2020 8/9・16
 

左から宮地伸二副社長、島村琢哉社長


◇営業益50.4%減 コロナ禍影響大 ガラスが営業赤字〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は2020年1〜6月期連結決算を発表した。売上高は2019年同期比11.2%減の6545億4500万円。営業利益は同50.4%減の205億7900万円、税引き前利益は同61.3%減の164億5600万円、親会社の所有者に帰属する純利益は同64.6%減の114億4000万円となった。電子部材、液晶用ガラス基板、ライフサイエンス事業は好調だった半面、コロナ禍の影響を受けた自動車用ガラス、建築用ガラスの需要は減少、販売価格の下落によって2019年同期に比べ大幅な減益となり、ガラス事業は208億円の赤字となった。








 

新宿住友ビルの「三角広場」(内側)新宿住友ビル外観


◇合わせLow―E複層 新宿住友ビル 三角広場に〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は、住友不動産が7月1日に東京都新宿区に開業した新宿住友ビル「三角広場」に、同社製品の合わせガラスを使用したLow―E複層ガラスが採用された。同施設を覆う高さ最大25mのガラスの大屋根に、快適性と安全性を考慮し、合わせガラスを使用したLow―E複層ガラスを提案し、採用された。リニューアルオープンした新宿住友ビルは、52階建ての足元にガラスの大屋根が架けられた全天候型のイベント空間「三角広場」(約3250u)が新設された。










 

◇営業益7割超減少 ガラスは営業損失拡大〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は7月31日、2020年4〜6月期連結決算を発表。売上高は450億7700万円、2019年同期比16.8%減だった。営業利益は4億2400万円、同75.6%減、経常利益は12億6000万円、同39.0%減、親会社株主に帰属する純利益は6億900万円、同54.1%減。ガラス事業は営業損失が拡大し、建築用ガラス、自動車用ガラスとも売上高が大幅に減少した。










 

◇出荷が前年比半減 減少は8ヵ月連続に〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は8月1日、2020年5月の板ガラス生産・出荷動向を発表した。板ガラスの生産は3カ月連続で前年同月より減少。出荷は前年同月のほぼ半減となり、減少は8カ月連続。複層ガラスは生産・出荷とも8カ月連続の減少だった。合わせガラスも生産・出荷とも8カ月連続の減少。建築用の出荷は4カ月連続の減少。強化ガラスも生産・出荷とも8カ月連続の減少だった。










 

グランプリを受賞した「グランベリーパーク」


◇異なる要素をつなぐ 空間コミュニケーション〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は7月22日、「LIXILフロントコンテスト2019」の結果を発表した。同社のフロント製品を使用した店舗ファサードの意匠・施工技術を競う。小規模部門、大規模部門の2部門に対する設計事務所、建設会社、販売店、加工店、代理店による応募作品1674点の中から、グランプリなど優秀作品11点を選んだ。本年度の応募作品は、異なる要素をつないでいく空間コミュニケーションに焦点を当てた作品が際立った。グランプリは東京都町田市の「グランベリーパーク」(東急設計コンサルタント設計、フロンテック神奈川加工)。










 

「ブロックメイプル」(上)と「クラフトオーク」の施工例 


◇パーケット調新色 個性的な空間つくる2色〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は7月1日、床材「Sフロア」に新色を追加。近年、個性的な張り方として注目されているパーケットフロア(小さな板を寄せ集めて張ったフロア)調で、シンプルな中にも遊び心や懐かしさを感じさせる2色。北欧風の家具や雑貨、アンティークな調度品にも合う。ブロックメイプル」は複数の幅の木片をブロック状に組み合わせた、懐かしさを感じさせる柄。










 

「サプライズ・ガラス」の電源オフ(上)と電源オン(透明)


◇43種の調光フィルム 合わせ・後貼り仕様も〈エイブル〉

エイブル(東京都練馬区、榎原明義社長)は瞬間調光ガラスシステム「Surprised glass(サプライズ・ガラス)」を販売している。電源のオン・オフで、透明と乳白色(またはカラー)を切り替えられる。調光フィルムの色は、日本初の43種(42色とミラー)をラインアップ。乳白色の状態で映像を映すことができ、赤外線を65%以上カットする。合わせガラス仕様、既存のガラスに施工できるフィルム後貼り片面仕様がある。









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