2018 12/2
西孝博三協立山・三協アルミ社事業役員エクステリア事業部長
◇エクステリア事業活況 下期も生産増加続く〈三協立山・三協アルミ社〉
三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)の中核3事業であるビル、住宅、エクステリアの中で、現在エクステリア事業が活況を呈している。新商品開発による需要構造変化への対応や新市場の創出などの努力によってエクステリア事業そのものの市場拡大が続いている。加えて、ストック住宅市場の開拓もこれから進める余地が大きく残る。今年は、豪雪、地震、豪雨、台風など相次ぐ自然災害によって全国的に被害が広がり、その復旧復興需要も重なったことから繁忙が続く。西孝博同社事業役員エクステリア事業部長と北崎昭浩同事業部副事業部長にエクステリア事業の現況と今後の見通しなどについて聞いた。
◇ライトグレー色追加 「ペアレックスツインガード」「ペアレックスツインガードG」〈セントラル硝子〉
セントラル硝子(清水正社長)は11月1日、遮熱低放射(Low-E)複層ガラス「ペアレックスツインガード」とアルゴンガス入りの「ペアレックスツインガードG」に新色「ライトグレー」を追加。7色になった。「ペアレックスツインガード」は、Low-E膜を室外側のガラスの中空層側にコーティングすることで、高い断熱性能に加え、優れた遮熱性能を兼ね備える。冬季の暖房効率、夏季の冷房効率を向上させ、省エネルギーやCO2排出削減に貢献する。「ペアレックスツインガードG」は、中空層にアルゴンガスを封入し、さらに断熱性能を高めた。
◇CSR「ゴールド」獲得 フランス国際評価機関から〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は11月21日、CSRの国際評価機関EcoVadis(フランス)から最高ランクの「ゴールド」を初めて獲得したと発表した。「環境」「労働慣行および人権」「公正な商慣行」「持続可能な資材調達」の観点からCSRを評価し、企業が取引先の持続可能性を調査する際も使われる。EcoVadisは現在、110カ国・150業種のサプライチェーンの調査と評価を実施している。今回の評価は、21のCSR基準についての取り組みや改善によるもので、同社はガラス業界の上位7%に位置する高い評価を得た。
事業報告をする上仲会長(中央)
◇上半期は前年比減 ビル防火戸 アルミ対応見えず〈全国自動ドア協会〉
全国自動ドア協会(JADA、上仲宏二会長)は11月20日、東京都港区で、2018年度上半期の自動ドア需要動向、安全に対する取り組み、自動回転ドアの現況などについて事業活動を報告。18年度上半期の自動ドア生産台数の実績と通期見込み台数は、国内向けの上半期実績は6万3000台、17年度同期比1.5%減。海外向けは9000台、同31.9%減。総生産台数は7万2000台、同6.6%減。来年4月以降、ビル防火戸の通則認定が使えなくなることを受け、JADA会員各社はステンレスの個別認定を取得している。スチールに関しても、4月に間に合うよう取り組みを進めている。アルミに関しては、アルミサッシメーカーの方向性が見えない状況。