2018 12/23・30
 

プロジェクトメンバーら(左から4番目が平井良典CTO)


◇つなぐオープンイノベ 協創で広く価値提供〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は12月12日、東京都中央区のAGC Studioで協創プロジェクト「SILICA(シリカ)」のプレス発表会を開催。平井良典専務執行役員CTOが「社会の変化に合わせて求められる開発のスピードも加速する必要があり、自前主義からオープンイノベーション戦略を進めてきた」と語り、鍵となる「つなぐオープンイノベーション」の柱である、グローバルテクノロジーネットワーキング活動、新研究開発棟の設立、協創プロジェクト「SILICA」について解説した。同社のこれまでのビジネスは、「建築用ガラスは住宅メーカーに」というように1対1の技術提案だった。協創を通じてAGCが持つ技術の可能性を広げ、幅広い客に価値を提供する。






 

入賞者と共に最優秀賞作品


◇応募185点、最優秀は山本将支氏 課題「生きもののようなガラス」〈日本電気硝子〉

日本電気硝子(松本元春社長)は電気硝子建材との共催で12月7日、「第25回空間デザイン・コンペティション」の表彰式を東京都港区のTKPガーデンシティ品川で開催。提案作品の課題「生きもののようなガラス」に対して185点の応募(登録数301件)の中から入賞作品10点を選び表彰した。最優秀賞(賞金100万円)は山本将支氏(I.R.A.)、優秀賞(賞金30万円)は中村春菜氏・岡本隼樹氏・桑原萌氏・山下尚行氏・山田昭徳氏(ジェイアール東日本建築設計事務所)が受賞した。










 

「広がる屋根」のリノベ後の外観(イメージパース)


◇性能向上リノベ実証 断熱と耐震で新築以上に〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は、全国のリノベーション事業者と連携し、既存の戸建て住宅に、断熱と耐震を軸にした性能向上リノベーションを施し、住まいの価値が窓と開口部で変えられるかを実証する「戸建て性能向上リノベーション実証プロジェクト(リノベプロジェクト)」を2017年度から実施している。2018年度のリノベプロジェクトとして、同社がリノベーション事業者のリビタ(東京都目黒区、川島純一社長)と取り組んでいた「広がる屋根」(横浜市青葉区)、アルティザン建築工房と取り組んでいた「北海道の家」(札幌市東区)がこのほど完成した。いずれも築40年近い戸建て住宅を、断熱と耐震について、現在一般的な新築住宅の性能を上回るレベルに改修した。










 

◇人の動き読み開閉 無駄開き減・バリアフリー〈ナブテスコ〉

ナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)の住環境カンパニー(上仲宏二カンパニー社長)は10月31日、人の動きを読むことで無駄開きを減らす自動ドア「NATRUS+e(ナトラスプラスイー)」を発売した。2017年10月にフルモデルチェンジして発売した自動ドア駆動装置「NATRUS」の三つの特長である@安全性の追求A利用環境に合わせた多彩な設定機能Bロングライフ設計で低ランニングコストを実現─に加え、室内環境改善・バリアフリー・省エネを同時に実現する。










 

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