改修に対応する。室内から施工できるので、足場を組む必要がない。部品は全て室内側から取り付けることができる。












 

◇耐風圧性能を向上 「アルジオ」にS-5仕様〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は5月6日、アルミ樹脂複合サッシ「アルジオ」に耐風圧性能が業界トップクラスの「S-5仕様」(JIS等級)を追加した。従来の「アルジオ」の耐風圧性能(S-4仕様)をワンランク向上させ、最大瞬間風速62m/sの耐風圧性能を実現。さらなる耐風へのニーズに応える。アルミ部分の肉厚を厚くして剛性を高め、強風にあおられた際の風圧による障子の変形が少ない。開閉もスムーズにできる。














 

飛沫防止パーティション「安心オフィスガード」組み合わせ例


◇ポリカ製間仕切り 組み立て・分解が容易〈新光硝子工業〉

新光硝子工業(富山県砺波市、新海伸治社長)はこのほど、新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染防止パーティション「安心オフィスガード」を発売した。ポリカーボネート製で高い衝撃強度があり、組み立て・分解、持ち運びが容易。透明性が高くコミュニケーションを損ねない。難燃性で、どこでも使用できる。ジョイントパーツを使うことで、さまざまなシチュエーションに合わせて自由に組み合わせが可能。標準で下部に緩いアールカットを施しており、下部の開口で書類の受け渡しができる。ポリカーボネート製なので割れにくい。









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