2019 7/7
 

◇国内建築ガラス値上げ 10月1日出荷から5〜15%〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は7月3日、2019年10月1日出荷分から建築用板ガラス製品の価格改定を実施すると発表した。板ガラス製品と鏡製品の価格を10〜15%、建築用機能ガラス製品の価格を5〜10%引き上げる。建築用板ガラス製品については、重油など原燃料と各種副資材の高騰、労働力不足による労務費の上昇、物流費のさらなるアップなどが、そのコストに重大な影響を及ぼしている。同社は、製造拠点の効率化など固定費の削減、一般管理費の削減などのコストダウン対策を実施してきたが、コストアップを全て吸収することができず、販売価格に転嫁せざるを得ない状況となっており、コストアップに伴う販売価格の改定を決めた。






 

松武ウ年取締役会議長と握手する瀬戸欣哉社長(右)


◇瀬戸欣哉社長兼CEO復帰 「ノーサイド」で「ワンリクシル」に〈LIXILグループ〉

LIXILグループは6月25日開催の定時株主総会で14人の取締役を選任した。株主側が提案した取締役候補8人全員の選任が可決、会社側が提案した候補8人(共通の候補者2人を除く)のうち2人が否決され、瀬戸欣哉氏の社長兼最高経営責任者(CEO)への復帰就任が決まった。総会後、選任された取締役がそろって記者会見に臨み、瀬戸社長兼CEOと松武ウ年取締役会議長が質問に応じた。瀬戸社長は「事業の選択と集中のスピードを上げる」ことの重要性を述べ、「勝てる会社にするため『ノーサイド』『ワンリクシル』という気持ちで進めていく」と考えを示した。








 

山添村(上)と大和郡山市の教育委員会にPRした


◇防災安全ガラスPR 山添村と大和郡山市訪問〈機能ガラス普及推進協議会〉

奈良県板ガラス商工業協同組合(尾下一雄理事長)、関西板硝子卸商業組合(斉藤洋介理事長)奈良支部、日本板硝子ビルディングプロダクツ(岩城克利社長)は機能ガラス普及推進協議会として、奈良県の山添村、大和郡山市の教育委員会を訪問。防災安全ガラスの採用をPRした。尾下奈良協組理事長、関西卸奈良支部の村島靖基村島硝子商事社長、板硝子協会から日本板硝子ビルディングプロダクツ大阪支店硝子建材販売グループの松井亮介氏が訪問した。山添村では西久保良隆教育長、向井一俊主事と面談。同村は中学校体育館の外壁改修を検討中。










 

◇出荷は再び増加 複層・合わせ2カ月ぶり増〈板硝子協会〉

板硝子協会(森重樹会長)は7月1日、2019年4月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前月の増加から再び前年同月比減少、出荷は前月の減少から再び増加となった。複層ガラスは生産・出荷とも2カ月ぶりに増加した。合わせガラスも生産・出荷とも2カ月ぶりに増加。出荷のうち建築用は7カ月連続増加した。強化ガラスの生産は4カ月連続の減少、出荷は2カ月ぶりの増加だった。板ガラスの生産は202万6000換算箱、前年同月比6.4%減。出荷は201万7000換算箱、同4.4%増。










 

製品発表会で展示


◇ステンレス調の光沢 「テクスライト」新アルミフロント材〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、大坪一彦社長)は、アルミフロント材「テクスライト」を開発。アルミ素材でありながらステンレスのような光沢を持つ。どの角度から見てもステンレス調の輝きを放つ、新しい質感。光沢感がある新しい色の「ナチュラルステンH」によって、ステンレスヘアライン調の意匠を低コストで実現した。アルミ押し出し型材なのでエッジ部分がシャープで、板曲げではできない形状にも対応。コンパクトなフォルムが可能になる。ステンレスサッシに比べて加工しやすく軽量で、製作日数を短縮することができる。










 

「アクアード」(上)と「浮力起伏式止水板」の止水性能を実演


◇浸水被害を最小限に 「止水マスターシリーズ」PR〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は6月5〜7日の3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された防災イベント「2019防災産業展in東京」に出展。浸水高さ3mの水圧荷重に耐えられる止水ドア「アクアード」、水の浮力で防水パネルが自動で起立する「浮力起伏式止水板」、設置後に開口部からの出入りができる止水板「ラクセット」、軽くてスピード設置ができる簡易型止水シート「止めピタ」など、建物への浸水被害を最小限に抑える止水製品「止水マスターシリーズ」を展示した。












 

「グラシーンホワイト」の上下に「ラコベル」10色で装飾オフィス内の内装ガラスの使用面積は約700u


◇壁の9割カラーガラス 内装ガラス情報発信基地〈日研硝子〉

日研硝子(東京都台東区、久保信之社長)は本社社屋建て替え工事が完了し、5月から新社屋で営業を開始。「内装ガラス商材の情報発信基地、ノイズの少ないオフィス空間」をコンセプトに、カラーガラスなど内装ガラスの使用面積が約700uで、社内の壁面の約9割を占める。担当者は「壁面に内装ガラスを使うことでイニシャルコストは増えるかもしれないが、壁紙と違って長期にわたって使える。ランニングコスト、使い勝手、掃除のしやすさなどの優位性を訴求したい」と語る。









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