2019 1/6・13
 

◇住宅ポイント創設 窓改修・宅配ボックスなど〈国土交通省〉

国土交通省はこのほど、今年10月の消費税率10%への引き上げ前後の需要変動の平準化を図ることを目的として、住宅の新築やリフォームに対して、新築で最大35万円相当、リフォームで最大30万円相当のポイントがもらえる「次世代住宅ポイント制度」を創設する。リフォームでは断熱改修(ガラス、内窓、外窓、ドア)、家事負担軽減設備(ビルトイン食器洗い機、宅配ボックス)などが対象で、4月〜2020年3月に請負契約・着工をし、2019年10月以降に引き渡しをしたもの(消費税率10%が適用されるもの)。他に、住宅ローン減税の延長、すまい給付金の拡充、贈与税の非課税枠の拡充の支援策も実施する。説明会は2月から開催する予定。










 

斉藤洋介関西板硝子卸商業組合理事長


◇息の長い景気拡大に 2025年大阪万博へ向け〈関西卸、関西工事、全硝連近畿地区本部〉

関西板硝子卸商業組合(斉藤洋介理事長)、関西板硝子工事協同組合(清水英彦理事長)、全国板硝子商工協同組合連合会近畿地区本部(小村哲也本部長)の3団体は1月9日、大阪市北区の新阪急ホテルで板ガラスメーカー、二次ガラスメーカー、関連業者を来賓に迎え、新年互礼会を開催した。主催者を代表し斉藤関西卸商組理事長が「2025年に大阪万博の開催が決まった。息の長い景気拡大が関西を中心に続くものと思われる。皆さまと情報を共有しながらもろもろの課題に取り組んでいきたい」と述べ、課題改善に向け意見交換を重視していく姿勢を示した。今年から国土交通省近畿地方整備局、経済産業省近畿経済産業局の担当官が来賓として出席し、今後両省のアドバイスも運営に生かす方針。










 

◇5ヵ月ぶり出荷増 複層・合わせ・強化も増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は1月1日、2018年10月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2カ月連続で前年同月より増加、出荷は5カ月ぶりの増加となった。複層ガラスは生産・出荷とも3カ月ぶりの増加だった。合わせガラスの生産は21カ月連続の増加、出荷は2カ月ぶりの増加。建築用の出荷も2カ月ぶりの増加だった。強化ガラスは生産・出荷とも5カ月ぶりの増加となった。板ガラスの生産は236万6000換算箱、前年同月比6.1%増。出荷は228万7000換算箱、同5.7%増だった。










 

実技試験の様子


◇合格者は計62人 社会的認知・技術向上へ〈日本自動車ガラス販売施工事業協同組合〉

日本自動車ガラス販売施工事業協同組合(JAGU)は、2018年度の「第15回JAGU自動車ガラス技術検定試験」の学科試験(筆記)を2018年9月30日、実技試験を同10月14日〜11月18日の期間に実施した。同8月28日に上陸した台風21号の影響で、近畿ブロックの試験は中止となった。自動車ガラス補修技術の社会的認知と業界全体の技術レベルの底上げを目的に、JAGUの組合員を対象とした独自の検定試験を2005年から実施している。1級は18人、2級は33人、フロントマスターは11人の計62人が合格。1級、2級、フロントマスターの合格者は、累計で1474人となった。










 

左から吉田取締役、吉負長、堀社長


◇18年度は樹脂窓率25%へ 窓の高断熱化伸長〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は昨年12月21日、本社で記者懇談会を開催した。堀社長が2019年3月期のAP事業の売り上げ、営業利益の見込みを報告。2018年(4〜11月)は、国内の住宅事業は「APW」樹脂窓が2017年比17%増、アルミ樹脂複合窓シリーズ「エピソードNEO(ネオ)」は同168%増、アルミ窓は同17%減と窓の高断熱化が進んだ。2019年3月期の業績は売上高が4318億円、2018年同期比3%増、営業利益は223億円、同1%増と増収増益を見込む。2018年度の戸建て住宅の全窓に占める樹脂窓率は約25%、高断熱窓(アルミ樹脂複合窓と樹脂窓)率は約64%を見込む。










 

「高性能建材・住設EXPO」に出展


◇防煙垂れ壁などPR 建材関連製品を出展〈帝人フロンティア〉

帝人フロンティア(大阪市北区、日光信二社長)は昨年12月12日から3日間、東京・有明の東京ビッグサイトで開催された高性能な建材、住宅設備の展示会「高性能建材・住設EXPO」に出展。不燃シート製防煙垂れ壁「かるかべ」、超軽量天井材「かるてん」など、帝人グループの建材関連製品をPRした。「かるかべ」は重量がガラス製の約10分の1と軽量で破損しにくく、破損・落下しても飛散しないのでけがの危険が少ない。フレーム部材も落下しにくい構造で安全性が高い。施工が簡単で、シートのたるみを現場で調整可能。シートの帯電防止機能で施工後に静電気によるほこりが付きにくく、施工業者から施工性への評価が高まっている。









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