2021 3/14
 

山本亨墨田区長(左)と宮之本昭二日本板硝子建築ガラス事業部門日本統括部長曳舟文化センターに設置


◇防災、防犯の象徴に 墨田区文化センターに寄贈〈日本板硝子と日本板硝子ビルディングプロダクツ〉

日本板硝子(森重樹社長)と日本板硝子ビルディングプロダクツ(岩城克利社長)はこのほど、東京都墨田区の曳舟文化センターに防災安全合わせガラス「ラミペーンシェルター」を寄贈。日本板硝子がガラスを提供し、沖ガラス(東京都墨田区、足立貴弘社長)が施工した。3月3日に墨田区役所で寄贈式が開催され、宮之本昭二日本板硝子建築ガラス事業部門日本統括部長が山本亨墨田区長に寄贈品の目録を手渡し、山本墨田区長から感謝状が贈られた。山本墨田区長は「墨田区としても防災、防犯に力を入れており、その象徴となるべく『ラミペーンシェルター』が設置されたことで、区としてもPRしていく」と謝辞を述べた。








 

◇無色透明でゼロ膨張 結晶化ガラス「セラピュア」〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(大津市、松本元春社長)は2月25日、無色透明で熱膨張係数がゼロの結晶化ガラス「セラピュア」の開発に世界で初めて成功し、サンプルの供給を開始すると発表した。従来のゼロ膨張結晶化ガラスは、結晶化に必要な成分が着色の要因となるという根本的な課題を抱えており、課題の解消は極めて困難で無色化はほぼ不可能と考えられていた。同社はゼロ膨張結晶化ガラスの新しい用途開拓と発展のため、化学組成を抜本的に見直すことで、着色の要因になる成分を使用することなく所望の結晶を析出させることに成功した。








 

◇電子材料ガラス撤退 需要減で業績悪化受けて〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は2月22日、同日に開催した取締役会で、ガラス事業の一部である電子材料用ガラス事業からの撤退を決定したと発表。同社は連結子会社の台湾信徳玻璃(玉田保浩董事長)と電子材料用ガラス事業を展開してきた。電子材料用ガラス事業を取り巻く環境の変化に伴い、電子材料用途でのソーダライムガラスの需要が減少し、同事業の業績は悪化している。こうした中、今後の事業環境を踏まえた事業存続の可能性とガラス事業の中での電子材料用ガラス事業の位置付けを含め、あらゆる点で慎重に検討した結果、抜本的な業績改善は困難であり、電子材料用ガラス事業から撤退することが最善との判断に至ったという。










 

パレットの適正使用を呼び掛けるポスター


◇全国安全、複層が賛同 パレット適正使用推進加速〈板硝子協会とメーカー3社〉

板硝子協会と会員会社であるAGC、日本板硝子、セントラル硝子の国内板ガラスメーカー3社は昨年1月から、ガラス製品配送用のリターナブルパレット(鉄製パレット・ラックなど)の積極的な回収促進に向けた活動に取り組んできた。今年3月から、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会の賛同を得て、所属する会員各社への周知を図るとともに、リターナブルパレットが流通している関係先に対しても、より一歩踏み込んだ「適正使用に関する共同宣言書」を送付。パンフレットやポスター、業界紙紙面を通じて、サプライチェーン全体に認知を広げながら、リターナブルパレットの適正使用推進を加速させる。










 

「リフォームシャッターバルコニー納まり」


◇2階バルコニーに設置 リフォームシャッター FRP防水に傷付けず〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は2月1日、高い耐風圧性能を誇る「リフォームシャッターバルコニー納まり」を発売した。住宅2階のFRP防水バルコニーへの後付けに対応する。洗濯物を干すなど毎日の出入りに配慮して安心の下枠強度を実現した。FRP防水に傷を付けることなく設置でき、大開口にも対応。これまでシャッターは防犯対策として1階だけに設置することが多かったが、同社は昨今の台風の大型化に伴い、2階にも台風時の飛来物対策としてシャッターを取り付けることを推奨する。










 

最大4000パスカルの耐風圧性能を実現した高強度オーバースライディングドア


◇業界最大の4000パスカル 耐風圧性能高い開口部〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は、大型台風対策に適した高耐風圧仕様の開口部製品「ウインドブロックシリーズ」を販売している。大型物流倉庫、工場などの台風対策向けで、重量シャッター、高強度オーバースライディングドア、窓シャッターの他、既設・新設シャッターに後付けできるシャッターガードがある。重量シャッター、高強度オーバースライディングドアの耐風圧性能は、業界最大の風速81m毎秒相当の4000パスカルを実現する。






 

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