2019 1/20
 

◇住宅の義務化見送り 省エネ基準 中規模建築物は追加〈国土交通省〉

国土交通省は昨年12月3日、社会資本整備審議会建築分科会第17回建築環境部会を開催。「今後の住宅・建築物の省エネルギー対策のあり方について(第2次報告案)」を審議した。2020年までに新築住宅・建築物について段階的に省エネ基準への適合を義務化するとしていた方針に、延べ床面積300u以上2000u未満の中規模建築物(住宅以外)を対象に加える一方、同300u未満の小規模住宅・小規模建築物への義務化は見送る方針を固めた。














 

◇住宅取得支援制度など 説明会 2月1日から全都道府県で〈国土交通省〉

国土交通省は「消費税率引き上げに伴う住宅取得支援制度および省エネ等良質な住宅・建築物の取得・改修に関する支援制度等説明会」を2月1日から順次、全都道府県で開催する。2019年度予算案・2019年度税制改正大綱に盛り込まれた最近の支援制度の概要について同省担当官が説明する。計48回の開催で、参加は無料。住宅関連事業者向けだが、一般の人も参加できる。主な内容は@消費税率引き上げに伴う住宅取得支援策A良質な住宅ストックによる新しい循環システムの構築B住宅・建築物の省エネ化の推進C木造住宅・建築物の振興。参加は事前の申し込みが必要。インターネット(https://krs.bz/koushuu-setsumeikai/m/h30jyuutaku-seisan)、ファクス(0120・555・299)、電話(0120・555・312)のいずれかで申し込む。










 

山下社長


◇営業利益28%減 建材事業は大きく改善〈三協立山〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は1月10日、東京都中野区の東京オフィスで2018年6〜11月期の連結決算を発表。売上高は1700億2900万円、2017年同期比5.1%増。営業利益は12億1600万円、同28.3%減、経常利益は14億4500万円、同28.7%減、親会社株主に帰属する純利益は2億1900万円、同81.2%減だった。売上高は、全事業で増収。営業利益は、アルミ地金価格の上昇などがあったものの建材事業が大きく改善した。一方、他事業での競合、資材価格上昇、海外子会社の過年度分のれん償却追加などで、全体では減益となった。








 

◇防火設備検査員資格を付与 必要経験不足の13人に〈LIXIL鈴木シャッター〉

LIXIL鈴木シャッター(東京都豊島区、山田智社長)は1月11日、一般社団法人日本シヤッター・ドア協会(JSDA)が認定する「防火シャッター・ドア保守点検専門技術者資格」(JSDA資格)と2016年6月1日施行の建築基準法改正で導入された防火設備定期報告制度に伴い新設された国家資格「防火設備検査員資格」について、必要経験に満たない同社従業員らが受験して資格を付与されていたことが社内調査で判明したと発表した。該当する防火設備検査員資格者は13人。










 

「コネクトドア」=イメージ


◇自動ドアで空間演出 動きに合わせ映像投影〈ナブテスコ、凸版印刷〉

ナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)と凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は昨年12月3日、スライド式自動ドアの動きに合わせて変化する映像投影ソリューション「コネクトドア」を共同開発したと発表した。国内自動ドアトップシェアのナブテスコが長年培ってきた駆動制御技術と、凸版印刷が持つシステム開発技術力、映像制作力を組み合わせることで、商業施設、観光施設などに設置されている自動ドアなどエントランス空間を静的な空間から動的な空間へと変化させることができる。自動ドアに投影された映像と空間を一体化させ、エンターテインメント空間としての演出や広告スペースに活用できる。










 

「コペンクーペ」に採用された「エグゼビュー」の構造イメージ図


◇曇りにくいガラス ダイハツ車に初採用〈AGC〉

AGCは昨年12月19日、同社が開発した曇りにくいガラス「eXeview(エグゼビュー)」が、ダイハツ工業の限定販売車「コペンクーペ」のフロントガラスに世界で初めて採用されたと発表した。同社独自の樹脂膜コート材が車内の水分を吸収し、フロントガラスの曇りを防止する。ダイハツ工業のコペンは「感動の走行性能」と「自分らしさを表現できるクルマ」を、骨格と樹脂外板構造で実現した軽自動車のオープンスポーツカーで、現在3種のデザインで販売している。コペンクーペは、コペンセロをベースに、CFRP製のハードルーフを装着した、本格クーペスタイルの限定販売車。









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