2019 11/10・17
 

◇抜本的に構造 改善 製品・地域 採算性優先で判断〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は10月31日に開催した取締役会で、国内建築ガラス事業の抜本的な事業構造改善を実施していくことを決定した。同社の強みがある製品、地域を選択し注力する。そのためには拠点の統廃合、部分的な撤退、事業規模の縮小もいとわず、採算性を優先する。全社的な事業の選択と集中も併せて進める。新設住宅着工戸数の減少など外的環境の好転が見込めないことから、抜本的な構造改善が必要と判断した。これらの取り組みは2020年度中に完了させる計画。






 

◇住宅建材・設備値上げ 希望小売価格を1〜15%〈LIXIL〉

LIXIL(大坪一彦社長)は11月5日、一部の住宅用建材・設備機器のメーカー希望小売価格を2020年4月1日受注分から改定すると発表した。対象商品はトイレ、ユニットバスルーム、浴室、水栓金具、電気温水器、タイルで、1〜15%程度引き上げる。原材料・燃料価格、物流費の高騰による。同社は原材料・燃料価格、物流費の高騰が続く中、全社挙げて生産性の向上、合理化によるコストダウン、諸経費の削減に努めて製品原価の上昇を抑えてきた。しかし、原材料・燃料価格、物流費は依然上昇を続けており、企業努力だけで対応することが困難な状況のため一部の建材・設備機器のメーカー希望小売価格改定を決めた。








 

◇日本板硝子は減収減益 建築ガラスも減収減益〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は10月31日、2019年4〜9月期連結決算を発表。為替変動の影響を受けて売上高は2886億2500万円、2018年同期比6.3%減だった。営業利益は148億7600万円、同16.7%減、税引き前利益は71億9600万円、同47.5%減。営業利益の減少に加え、前年同期に持ち分法適用会社で一過性の利益が計上されたことにより親会社の所有者に帰属する純利益は19億800万円、同79.4%減だった。建築用ガラス事業は主に為替変動の影響を受けて売上高、営業利益とも減少した。








 

◇セントラル硝子、減収減益 ガラス事業は黒字転換〈セントラル硝子〉

セントラル硝子は10月31日、2019年4〜9月期連結決算を発表。売上高は1096億1800万円、2018年同期比2.4%減だった。営業利益は36億7500万円、同22.4%減、経常利益は39億6800万円、同28.3%減、親会社株主に帰属する純利益は25億7700万円、同40.3%減。ガラス事業は売上高は減少したものの、営業損益は前年同期の赤字から黒字に転換した。4月から化成品事業に含めていたガラス繊維をガラス事業に変更した。










 

◇出荷5ヵ月連続増 合わせ建築用は11ヵ月ぶり減〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は11月1日、2019年8月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月より5カ月ぶりに増加、出荷は5カ月連続で増加した。複層ガラスは生産・出荷とも前月の増加から再び減少に転じた。合わせガラスは生産・出荷とも5カ月ぶりに減少した。出荷のうち建築用は11カ月ぶりの減少となった。強化ガラスは生産・出荷とも前月の増加から再び減少した。板ガラスの生産は227万8000換算箱、前年同月比12.2%増。出荷は180万5000換算箱、同0.8%増となった。










 

瀬戸社長(左から3人目)らが発表した 


◇国内事業がけん引 事業利益150%増 増収増益を達成〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(瀬戸欣哉社長)は10月31日、2019年4〜9月期の連結決算を発表。売上収益は9255億200万円、2018年同期比4.2%増。事業利益は344億6500万円、同149.9%増、親会社の所有者に帰属する純利益は231億3500万円と増収増益となった。国内事業の売上収益は同6.6%増の6676億円に拡大。特にハウジング事業(LHT)が全ての主要商品カテゴリーの好調な販売を背景に同9%増、ウオーター事業(LWT)が同5%増と増収。流通小売り事業(D&R)も同8%増と堅調で、国内事業がけん引した。










 

玄関ドア「ヴェナートD30」とのコーディネート例


◇玄関ドアと同じキー 宅配ボックス 不在時集荷も〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は10月31日、宅配ボックス「ピタットKeyシステムルシアス宅配ボックス1型」を発売した。同社の玄関ドア用スマートコントロールキーと同一のピタットKey(カードキー、シールキー)の他、暗証番号をタッチパネルに入力するキーレスの暗証番号式タッチパネルで施解錠ができる。帰宅時の荷受け、玄関ドア解錠がスムーズ。暗証番号式タッチパネルの機能を使って1回利用限定の暗証番号を設定すれば、不在時の宅配業者への集荷依頼にも対応できる。電池式なので電気工事が不要。










 

◇奨励賞・協議会会長賞に 第13回キッズデザイン賞〈ナブテスコ〉

ナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)の住環境カンパニー(箱田大典カンパニー社長)は無駄な開閉を減らし、室内環境を快適にする自動ドア「NATRUS+e(ナトラス・プラスイー)」を販売している。NPO法人キッズデザイン協議会が子供の安全・安心と健やかな成長発達に役立つ優れた製品・空間・サービス・活動・研究などを顕彰する「第13回キッズデザイン賞」の奨励賞・キッズデザイン協議会会長賞を受賞した。東日本地区販売会社のナブコシステム、西日本地区販売会社のナブコドア、九州地区販売会社のオリエント産業のナブコグループで販売する。









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