2021 3/21・28
 

あいさつする橋本和明会長


◇ゼネコンが過当競争 原価・人件費増で板挟みも〈全国板硝子工事協同組合連合会〉

全国板硝子工事協同組合連合会(橋本和明会長)は3月17日、仙台市青葉区のTKPガーデンシティ仙台で理事会を開催。コロナ禍で仕事量が減少し、大手ゼネコン同士、大手と地場のゼネコンが過当競争を再び繰り返す様相が広がり、受注価格が下がる一方、ガラス価格、人件費が上がり、板挟みになっている業者も現れ始めた。登録硝子工事基幹技能者は通常講習を昨年10月3〜4日に大阪で開き、14人が合格。更新講習は通信教育方式で講習と試験を実施し、83人が合格。基幹技能者総数は397人となった。2021年度の第37回通常総会は、6月11日に東京で開催する予定。






 

◇1級95人、2級76人合格 技能検定 合格率は前年度比上昇〈職業能力開発協会〉

各都道府県の職業能力開発協会はこのほど、2020年度のガラス施工技能検定試験1級・2級の合格者を発表。受検申請は1級が計178人、2級が計120人。うち合格者は1級が95人で合格率は53.4%、2級が76人で合格率は63.3%だった。2019年度は受検申請が1級199人、2級155人で、合格者は1級82人(合格率41.2%)、2級70人(合格率45.2%)。申請者数は1級が19年度比10.6%減、2級は同22.6%減といずれも減少した。合格者数は1級が同15.8%増、2級は同8.5%増とどちらも増加した。合格率は1級が12.2ポイント、2級は18.1ポイント、共に19年度より上昇した。








 

◇出荷5年ぶり減少 複層ガラスは3年連続減〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は3月1日、2020年の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2年連続で前年を下回った。出荷は5年ぶりの減少となった。複層ガラスは生産・出荷とも3年連続で減少。合わせガラスの生産は5年ぶりに減少、出荷は6年ぶりに減少となった。出荷のうち建築用は4年ぶりの減少だった。強化ガラスの生産は2年連続で減少。出荷は3年連続の減少だった。2020年の板ガラスの生産は1976万2000換算箱、2019年比22.1%減だった。出荷は1926万5000換算箱、同21.1%の減少となった。








 

◇組織変革へ取り組み加速 新役員体制を発表〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は3月22日、6月開催の定時株主総会に提案する取締役候補者と4月1日決議予定の執行役体制案を発表した。戦略実行力を高め、ガバナンスを強化することを目的に経営管理体制を再定義し、4月1日からより簡素化された新体制に移行となる。実力主義を徹底し、多様性のあるグローバルなチームを構築することが目的。経営幹部の人数は50人から新任役員10人を含め32人になる。組織の機動力を高めるため、全社で管理職以上の役職の統一を進めてきたが、4月1日付で移行が完了。瀬戸社長は「豊かで快適な住まいの実現に向けて、変革の取り組みを加速させていく」と述べる。








 

折板屋根を採用した「ビームス」


◇高い強度とデザイン性 カーポート・マルチルーフ〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は3月1日、カーポート・マルチルーフ「ビームス」を発売した。強風対策として一般地域でも需要が高まっている折板屋根を使用。業界トップレベルの耐風圧強度を保ちながら、スマートなデザインを実現。高い強度と意匠性を備え、カーポートの他、趣味などを楽しむスペースとしても使える。近年、異常気象が増加傾向にあることから、住環境への安心・安全への意識が高まっている。コロナ禍で自宅で過ごす時間が増えたことで、家の中での生活を快適にする空間づくりが注目されている。








 

ドアハンドル、自動販売機やエレベーターのボタンに簡単に貼れる


◇SIAA認証取得 抗ウイルス機能シート〈アイケーシー〉

アイケーシー(大阪市東淀川区、成瀬基樹社長)はこのほど、一般社団法人抗菌製品技術協議会(SIAA)の抗ウイルス加工の認証を取得した、屋内用抗ウイルス機能シート「Vシールド」の販売を開始した。基材フィルムに抗ウイルス剤を練り込んであるので、長期間効果を維持する。粘着剤は気泡が抜けやすく、再剥離できるので、簡単に貼れてきれいに剥がせる。









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