2020 11/15
西孝博三協アルミ社社長
◇新スローガン掲げ前進 「僅差は格差。もう一手間、一工夫、一円、一秒」〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社社長に今年8月、西孝博氏(三協立山取締役常務執行役員)が就任した。6月までの3年間はエクステリア事業部長として同事業の成長・発展に手腕を発揮。三協アルミ社社長に就任早々、新しいスローガン「僅差は格差。もう一手間、一工夫、一円、一秒にこだわろう」を掲げ、コロナ禍の中、社員の意識改革を迅速に進める。
デザイン性、安全性、遮音性に優れるガラスブロックは学校などに採用されることが多い
◇防火設備、アルミ枠で対応 業界初のガラスブロック〈日本電気硝子〉
日本電気硝子(大津市、松本元春社長)はこのほど、同社ガラスブロックがアルミニウム製枠を使用した大臣認定防火設備(個別認定品)を取得したと発表した。ガラスブロックは145o角、190o角の2種で、アルミニウム製枠を使用したガラスブロックの個別防火認定取得は業界初。ガラスブロックはデザイン性、安全性、遮音性などに優れており、幹線道路に面した幼稚園、保育園、学校などで採用されることが多いという。アルミニウム製枠の個別防火認定を取得したことで、防火地域でのガラスブロックのさらなる拡販を狙う。
◇住宅建材・設備値上げ 21年4月1日受注分から 浴室など1〜15%〈LIXIL〉
LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は11月5日、トイレ、浴室など一部の住宅用建材・設備のメーカー希望小売価格を2021年4月1日受注分から引き上げると発表した。改定率は1〜15%程度。原材料価格や物流費の高騰が続く中、全社挙げて生産性の向上、合理化によるコストダウン、諸経費の削減によって製品価格の上昇を抑制してきたが、企業努力だけの対応は困難と判断し、メーカー希望小売価格改定を決めた。
◇日本板硝子は大幅な減収減益 建築ガラス、コロナ影響
日本板硝子(森重樹社長)は11月5日、2020年4〜9月期の連結決算を発表。売上高は2215億3100万円、2019年同期比23.2%減だった。4〜6月期に急激に需要が減少したが、7〜9月期は大きく回復した。営業利益は32億3800万円、同78.2%減、税引き前損益は損失159億7200万円、親会社の所有者に帰属する純損益は損失173億1500万円。建築用ガラス事業は新型コロナウイルス感染拡大による需要減少の影響を受け、減収減益となった。
◇セントラル硝子、営業損失計上 ガラス事業は減収減益
セントラル硝子(清水正社長)は10月30日、2020年4〜9月期の連結決算を発表。売上高は840億3000万円、2019年同期比23.3%減だった。営業損益は7億3200万円の損失、経常損益は10億800万円の損失、親会社株主に帰属する純損益は19億9000万円の損失。新型コロナウイルス感染症の影響による世界的な景気悪化の影響を受けた。ガラス事業は建築用ガラス、自動車用ガラスとも売上高が大幅に減少し、減収減益となった。
燻R社長がウェブ決算説明会で説明
◇減益も期初予想上回る 通期連結業績を上方修正〈三和ホールディングス〉
三和ホールディングス(東京都新宿区、燻R靖司社長)は11月2日、2020年4〜9月期連結のウェブ決算説明会を開催した。売上高は1909億4900万円、2019年同期比4.1%減。営業利益は95億7900万円、同13.4%減、経常利益は90億6900万円、同15.9%減、親会社株主に帰属する純利益は58億700万円、同16.4%減だった。コロナ禍で厳しい環境の中、各利益ともに期初予想を上回ったが、連結実績は減収減益。4〜9月期連結の新型コロナウイルスの影響が想定ほどではなかったこと、足元の経済回復基調が継続するとの前提に基づき、2021年3月期通期の連結業績予想を上方修正した。