2021 2/7・14
 

◇「防災安全合わせガラス」普及 非住宅でも「エコガラス」〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹社長)は1月22日、合同委員会を開催。2020年度の活動報告と2021年度の活動方針を発表した。板ガラス流通業界と関係が深い建築委員会(千代田万平委員長)は本年度の活動方針を、大規模地震や台風・竜巻などの自然災害に強い建物づくりのための「防災安全合わせガラス」の普及促進、省エネと健康・環境に配慮した住宅・建築物に寄与できる「高性能エコガラス」の非住宅を含めた普及促進、ガラスの特性や使い方についての正しい知識を広く伝える─の3本柱とする。








 

◇コロナ禍で減収減益 戦略事業は業績拡大〈AGC〉

AGC(平井良典社長)は2月5日、2020年12月期連結決算を発表した。売上高は1兆4123億600万円、2019年同期比7.0%減。営業利益は757億8000万円、同25.4%減、税引き前利益は571億2100万円、同25.0%減、親会社の所有者に帰属する最終純利益は327億1500万円、同26.4%減だった。ガラス事業と化学品事業が新型コロナウイルス感染拡大の影響を強く受けたが、戦略事業は影響を受けず業績が拡大した。自動車用ガラスや建築用ガラス、輸送機器向けフッ素関連製品などはコロナ禍での需要減少の影響を受けた。










 

◇出荷14ヵ月連続減少 建築合わせは再び減に〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は2月1日、2020年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は9カ月連続で前年同月より減少、出荷は14カ月連続で減少した。複層ガラスは生産・出荷とも14カ月連続減。合わせガラスの生産は14カ月ぶりに増加。出荷は10月の増加から減少に転じ、うち建築用の出荷も減少した。強化ガラスの生産は14カ月連続減、出荷は10月の増加から減少となった。板ガラスの生産は169万5000換算箱、前年同月比21.1%減。出荷は177万換算箱、同16.9%減だった。










 

◇超高層対応「DI窓」 室温影響少なく換気可能〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は2月1日、室温への影響が少ない換気が可能な超高層マンション対応「DI窓(ダイナミックインシュレーション技術を用いた窓システム)」を発売した。耐風圧性能、水密性能を向上させ、低層階だけでなく、高い省エネ性能が求められる200m級のZEH-M(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス・マンション=ゼッチ・マンション)にも対応できる。1月22日に同社本社敷地内に「DI窓」の常設展示場を開設。「DI窓」の特設ウェブサイトも公開した。










 

「テラスVS」


◇全国で使える基準風速 大型・多発の暴風雨に備え〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は3月1日、強さと美しさを両立した「テラスVS」を発売する。大型化・多発する台風などの暴風雨に備え、全国どの地域でも使える基準風速秒速46m地域対応を実現し、安心と安全を追求した。室内とつながりがある開放的な空間、涼しくプライバシーが守られたテラス空間、2階の洗濯物干し場などさまざまな利用シーンに対応し、新しい日常に即して増加した家で過ごす時間を快適・便利にする。屋根を支えるフレームのピッチを540oにすることで、風によるパネルの抜け強度を高めた。










 

従来製品と比べて細菌などの増殖割合を100分の1以下に抑制


◇遮熱、低反射なども 多彩な機能で抗菌・抗ウイルス〈リケンテクノス〉

リケンテクノス(東京都千代田区、常盤和明社長)は、抗菌・抗ウイルス性、安全性を認証するSIAAマークを取得したフィルム「リケガード」シリーズを販売している。銅イオンがフィルムに付着したウイルスを引き寄せ、活性酸素で撃退。エンベロープあり・なしの両タイプのウイルスを99.99%以上減少させる。同社が持つ基材、粘着剤の技術と組み合わせた、飛散防止効果を持つ建築用、遮熱効果を持つ自動車用、自動販売機やデジタルサイネージにも使える屋外用、映り込みを軽減する低反射タイプ、耐久性に優れた貼って剥がせるタイプ、フェースシールドに使える両面コートタイプなど、用途に応じてさまざまな商品がある。









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