2019 8/4
 

◇国内建築ガラス値上げ 10月1日納品から10〜15%〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は7月23日、国内の建築用ガラス関連製品の販売価格を10月1日納品分から引き上げると発表した。引き上げ率は、板ガラスと鏡が約15%、建築用加工ガラス製品は約10%を予定する。板ガラスメーカーでは既に日本板硝子が10月1日出荷分からの国内建築用板ガラス製品の価格引き上げを発表している。同社の国内の建築用ガラス関連製品は、原燃材料と副資材の価格の高騰、人件費や物流費の上昇によって、製造コストが大幅に上昇し採算が悪化しているという。このような環境の下、同社は生産性の向上、組織のスリム化などによるコストダウン施策を実施してきた。しかし、企業努力だけではコストアップ分を吸収することが大変難しい状況のため、板ガラス、鏡、建築用加工ガラスの価格改定を実施することにした。








 

「窓ガラスの日」ポスターとのぼり旗


◇10月10日は「窓ガラスの日」 高機能ガラスの認知強化〈機能ガラス普及推進協議会〉

機能ガラス普及推進協議会(森重樹会長)は、10月10日を「窓ガラスの日」に制定することを正式に決めた。昨年8月から今年6月まで6回にわたり同協議会企画運営委員会で準備してきた内容を、7月29日に開催した代表者会議で承認した。一般消費者に安全・安心・健康的な生活を提供する高機能ガラスのPR活動を充実させ、売り上げ拡大につなげる狙い。全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)が提案していた「ガラス記念日」の制定について、同協議会は細部を詰める形でこの一年間、企画運営委員会で議論、準備してきたが、10月10日を「窓ガラスの日」として制定することを承認した。同時に一般社団法人日本記念日協会に10月10日を「窓ガラスの日」として記念日登録の手続きをした。










 

円内は堀社長


◇断熱と耐震を軸に リノベフォーラム東京 リフォーム時代到来〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は7月18日、東京・有明のTFTホールで「リノベーションフォーラム2019」(東京会場)を開催した。5年目。メーンテーマは「住まいの価値は、『窓・開口部』でかえられる」。「断熱」と「耐震」を軸とした性能向上リノベーションについて説明。2018年度に取り組んだ「性能向上リノベーション実証プロジェクト」の写真や断熱改修の模型を展示し、性能向上リノベーションの手法やノウハウを紹介した。堀社長は「当社の事業の中でもリフォームは大変成長率が高い。2019年4〜6月期のリフォームの売り上げは前年同期比で約10%増と好調で、リフォームの時代が来たと感じている」と述べた。










 

武藤敏郎東京2020組織委員会事務総長(中央)、佐竹葉子東京2020オリンピック・パラリンピック推進本部長(中央右)とゲストの同社公式アンバサダー・プロテニスプレーヤーの錦織圭選手、お笑いコンビのサンドウィッチマンの伊達みきお氏と富澤たけし氏


◇仮設住宅の窓を再利用 東京2020復興モニュメント制作〈LIXIL〉

東京2020大会ゴールドパートナーのLIXIL(東京都千代田区、大坪一彦社長)は、公益財団法人東京オリンピック・パラリンピック競技大会組織委員会、東京都、東京芸術大学、岩手県、宮城県、福島県と共同で「東京2020復興のモニュメント」を制作する。このモニュメントは、「被災地と世界を結び付ける」というコンセプトの下に制作され、仮設住宅建設に必要な窓を製造し、東日本大震災の被災地に届けてきた同社は、供与を終えた仮設住宅の窓などのアルミ建材を素材として提供する。7月17日、東京都港区のスターライズタワーで、同プロジェクトの合同発表会を開催した。










 

「ナチュラルカラー型板シリーズ」のサンプル帳


◇「型板」シリーズ追加 角度・光の加減で輝き変化〈竹松工業〉

竹松工業(東京都千代田区、03・3256・6836)はこのほど、同社オリジナルのカラーガラス「ナチュラルカラー」に見る角度や光の加減で輝きが変わる「型板シリーズ」を追加。8シリーズとなった。「ナチュラルカラー」はエコな塗料を使用した環境に優しいカラーガラスで、140色以上と圧倒的な色数をラインアップ。コーポレートカラーなど特注色にも対応しており、問い合わせが年々増加している。「ナチュラルカラー型板シリーズ」は素板に型板を使用することで立体感を強調し、デコラティブな空間を演出する。均一な平滑性とは異なる凸凹な質感が、見る角度や光の加減で輝きが変化する。









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