2020 3/8
 

第1工場(下)の樹脂窓生産設備


◇樹脂窓の生産開始 メーカーと地域製造業者 協働〈マテックス〉

マテックス(東京都豊島区、松本浩志社長)は昨年12月、同社鳩山センター(埼玉県鳩山町)で樹脂窓の生産を開始した。エクセルシャノン(東京都中央区、隅地晃之社長)から樹脂型材を仕入れて溶着し、ガラスを組み込んで、エクセルシャノンの樹脂窓ブランド「シャノンウインド」として販売している。まずは1月に戸建て住宅約60棟分を目指し、全体に占める樹脂窓比率の引き上げに挑戦する。








 

右から内山準也内山硝子社長、松本浩志マテックス社長、内川義雄リブワークス社長右から尾畑聡一尾畑長硝子社長、立木元規宮吉硝子常務、小山慎二大阪板硝子販売社長


◇他社成功事例を実践 新卒採用の取り組みも〈業界の新しいスタンダードを考える会〉

全国板硝子卸商業組合連合会の若手経営者が2月20日、第4回「業界の新しいスタンダードを考える会」を開催。商慣習を否定するのではなく、価値を提供する仕事に対して業界全体で適正な対価を得るため、当たり前のように続けている仕事に対して「本当にそれでいいのか、変えていく必要があるのではないか」と意識の目を向けてもらう。今回は、これまでの議題に挙がった成功事例を自社で実践した結果の報告、新卒採用で実施している取り組みなどについて議論した。








 

◇出荷4年連続増加 複層ガラス減2年連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は3月1日、2019年の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は3年ぶりに前年を下回った。出荷は4年連続で増加した。複層ガラスは生産・出荷とも2年連続で減少。合わせガラスの生産は4年連続で増加。出荷は5年連続の増加だった。出荷のうち建築用は3年連続の増加。強化ガラスの生産は3年ぶりの減少。出荷は2年連続の減少だった。2019年の板ガラスの生産は2537万換算箱、前年比4.1%減。出荷は2442万7000換算箱、同0.9%増だった。








 

上つりタイプ(上)とはり置きタイプ


◇中高級シェア30%へ カーポート アルミトラス構造〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は2月26日、東京都港区のベルサール御成門駅前で、カーポート「M.シェードU」の発売を発表した。中高級カーポートの基幹商品「M.シェード」をリニューアル。屋根部分に3次元アルミプレートトラス構造を採用し、軽さ、強さ、美しさを実現した。フレーム上部から屋根をつり下げる構造の「上つりタイプ」、フレーム(はり)の上に屋根を置く構造の「はり置きタイプ」の2種。初年度は売り上げ7億7000万円、1100セットの販売を見込む。










 

「香川丸亀の家」リノベーション後(上)と前


◇築18年「丸亀の家」 四国初 性能向上リノベ〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)はこのほど、住空間設計(高松市、大北和則社長)と取り組んでいた、中古戸建て住宅の性能向上リノベーションを実証するプロジェクトの四国地方初物件「香川丸亀の家」が完工した。香川県丸亀市の築18年の木造戸建て住宅を、断熱と耐震の性能向上にこだわってリノベーション。香川県で高機能な住宅ストック増加を目指す、さぬき安心あんぜん住宅普及協議会の「安心あんぜん住宅」に認定され、断熱・耐震性能が現在一般的な新築住宅の基準を上回る事例となった。










 

欄間付き片引きタイプ(左)と引き分けタイプ


◇防火個別認定の自動扉 フロント業界初 アルミ製〈昭和フロント〉

昭和フロント(東京都千代田区、笹澤英夫社長)は4月1日、アルミ防火設備(個別認定品)シリーズに、欄間付き自動ドアを追加する。国土交通大臣認定取得のアルミ製防火自動ドアの発売はアルミフロント業界で初。いずれも高さ3475oまで対応でき、透明な網なし耐熱強化ガラスでクリアな視界を確保。フロントサッシとの連窓にも対応する。新製品は防火設備として規定される遮炎性能試験(20分)に合格し、片引きタイプは国土交通大臣認定を取得(認定番号はEB-2874)。










 

左から荒い木目、ホワイトオークの木目、スタンダードのテクスチャー


◇隈研吾氏が監修 国内初のチタンルーバー〈三和タジマ〉

三和タジマ(東京都豊島区、丸市佳永社長)は2月20日、東京都中央区の鉄鋼会館で、日本製鉄(橋本英二社長)、NST日本鉄板(燻R英幸社長)と合同で新製品発表会を開催。建築家の隈研吾氏がデザインを監修した、日本初のチタン製ルーバーを4月から発売すると発表した。日本製鉄の意匠性チタン「TranTixxii(トランティクシー)」を使用し、同社がデザインルーバー「Ti CW Fin(チタン・カーテンウオール・フィン)」として製造・販売する。








 

調光フィルム「LC MAGIC」をNewDays東戸塚店に設置


◇調光フィルム活用 コンビニで集客実証実験〈凸版印刷〉

凸版印刷(東京都千代田区、麿秀晴社長)は、スイッチだけで透明と不透明を瞬時に変更できる調光フィルム「LC MAGIC(エルシーマジック)」を2016年6月から提供している。今年1月24日〜3月24日(予定)、JR東日本リテールネット(東京都新宿区、高橋眞社長)が運営するコンビニエンスストアNewDays東戸塚店のイートインスペースで、「LC MAGIC」を活用して、プライバシー確保による集客効果の検証を目的とした実証実験を実施している。









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