2019　6/16

　

��清水正社長��池田和夫全国セントラル連合会会長�艶ﾝ樂正義セントラル硝子販売社長

 ◇建築用ガラス黒字を　適正な販売価格実現へ〈セントラル硝子〉

 セントラル硝子（清水正社長）は6月6日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルで全国から100人が参加して第12回セントラル硝子特約店研修会を開催した。同社の2019年3月期連結決算は売上高2292億9100万円、2018年同期比0.7％増。営業利益100億9800万円、同67.2％増、経常利益111億2000万円、同75.7％増の増収増益。ガラス事業は売上高1426億8900万円、同2.7％減少し、営業損失1億9600万円となったが、前の期から37億6200万円改善した。

　

社外取締役候補者の左から三浦善司、福原賢一、竹内洋、河原春郎、内堀民雄、松�武ｳ年の各氏

 ◇社外取締役候補 共通認識を表明　社外取から暫定CEO選任〈LIXILグループ〉

 LIXILグループは6月5日、東京都内で同社提案の社外取締役候補者7人による経営正常化へ向けたメッセージを発表した。候補者の共通の考え方を発信するのが目的。同社は6月25日開催の株主総会に向け、会社提案の社外取締役候補者の中から、指名委員会から提案があった、松�武ｳ年氏を取締役会議長候補とすることに合意したと発表。次期CEOについては、経営空白を回避する観点から会社提案の社外取締役候補者の中から株主総会までに暫定CEOを選任し、3〜6カ月後に公正な選定プロセスを経て正式にCEOを選任する方針を明らかにした。

　

 ◇出荷3ヵ月ぶり減　建築合わせ6ヵ月連続増加〈板硝子協会〉

 板硝子協会（森重樹会長）は6月1日、2019年3月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は4カ月ぶりに前年同月より増加、出荷は3カ月ぶりに減少した。複層ガラスは生産・出荷とも3カ月ぶりの減少。合わせガラスの生産は26カ月ぶりの減少、出荷は6カ月ぶりの減少だった。出荷のうち建築用は6カ月連続の増加。強化ガラスの生産は3カ月連続の減少、出荷は3カ月ぶりの減少となった。板ガラスの生産は232万2000換算箱、前年同月比10.7％増。出荷は213万1000換算箱、同3.0％減だった。

　

グランプリを受賞した「万田発酵（株）HAKKOゲート」

 ◇過去最多1625点の応募　グランプリは「HAKKOゲート」〈LIXIL〉

 LIXIL（東京都千代田区、大坪一彦社長）は5月29日、東京都港区のヒルトン東京お台場で、第30回「LIXILフロントコンテスト２０１８」表彰式を開催した。過去最多の応募作品1625点の中から、グランプリ、「大規模部門」「小規模部門」の金賞、銀賞、銅賞と、特別賞、優秀加工店賞を表彰した。グランプリは「万田発酵（株）HAKKOゲート」（広島県尾道市）が受賞。屋根が折り重なるシルエットの優美さ、スカイラインとマウンド状のランドスケープが背景のしまなみに層状に重なり、美しい風景をつくり出した点が評価された。

　

��東京会場には約550人が参加��会場にはさまざまな「APW」シリーズを展示

 ◇20年までに15％目指す　首都圏も樹脂窓普及へ〈YKK AP〉

 YKK AP（東京都千代田区、堀秀充社長）は11会場で「APWフォーラム＆プレゼンテーション」、6会場で「リノベーションフォーラム」、35会場で「APWフォーラム＆リノベーションセミナー」を開催中。計7000社1万人の動員を目指す。6月4日のAPWフォーラム＆プレゼンテーション東京会場（東京国際フォーラム）は首都圏のビルダー・工務店を中心に、建築設計事務所、窓流通店など約550人が参加。菊井利樹執行役員住宅首都圏支社長は「高断熱住宅には樹脂窓を中心とした『APW』シリーズが欠かせないと自負しているが、首都圏の樹脂窓出荷比率は11％にすぎない。将来的には20％を超えたいと願っているが、まずは20年までの2年間で15％まで持っていきたい」と語った。

　

「透明涼暖スクリーンフィルム『Leconage』」

 ◇断熱・遮熱と映像　プロジェクターも提案〈マクセル〉

 マクセル（京都府大山崎町、中村啓次社長、075・956・4152＝スリオンテック事業本部IF事業部）は「透明涼暖フィルム『LE-Comfort』」に透明スクリーン機能を付加した「透明涼暖スクリーンフィルム『Leconage』」を8月1日から発売する。業界トップレベルの断熱・遮熱性能で一年を通じて省エネ・快適な空間づくりができ、昼はショーウインドー、夜はサイネージとしてガラス面を活用できる。同社はプロジェクターも製造・販売しており、デジタルサイネージの環境をトータルで提案できる強みを生かす。