2020 4/5
 

◇玄関ドア改修 対象に 今夏から窓改修事業開始〈東京都〉

東京都は昨年、2050年にCO2の排出実質ゼロを実現する取り組み「ゼロエミッション東京戦略」を策定。その一環として「既存住宅における高断熱窓導入促進事業(高断熱窓事業)」に代え、今年の夏ごろから「家庭における熱の有効利用促進事業(熱の有効利用事業)」を開始する予定。窓改修についてはこれまでと同様で、新しく、窓改修を実施した場合に限り玄関ドアの改修が加わる。新築・既存住宅を問わず、太陽熱・地中熱利用機器の導入も対象になった。国や東京都の市区町村が実施している補助事業とも併用でき、4月までさかのぼって適用できる見込み。2020年度事業予算は12億4200万円を計上した。






 

◇合格者1級82人・2級70人 技能検定、共に2桁減少〈職業能力開発協会〉

各都道府県の職業能力開発協会は3月13日、2019年度のガラス施工技能検定試験1級・2級の合格者を発表した。受検申請は1級が計199人、2級が計155人。うち合格者は1級が82人で合格率は41.2%、2級が70人で合格率は45.2%だった。2018年度は受検申請が1級183人、2級168人で、合格者は1級101人(合格率55.2%)、2級83人(合格率49.4%)。申請者数は1級が18年度比8.7%増と持ち直したものの、2級は同7.7%減少した。合格者数は1級が同18.8%減、2級は同15.7%減とどちらも減少した。合格率は1級が14.0ポイント、2級は4.2ポイント、共に18年度より下降した。








 

◇出荷は4ヵ月連続減少 建築合わせ3ヵ月連続増〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は4月1日、2020年1月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より2カ月連続で増加、出荷は4カ月連続の減少だった。複層ガラスは生産・出荷とも4カ月連続で減少。合わせガラスも生産・出荷とも4カ月連続で減少。合わせガラスの出荷のうち建築用は3カ月連続の増加だった。強化ガラスも生産・出荷とも4カ月連続の減少となった。板ガラスの生産は202万4000換算箱、前年同月比3.0%増。出荷は177万9000換算箱、同8.2%減だった。










 

左から松侮ミ外取締役取締役会議長、瀬戸取締役代表執行役社長兼CEO、鈴木社外取締役ガバナンス委員会委員長、西浦社外取締役指名委員会委員長=インターネットによるライブ配信


◇国内営業体制を再編 支店廃止し2層に簡素化〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は3月23日、コーポレートガバナンス体制の強化に加え、事業戦略の実効性向上、国内組織の活性化や業務効率化に向けて、組織の変革を加速するための新しい施策を発表。同日のインターネットによるライブ配信で、経営・ガバナンスの進展についての説明会を開催した。瀬戸社長が経営戦略と方向性、グループ経営体制の簡素化、組織変革に向けた新しい取り組みを説明。4月からの国内営業体制には「8支社、50超支店、営業所の3層構造から、支店を廃止して17支社、営業所の2層構造に簡素化。開発、生産、販売を一貫して速いサイクルで回せるテクノロジー事業を軸とした体制に再編する」と語った。










 

◇省施工・コストダウン エンジンに自動閉鎖装置〈三和シヤッター工業〉

三和シヤッター工業(東京都板橋区、燻R盟司社長)は、グループ会社の三和タジマ(東京都豊島区、丸市佳永社長)、昭和建産(群馬県邑楽町、竹山敏彦社長)と、防火区画避難開口部対応の防火自動ドアセットを共同開発。3月30日に発売した。エンジン自体が自動閉鎖装置を兼ねた電気式自動閉鎖装置付きエンジンと一般的な引き戸を採用。別途自動閉鎖装置を取り付ける必要がなく、省施工とコストダウンを実現した。従来、随時閉鎖が求められる防火設備として自動ドアを設置する場合はエンジンとは別に自動閉鎖装置を取り付ける必要があり、避難開口に自動ドアを設置する場合は避難用開口付き引き戸を使用する必要があった。










 

ガラス傷補修の施工例


◇ガラス傷の補修で特許 ハマ欠け・溶接痕など〈ECOP〉

ECOP(エコップ、京都市西京区、大原実社長)はこのほど、ガラスの傷内部にレジン(アクリル樹脂)を充填(じゅうてん)して補修する工法で特許を取得した。特許工法による打痕、ハマ欠け、溶接痕の補修以外にも、線状傷、うろこ状の汚れなどを研磨して補修することも可能。高価なガラスや交換が難しいガラス、引き渡し期限に間に合わないといった場合での利用をPRする。









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