2020 9/6
 

「防災安全合わせガラス」のロゴマーク


◇中間膜60ミル以上 「防災安全合わせガラス」に〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)はこのほど、これまで使用してきた「防災安全ガラス」の呼称を廃止。昨今頻発しているさまざまな自然災害に対して分かりやすく一般消費者に安全で安心な生活を提供するために、 防災性能の起因となる中間膜の厚みの違いによって、「防災安全合わせガラス」(中間膜60ミル以上)、「安全合わせガラス」(同30ミル以上60ミル未満)、「合わせガラス」(同30ミル未満)と呼称を明確にした。








 

AIQ&Aシステム「匠KIBIT」使用時の様子


◇DX銘柄2020に選定 AIQ&Aシステムなど〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は、経済産業省が東京証券取引所と共同で選定する「DX(デジタルトランスフォーメーション)銘柄2020」に選定された。AI(人工知能)Q&Aシステムの開発などの取り組みが評価された。経済産業省と東京証券取引所は、中長期的な企業価値の向上や競争力強化に結び付く戦略的IT(情報技術)投資の促進のため、2015年から「攻めのIT経営銘柄」を選定。本格的なデジタル時代の到来を控え、日本企業のDXを加速していく観点から、今年からDXに焦点を当てた「DX銘柄」に改めた。










 

「メタロ超分子ポリマー」を使って作製したEC調光ガラス(右は3ボルトの電圧をかけて色が消えた後に電源をオフにした状態、左はマイナス3ボルトの電圧をかけて色が元に戻った後に電源をオフにした状態)


◇低価格化が可能に 調光ガラス材料を安定供給〈NIMSとTCI〉

国立研究開発法人物質・材料研究機構(NIMS、橋本和仁理事長)と東京化成工業(TCI、東京都中央区、浅川直幸社長)は6月26日、共同で電気をかけると色が変わる材料「メタロ超分子ポリマー」を安定的に供給できる合成プロセスを確立したと発表した。NIMSは2005年、電気で着色と透明が切り替わるエレクトロクロミック(EC)材料を使った調光ガラスの低価格化が可能な塗布で製膜できる同材料を開発。量産に向けた生産プロセスの開発が期待されていた。TCIが6月30日から同材料の一般販売を開始。今後同材料の普及によって、遮光状態と透明状態を電気で切り替える調光ガラス窓の市場拡大が期待される。










 

「G-1」「G-1ss」


◇屋根下空間にゆとり サイズ増え対応力が向上〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、平能正三社長)・三協アルミ社(西孝博社長)は9月1日、積雪地域用折板カーポート「G-1」のバリエーションを拡充。サイズの種類を増やし、カースペースを大きくすることで敷地対応力が向上。屋根下が涼しいという折板屋根の特徴を生かし、ゆとりあるカースペースをライフスタイルに合わせて利用できる。新型コロナウイルス感染症の感染予防のため自宅で過ごす時間が増え、カーポートの利用方法が多様化していることに対応した。「G-1」の耐風圧強度を踏襲した一般地域用「G-1ss」もバリエーションを拡充した。










 

飛沫防止パネルの設置例


◇消毒・除菌が容易 耐薬品性高いポリカ製〈東邦シートフレーム〉

東邦シートフレーム(東京都中央区、鈴木康友社長、047・484・6215=ポリカ事業推進部)は新型コロナウイルスの飛沫(ひまつ)感染を予防する対策として、ポリカーボネート樹脂製の飛沫防止パネルとフェースガードの販売を開始した。従来のアクリル樹脂製やPET樹脂製の飛沫防止パネルやフェースガードは、除菌用の高濃度アルコールや熱湯での消毒ができない場合があるのに対し、ポリカーボネート樹脂製は耐薬品性に優れ、常温高濃度アルコールや煮沸(熱湯)消毒による除菌が容易なのが特長。ガラスと同等の透明性があり、耐衝撃強度が高いため破損による二次災害も防げる。自己消火性があり燃えにくく、欧州規格EN13823を取得している。









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