2020 2/9・16
 

武田雅宏建築委員長


◇「防災安全ガラス」普及 自治体の条例化目指す〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は1月24日、東京都千代田区の如水会館で各委員会の2019年度の主な活動を報告、2020年度のテーマと課題を発表した。その中で板ガラス流通業界と関係が深い建築委員会(武田雅宏委員長)の発表内容を紹介する。本年度の活動方針は前年度に続き、大規模地震や台風・竜巻などの自然災害に強い建物造りのため「防災安全ガラス」の普及促進、省エネと健康・環境に配慮した住宅・建築物に向けた「高性能エコガラス」の普及促進、ガラスの特性や使い方についての正しい知識を広く伝える。「防災安全ガラス」の使用について自治体による条例化を目指す。








 

◇営業利益1016億円確保 自動車ガラス出荷減影響〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は2月5日、2019年12月期連結決算を発表した。売上高は1兆5180億3900万円、2018年同期比0.3%減。営業利益1016億2400万円、同15.7%減、税引き前利益762億1300万円、同40.6%減、親会社の所有者に帰属する最終純利益444億3400万円、同50.4%減だった。ライフサイエンス製品、電子部材、ディスプレー用ガラスの出荷は増加したが、ユーロ安、液晶用ガラス基板や東南アジアでのカセイソーダの販売価格の下落、自動車用ガラスの出荷量減少が影響した。










 

◇出荷2ヵ月連続減少 合わせ建築用は再び増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は2月1日、2019年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は3カ月連続で前年同月より減少、出荷は2カ月連続の減少だった。複層ガラスは生産・出荷とも2カ月連続の減少となった。合わせガラスも生産・出荷とも2カ月連続の減少だった。出荷のうち建築用は前月の減少から再び増加となった。強化ガラスは生産・出荷とも2カ月連続で減少した。板ガラスの生産は214万7000換算箱、前年同月比1.3%減。出荷は213万換算箱、同4.8%減だった。










 

「K-WINDOW」と「発砲工法」による窓リフォーム商品「あったかMADO」


◇窓リフォームを開始 栗原とBACの窓・工法で〈ナイス〉

ナイス(横浜市鶴見区、杉田理之社長)はこのほど、短時間で高性能断熱窓を経済的に取り付けられる窓リフォーム商品「あったかMADO」の供給を開始した。栗原(東京都文京区、栗原重和社長)の高性能な断熱窓商品「K-WINDOW」を、BACホールディングス(愛知県一宮市、長谷川祐貴社長)の発泡ウレタン充填(じゅうてん)工法「発砲工法」で取り付ける業界初の新しいカバー工法によるリフォーム窓を採用。同社は関東から関西にかけて施工を含めて供給する。










 

説明する瀬戸社長


◇事業利益は39%増 上期が好調で増収増益〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都江東区、瀬戸欣哉社長)は1月31日、2019年4〜12月期決算を発表した。売上収益は1兆3964億9500万円、2018年同期比1.1%増。事業利益は517億2800万円、同39.3%増、税引き前利益は532億3600万円、同47.0%増で増収増益となった。国内は、LIXILハウジングテクノロジー事業、LIXILウオーターテクノロジー事業、流通・小売り事業が好調をけん引したが11月以降に顕在化した消費増税後の需要の減少によって、前年同期比2.8%の増収にとどまった。消費増税前の上期の新築・リフォーム需要の増加、原価改善施策、価格改定効果で流通・小売り事業以外は増益となった。










 

集合写真優秀4賞の受賞者


◇CS向上事例を発表 全国大会 生産本部が最優秀〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は1月29日、「第5回CS大会」(堀秀充実行委員長)の全国大会を開催した。同大会は全社的に常に客の視点を持って行動する文化・風土づくりのために2014年から毎年開催しており、顧客満足度(CS)の向上に向けた社員の取り組み事例を発表し、称賛・表彰する社内イベント。営業・生産・開発・管理部門の各担当者が、それぞれの立場で客や得意先、社内の次工程に対するすてきな取り組み事例を社内で共有し、社員のCS向上に向けた行動変革や提案力強化を目指す。










 

「第1回G-1グランプリ」を開催


◇社内技術コンテ 下請けからパートナーへ〈ダックス〉

ダックス(鳥取県米子市、本田章郎社長)は1月12日、岡山市北区の岡山コンベンションセンターでダックスグループの社内技術コンテスト「第1回G-1グランプリ」を開催した。高度化していく自動車の先進技術に対応し、高品質な自動車ガラス補修サービスの提供、下請け業からビジネスパートナーへの変革を成し遂げていくための取り組みの一環として実施。全国の予選を勝ち抜いた社員が出場し、技術を競い合った。









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