2020 12/20
 

電磁波遮蔽タイプ「WAVETRAP-S」


◇透明で 電磁波を遮蔽・吸収 通信誤認識などリスク軽減〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は12月14日、従来はなかった透明で電磁波を遮蔽(しゃへい)・吸収するガラス「WAVETRAP」(ウエーブトラップ、商標登録出願中)を開発したと発表した。多様な電磁波が飛び交うことによってネットワークの混線や通信の誤認識、機器の誤作動や故障が発生するリスクを軽減する。電磁波遮蔽タイプの「WAVETRAP-S」と電磁波吸収遮蔽タイプの「WAVETRAP-AS」がある。2021年中の販売開始を目指す。








 

◇板ガラスフォーラム延期 21年11月26日に開催へ〈板ガラス業界8団体〉

板ガラス業界8団体が一堂に会する、2021年の第23回板ガラスフォーラムは、11月26日に開催の延期が決まった。会場は東京都港区の品川プリンスホテル。21年は6月11日に同会場で開催することで検討を重ねてきたが、国内の新型コロナウイルス感染拡大の状況を鑑み、業界関係者の安全面を最優先に考慮し、延期することに決定した。










 

最優秀賞の作品


◇応募作品数は237点 課題「幸せな空間をつくるガラス」〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(大津市、松本元春社長)は12月2日、東京都港区のTKPガーデンシティ品川で、「第27回空間デザイン・コンペティション」表彰式・懇親会を開催した。新型コロナウイルス感染防止のため、審査委員、コーディネーター、主催者は会場に参集、受賞者はリモートで出席し、懇親会はオンラインで実施した。今回の課題は「幸せな空間をつくるガラス」。237点の応募作品の中から、最優秀賞1点、優秀賞1点、入選8点の計10点を選んだ。最優秀賞は門田健嗣氏(珥_史子建築設計事務所)の「空と光の野生」が受賞した。










 

表彰式の様子新谷総務副大臣(左)と金子社長


◇「総務大臣賞」を受賞 テレワーク先駆的取り組み〈八尾トーヨー住器〉

八尾トーヨー住器(大阪府八尾市、金子真也社長)は、総務省がテレワークで特に先駆的な取り組みをしている企業・団体を表彰する2020年度「テレワーク先駆者百選総務大臣賞」を受賞した。11月30日に東京都千代田区で開催された表彰式で、新谷正義総務副大臣から賞状を贈られた。金子社長は同社の取り組みを紹介し、「中小企業にとっては人材採用、離職者の抑制という意味で非常に効果があった。東京や大阪の中心でなくても、大企業でなくてもテレワークの導入や活用は可能で、地方や中小企業こそ取り入れなければ、事業を継続できるような未来はないのではないか」と述べた。










 

◇上半期総生産2桁減 20年度 通期は持ち直し見込み〈全国自動ドア協会〉

全国自動ドア協会(JADA、箱田大典会長)は11月26日、2020年度上半期の自動ドアの需要動向、消費者庁への協力、自動回転ドアの現況など事業活動を報告。20年度上半期の自動ドア生産台数の実績と通期見込み台数は、国内向けの上半期実績は5万9000台、19年度同期比10.2%減。海外向けは6000台、同14.0%減。総生産台数は6万5000台、同10.6%減。通期見込みは、総生産台数が13万8000台、同7.4%減と下半期で若干持ち直しを見込む。国内向け生産台数は、東京オリンピック需要の一巡に加え、新型コロナウイルス感染拡大に収束が見られず、前年割れを見込む。










 

東京ビッグサイトの敷地内に設置されている


◇再エネ活用の新提案 太陽光内蔵ガラス導光板〈宮吉硝子、大林道路、早水電機工業〉

宮吉硝子(名古屋市昭和区、立木元規社長)はこのほど、大林道路(東京都千代田区、福本勝司社長)、早水電機工業(神戸市長田区、藤井純一社長)と共同で、太陽光パネル内蔵型ガラス導光板ユニット「SOLARWAY(ソーラーウェイ)」を開発した。透過性、耐候性に優れた高透過ガラスをLEDで自発光させることができるガラス導光板、滑り止め加工を施した「ノンスリップ仕上げ強化ガラス」を太陽光パネルに組み合わせ、ユニット化した。日中に発電・充電した電力をさまざまな用途に活用でき、再生可能エネルギーの新しい活用方法として提案する。









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