2019 12/22・29
 

武田雅宏執行役員アジア事業本部長


◇セントラル硝子との交渉 生産から販売まで全て対象〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)とセントラル硝子(清水正社長)は12月9日、両社の国内用建築ガラス事業の事業統合について基本合意したと発表した。両社は事業統合によって、経営と資本の効率化、収益性の充実を図る。2020年12月末を目標に事業統合の完了を目指し、詳細な検討・協議を進める。今回、武田雅宏執行役員ビルディング・産業ガラスカンパニーアジア事業本部長に、これまでの経緯について聞いた。武田本部長は「これから詳細な協議・交渉を始める段階に来たばかりで、まだ何も決まっていない。先般発表した以外のことはお話しできない」と述べ、今後の交渉は「素板から販売部門まで全てが対象になる」との考えも示した。








 
 

AGCはメディアプラットフォーム「AdArt」、スマート調光ガラスシステム「ヘイリオ」などを展示日本電気硝子・電気硝子建材は「ファイアライト」の防火窓などを展示


◇住宅・ビル・施設Week2019 スマート調光など〈AGC、日本電気硝子・電気硝子建材〉

12月11日から3日間、東京都江東区の青海展示棟で「第4回高性能建材・住設EXPO」「第4回スマートビルディングEXPO」「第2回AI・スマート住宅EXPO」「第2回施設リノベーションEXPO」「第1回工務店支援EXPO」の5展示会で構成する「住宅・ビル・施設Week2019」が開催された。住宅・ビル建築に必要な建材、住宅設備、管理ソリューションから次世代の都市インフラに必要なICTソリューションまでが出展する国内初の総合展。AGCがスマート調光ガラスシステムなど、日本電気硝子・電気硝子建材は耐熱結晶化ガラスの防火窓などを展示した。










 

新築向けの「SW工法」=左=と既存住宅向けの「SW工法リフォーム」 


◇新築も既存住宅も 最高レベルの壁断熱実現〈LIXIL〉

LIXIL(東京都江東区、大坪一彦社長)は12月13日、東京都千代田区のベルサール飯田橋駅前で新しい「スーパーウォール(SW)工法」、新発想の断熱リフォーム工法を発表した。SW工法は新築向けに、業界最高レベルの断熱・耐震性能を実現するSWパネルにフルモデルチェンジ。12月からの北海道エリアを皮切りに、順次全国で販売を開始する。既存住宅向けには、住まいながら家1棟丸ごと改修し、国内トップクラスの断熱性能を実現する断熱改修工法「スーパーウォール(SW)工法リフォーム」を開発。来年1月から東北エリアで先行販売し、2021年4月から全国で販売する。










 

左から堀YKK AP社長、ストロークエリーAP社社長、ステピYKK APアメリカ社社長


◇カナダ社全株式取得 ユニットCWで実績〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は12月10日、米国・ジョージア州にある現地法人のYKK APアメリカ社(オリバー・ステピ社長)がカナダの高性能カーテンウオールメーカーであるエリーAP社(ロン・ストローク社長)の発行済み全株式を取得したと発表した。YKK APアメリカ社は、近年の米国建築市場で求められる工期短縮と熟練労働者不足に対して有効な、ユニットカーテンウオールの技術を活用することで、米国での事業をさらに拡大させる。エリーAP社はカナダ・オンタリオ州を拠点に、建築外装に使用されるカーテンウオールの製造、組み立て、デザイン・エンジニアリングをしている。主に米国でビジネスを展開しており、特に建築外装用のユニットカーテンウオールの分野で実績を挙げている。










 

強化ガラス仕様真空断熱ガラス=左=と透明ピラー仕様真空断熱ガラス


◇強化と透明ピラー 真空ガラスの品種拡充〈パナソニック〉

パナソニック(大阪府門真市、津賀一宏社長)・ライフソリューションズ社は強化ガラス仕様の真空断熱ガラスと、業界で初めて透明ピラーの実用化に成功した真空断熱ガラスを開発した。強化ガラス仕様は2020年度上期、透明ピラー仕様は2020年度内の発売を予定する。これまで展開してきたフロートガラス仕様に加え、真空断熱ガラスのバリエーションを拡充する。









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