2018 12/9・16
 

合成石英ガラスアンテナのサンプル


◇5G石英アンテナ 車載用や室内外用 伝送損失低く透明〈AGC〉

AGC(島村琢哉社長)は11月29日、伝送損失が低くて透明な、5G(第5世代移動通信システム)向け合成石英ガラスアンテナの開発に成功したと発表した。今後、車載用や室内外用アンテナなどでの実用化に向けた研究開発を進め、2019年からサンプル提供を開始する。あらゆるものがインターネットに接続するIoTの時代を迎え、2020年ごろから5Gの運用開始が見込まれており、28ギガヘルツ帯以上の高周波数帯を利用するアンテナ用基板には、伝送損失が低い材料が求められている。そこで同社は、伝送損失が極めて低く、周波数28ギガヘルツ帯以上を利用する機器デバイスやインフラに最適なアンテナの開発を進めてきた。






 

◇伊ペルマ社譲渡契約解除 中国社と合意し失効〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(瀬戸欣哉社長)は11月27日、同社の完全子会社であるLIXILが保有するイタリア・ペルマスティリーザ社の発行済み普通株式100%を中国のグランドランド社に譲渡する契約の解除を決めた。株式譲渡契約は、同日をもって相互の合意に基づき失効した。契約上、株式譲渡契約の解除に伴う債務不履行責任は発生しない。ペルマスティリーザ社とグランドランド社は、株式譲渡の合意成立以降、クロージングに向けた諸手続きの早期完了を目指してきた。しかし、対米外国投資委員会(CFIUS)からこの内容による取引については、承認できない旨の通知を受領した。










 

◇出荷減少は4カ月連続 複層も2カ月連続減少〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は12月1日、2018年9月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は8月の減少から再び増加した。出荷は4カ月連続の減少。複層ガラスは生産・出荷とも2カ月連続の減少となった。合わせガラスの生産は20カ月連続で増加した。出荷は8月の増加から再び減少。出荷のうち建築用は6カ月ぶりに減少した。強化ガラスは生産・出荷とも4カ月連続の減少だった。板ガラスの生産は223万6000換算箱、前年同月比3.0%増。出荷は201万3000換算箱、同5.1%減だった。










 

授賞シンポジウムの様子


◇「みらいのたね賞」受賞 断熱ハニカムブラインド〈セイキ販売〉

セイキ販売(東京都練馬区、守谷将人社長)は11月21日、一般社団法人日本能率協会(JMA、中村正己会長)が東京・有明の東京ビッグサイトで開催した「みらいのたね賞」授賞シンポジウムで、断熱ブラインド「ハニカム・サーモスクリーン」が「みらいのたね賞」を受賞した。審査員は「この断熱ブラインドは性能が良く、価格がこなれている。断熱性能は高く、窓の放射温度の影響を受けにくくすることができる。上部だけ、あるいは下部だけ開けたりできる機能は目隠しと通風を両立して便利」と評した。










 

「LD65T」の断面堰u金軒賞」表彰式の様子


◇中国でブランド表彰 最も創造力あるCWなど〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)はこのほど、中国で二つのブランド表彰を受けた。「LD65T」は中国金属構造協会が主催する第3回建築門窓カーテンウオール(CW)業界「金軒賞」の「最も創造力がある門窓カーテンウオールシステム」を受賞。2016年に続く2度目の受賞となった。中国不動産協会所属の上位500社が選ぶ「採用したい建材ブランド(門窓)」では、華東地域で1位、華南地域で2位に選ばれた。1位獲得は2年連続で、2011年の初選出以降6回目の受賞となった。「LD65T」は、市場が求めるアルミ型材の肉厚新基準に外資企業の中でいち早く対応し、寒冷地域から夏暑冬暖地域まで幅広い中国の気候条件で求められる断熱性能要求に応えた、高性能なアルミ型材断熱商品。9月に発売した。










 

すぐに着る物をつるせて便利な「見せ収納」


◇さおを「見せ収納」に 「ホスクリーン」用フック〈川口技研〉

川口技研(埼玉県川口市、納口成一朗社長)は室内用物干し「ホスクリーン」のスポット型に合わせてデザインした物干しざお「ホスクリーンQL型」を販売している。同社はこのほど洗濯物を干していないときに、さおを見せながらハンガーバーとして活用するための専用フック「ホスクリーンQLH型」を開発、販売を開始した。「ホスクリーンQL型」のデザイン性を生かし、さおの収納時でも壁掛けハンガーバーとして活用できる「見せ収納」が特長。物干しざおの断面形状が四角いため、専用フックも四角い断面形状をワンタッチで簡単にグリップできる形状。









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