2019 4/14・21
 

大谷尚弘電気硝子建材営業本部副本部長


◇窓の防火設備が告示改正 仕様に「耐熱結晶化ガラス」〈日本電気硝子・電気硝子建材〉

耐熱結晶化ガラスが、防火設備として必要な性能を持つことが確認されたことから、3月29日の国土交通省告示改正によって、防火設備の一般的な仕様として位置付けられることになった。今回網入りガラスに加え、初めて耐熱結晶化ガラスなどの透明な防火ガラスについても、告示に定めた仕様については、個別に大臣認定を受けることなく使用することができるようになる。告示改正を機に、日本電気硝子・電気硝子建材は製造販売する耐熱結晶化ガラス「ファイアライト」の採用拡大が期待できる。








 

◇「環境製品宣言」取得 建築用ガラス製品国内初〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は3月28日、同社のフロート板ガラス、複層ガラス、合わせガラス、強化ガラスが、建築用ガラス製品としては国内初の「環境製品宣言(EPD)」を米国の国際認証機関ULから取得したことを発表した。取得した環境製品宣言は、原材料の採掘から製品出荷までを対象に、ISO14025に基づき環境に与える影響を数値化したリポートによって認証を受けており、米国グリーンビルディング協会(USGBC)が定めた建築物の環境性能評価・認証システム「LEED」に対応している。










 

◇出荷は増加に転じる 複層も2ヵ月ぶり増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は4月1日、2019年1月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2カ月連続で前年同月より減少、出荷は前月の減少から増加に転じた。複層ガラスは生産・出荷とも2カ月ぶりの増加。合わせガラスの生産は24カ月連続、出荷は4カ月連続の増加だった。出荷のうち建築用は4カ月連続の増加。強化ガラスの生産は4カ月ぶりの減少、出荷は前月の減少から再び増加した。板ガラスの生産は196万5000換算箱、前年同月比10.3%減。出荷は193万8000換算箱、同3.1%増だった。










 

「プレセア-S」の施工例


◇スリム枠で高機能 ビル用アルミサッシ〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、大坪一彦社長)は4月1日、ビル用サッシ「PRESEA(プレセア)」シリーズに、アルミサッシ「プレセア-S」を追加した。スリムなフレームのシンプルなデザインで、従来のアルミサッシと比べて性能、機能ともにグレードアップ。同シリーズは、アルミサッシの「プレセア-S」、高断熱ハイブリッドサッシの「プレセア-H」と幅広いラインアップから選べるようになった。「プレセア-S」は非防火と大臣認定防火設備(個別認定品)の同時発売。










 

風の力で開放角度を制御し室内に取り込む風の量を調整する自然換気の「風力滑り出し窓」


◇風で開放角度を制御 風量調整し快適な室内に〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は3月15日、ビル用高性能省エネサッシシステム「ARM-S」のUシリーズ「U+タイプ」に、自然換気窓「風力滑り出し窓」を追加した。風の力で開放角度を制御し、室内に取り込む風量を調整して快適な室内環境を保つ。独自の連動機構で、日常的に使う換気窓と非常時の排煙窓を一連のハンドル操作で切り替えることができるので、さまざまな用途で中高層住宅に提案できる。












 

繊細なデザインの「アルミス」施工例


◇型材で鋳物風造形美 繊細なラインデザイン〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は3月1日、ファサードエクステリア「アルミス」を発売した。従来はアルミ鋳物を用いるロートアイアン風の造形美を、業界で初めてアルミ型材の断面を見せるデザインを採用して実現。アルミ押し出し型材で表現することで、鋳物より繊細なラインデザインになる。住まいの外構イメージに合わせて効果的にアクセントを与え、新しいファサード空間を演出する。










 

「隠しドアダンパーLDD-V100型」


◇世界三大賞ダブル受賞 隠しドアダンパー〈スガツネ工業〉

スガツネ工業(東京都千代田区、菅佐原 純社長)はこのほど、「隠しドアダンパーLDD-V100型」が、「iFデザインアワード2019」の受賞に続いて、「レッドドット・デザイン賞プロダクトデザイン2019」も受賞し、世界三大デザイン賞をダブル受賞した。iFデザインアワードの受賞は同社初で、レッドドット・デザイン賞の受賞は2017年受賞の「モノフラットリンクスヒンジLIN-X1000型」に続き2度目となる。









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