2021 4/4・11
◇堺のフロート窯を休止 松阪の2窯(フロート網入り磨き)に集約〈セントラル硝子〉
セントラル硝子(清水正社長)は3月29日開催の取締役会で、国内建築ガラス事業の構造改善実施を決定した。稼働率の低下が懸念される松阪工場の型板窯と、堺製造所のフロート窯を2021年度中に休止し、板ガラスの生産設備を現状の4窯から2窯体制に縮小する。松阪工場のフロート窯と網入り磨き板ガラス窯は生産を継続し、フロートガラスは松阪工場のフロート窯に集約、建築用と自動車用を併産対応する。今後は資産の圧縮と効率的な活用を進め、事業収益の改善を目指す。
窓事業戦略を発表する吉田聡執行役専務兼LIXILハウジングテクノロジージャパン担当窓商品戦略を説明する田村光宏理事兼LIXILハウジングテクノロジージャパンサッシ・ドア事業部長
◇全窓シリーズを刷新 総合的な性能重視へ〈LIXIL〉
LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は、2022年3月期中に国内外の窓シリーズを刷新。窓に求められる本質的な価値を、アルミ、樹脂、アルミ樹脂複合といった窓枠の素材だけでなく、ガラスを含めた断熱、気密などの総合的な性能、スリムなフレームと大開口による開放感があるデザイン、気候や環境に適応する強度などに置く。国内は全てのアルミ窓、樹脂窓、アルミ樹脂複合窓の全窓シリーズの高性能化を推進し、2026年3月期までに高性能窓比率100%を目指す。
鋳物門扉「ジオグランテ」1型
◇高尺で重厚な意匠 アルミ鋳物と型材合わせて〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は3月1日、鋳物門扉「ジオグランテ」を発売した。アルミ鋳物とアルミ型材を組み合わせ、高尺で重厚感があるデザインを実現。マルチルーフ「ビームス」、ファサードエクステリア「みられ・美楽麗」などと組み合わせることで、重厚感がある外構をトータルに提案できる。一枚物のアルミ鋳物では製造範囲上作れなかった高尺門扉を、複数枚の鋳物パネルとアルミ型材を組み合わせることで実現。高さは最大2000oで、1600o、1800oの3サイズがある。幅は800oと900o。
スマートフォンでシャッターを開閉できる
◇IoT化の電動タイプ ガレージシャッター〈文化シヤッター〉
文化シヤッター(東京都文京区、小倉博之社長)は3月1日、ワイド間口に対応したガレージシャッター「ポルティエ」、電動静音アルミシャッター「御前様(ごぜんさま)」をIoT化した電動タイプ「ポルティエ・スマートタイプ」「御前様・スマートタイプ」を発売した。ガレージシャッターでは初のワイヤレス集中制御システム「セレコネクト2」に対応。従来のリモコンでの操作に加え、スマートフォンにインストールしたアプリで、屋内外からシャッターを操作できるようになった。スマートフォンに通知が届くので、外出先でシャッターの状況を確認できる。