2020 7/19・26
 

CIS方式(左)とカメラ方式(右)の比較イメージ


◇マシンビジョン用レンズ 焦点深度2倍 検査対象を拡大〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は7月8日、主にプリンター複合機(マルチファンクションプリンター)の読み取り部分であるコンタクトイメージセンサー(CIS)に使用される「SELFOC(セルフォック)レンズアレイ(SLA)」の新製品「SLA5DG」を開発し、販売を開始したと発表した。焦点(被写界)深度を従来品の2倍に改善し、自動光学検査機などのマシンビジョン(画像の取り込みと処理に基づいて機器を動作させる仕組み)向けに用途を拡大した。








 

左から西三協アルミ社次期社長、黒崎次期副社長、平能次期社長、山下社長


◇社長に平能正三氏 三協アルミ社は西孝博氏〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は7月9日、東京都中野区の同社東京オフィスで開催した決算説明会で、平能正三専務の社長昇格と新役員人事を内定したと発表した。山下社長は相談役に就く。副社長に黒崎聡常務、三協アルミ社社長には西孝博三協アルミ社副社長が昇格する。中野敬司三協アルミ社社長は特別顧問に就く。8月27日に開催予定の定時株主総会と取締役会で正式に決定する。










 

◇7ヵ月連続の出荷減 加工ガラスも減少続く〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は7月1日、2020年4月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より2カ月連続で減少、出荷は7カ月連続の減少だった。複層ガラスは生産・出荷とも7カ月連続の減少だった。合わせガラスは生産・出荷とも7カ月連続の減少。出荷のうち建築用は3カ月連続の減少となった。強化ガラスは生産・出荷とも7カ月連続の減少だった。板ガラスの生産は173万1000換算箱、前年同月比14.6%減。出荷は141万8000換算箱、同29.7%減だった。










 

山下社長


◇3期連続最終赤字 建材事業は大幅増益〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は7月9日、東京都中野区の東京オフィスで2020年5月期の連結決算を発表。売上高は3136億9100万円、2019年同期比7.1%減。営業利益は20億1500万円、同173.0%増、経常利益は16億1100万円、同161.6%増、親会社株主に帰属する最終純損益は損失15億3300万円を計上。3期連続で最終赤字となった。建材事業は、経費の効率化、生産コストダウン、一部商品の価格改定を進めたこと、アルミニウム地金価格が前の期より低い水準で推移したことなどによって、営業利益は大幅な増加となった。










 

誰でも出掛けやすい玄関ドアになる


◇玄関ドアを自動ドアに 工事1日 リモコンで簡単操作〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は、玄関ドア用電動オープナーシステム「DOAC(ドアック)」を開発した。既存の玄関ドアに簡単に後付けでき、リモコンで施錠・解錠、自動開閉する、玄関ドアを1日で自動ドアに変えるシステム。玄関ドアに触れることなくリモコンだけで操作できるので、車椅子利用者も、他の人の手を借りずに外出できる。自動的に施錠する機能付きなので、施錠するために振り返る必要がない。リモコンがなくても、解錠してドアを軽く動かすと全開状態にできる。










 

すっきりとしたデザイン=ブラック色(左)とホワイト色


◇透明ガラスですっきり 意匠性高いビルなどに〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、燻R盟司社長)は6月15日、ガラス入り防火引き戸「スライドクールF(防火)」を発売。遮炎性能(20分)があり、一部の避難規定が緩和される避難安全検証法「ルートB」に対応できる。天井が高くても欄間パネルが不要で、透明な耐熱強化ガラスと細かまちが枠によって目立たずすっきりとした印象。デザイン性が高いオフィスビルや公共施設の防火設備に適する。










 

「リムロック2003N」の施工例


◇ドア・窓を自動開閉 施錠・解錠、携帯で操作も〈ユタカ電子製作所〉

ユタカ電子製作所(岐阜県羽島市、青野豊社長、058・398・4638=リムロック事業部)はドア・窓の後付け自動開閉装置「リムロック」を販売している。リモコンで開閉でき、自動で施錠・解錠が可能。動作音が静かで、障害物検知自動反転・停止機能を標準装備しており安全性が高い。オプションで携帯電話による開閉、施錠・解錠にも対応する。在宅介護の増加に伴い、同社は主に自動ドア販売・施工業者などで代理店、施工店を募集している。









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