2019 5/19
 

◇複層内ディスプレー ガラス両面に映像表示〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は、複層ガラス内に超薄型両面ディスプレーを挟み込む技術を開発。7月から「infoverre PARTITION series(インフォベールパーティションシリーズ)」として販売を開始する。密閉されたガラスの中に両面ディスプレーが挟み込まれているため、ガラス両面に映像を表示するだけでなく、ディスプレーの故障の原因となる粉じん・煙が舞う建物入り口や喫煙所などの厳しい環境や、列車の内装にも設置が可能になる。








 

◇進む窓断熱化80.7%に 戸建てLow-E増加続く〈一般社団法人日本サッシ協会〉

一般社団法人日本サッシ協会(山下清胤理事長)は3月、2018年度「住宅用建材使用状況調査」結果を発表。戸建ての窓の断熱化は一層進んで80.7%となり、5年前の約2倍となった。材質別構成比の全国平均は、樹脂製がアルミ製を上回り、住宅の高性能化に伴う窓の高断熱化が顕著になった。18年の新設住宅着工戸数は94万2370戸と前年を下回り、住宅需要は緩やかな減少となっているが、10月に予定されている消費税増税に伴う駆け込み需要が想定されることから、19年は比較的堅調に推移すると予想される。








 

◇営業益3.4%の伸び 建築用は増収減益〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は5月10日、2019年3月期連結決算を発表。売上高は6127億8900万円、2018年同期2.3%増だった。営業利益は368億5500万円、同3.4%増、税引き前利益は227億3000万円、同2.6%増。親会社の所有者に帰属する最終利益は132億8700万円、同115.6%増と大幅に改善した。営業利益の改善に加えて、金融費用が減少したこと、ブラジルのジョイントベンチャーで一過性の利益計上を含め持ち分法による投資損益が大幅に改善したこと、法人所得税が減少したことによる。建築用ガラス事業は売上高は増加したものの営業利益は減少した。








 

◇営業益67.2%増加 建築用は増収〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は5月13日、2019年3月期連結決算を発表。売上高は2292億9100万円、2018年同期比0.7%増だった。営業利益は100億9800円、同67.2%増、経常利益は111億2000万円、同75.7%増、親会社株主に帰属する最終純利益は75億4500万円、同153.2%増。建築用ガラスの売上高は前の期より増加した。ガラス事業の売上高は1426億8900万円、同2.7%減、営業損益は損失1億9600万円も、37億6200万円と大きく改善した。建築用ガラスは、首都圏を中心とした物件が下期から動き始めたため、売上高は前の期を上回った。










 

決算と新経営計画を発表する松本佐千夫副社長CFOと山梨広一社長COO(右)


◇新経営計画を発表 24年に売り上げ2兆円へ〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、山梨広一社長)は5月13日、2019年3月期連結決算と新経営計画を発表した。これまで築いてきた強固な事業基盤の下で、グループ資産を有効活用した成長機会の獲得や構造改革、グループ経営体制とプロセスの刷新を進めることで、潜在能力を最大限に引き出し、企業価値の向上につなげる。新経営計画は「ダイバーシティー(Diversity)」「ビヨンド(Beyond)」「チーム・リーダーシップ(Team Leadership)」の三つの考え方に基づく。24年3月期までに達成する数値目標として、売上収益2兆円、事業利益率6.3%の実現を掲げる。










 

「アクアード」縁繧ゥら浮力起伏式止水板、「BX止水板ラクセット」、「止めピタ・シャッタータイプ」


◇防災展に止水4製品 建物への浸水被害少なく〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は、6月5〜7日に東京・有明の東京ビッグサイトで開催される防災イベント「2019防災産業展in東京」に出展、建物への浸水被害を最小限に抑える4種の止水製品「止水マスターシリーズ」を展示する。展示小間内では水槽を使った止水性能を確認できる実演を実施、実際の製品を用いた設置体験もできる。展示する製品は、止水ドア「アクアード」、浮力起伏式止水板、「BX止水板ラクセット」、簡易型止水シート「止めピタ・シャッタータイプ」。










 

手を自由に使えなくても楽にドアを開閉できる「ラクアド」


◇少し開けると電動開閉 設定角度まで開き停止〈リョービ〉

リョービ(広島県府中市、浦上彰社長)は5月15日、ドア開閉装置「ラクアド」を発売した。ドアを少し開けると電動開閉機能が作動し、あらかじめ設定した角度まで自動で開いて最長15秒停止する。停止時間が過ぎると、開いていたドアは自動で閉まる。荷物をたくさん抱えているなど手を自由に使えないときでも、楽にドアを開閉することができる。主に戸建て住宅の玄関ドア向け。自動停止角度より広くドアを開けると、開いた状態のままにすることができる。大きな荷物を運ぶなど長時間ドアを開けたままにしておきたいときに便利。









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