2018 11/11・18
 

ガラスアンテナによる電波放出イメージガラスアンテナを既存窓に貼付した様子=画像提供はAGC


◇ガラスで基地局拡充 世界初のアンテナ開発〈AGC、NTTドコモ〉

AGC(島村琢哉社長)とNTTドコモ(吉澤和弘社長)は11月7日、景観を損ねることなく既存窓ガラスの室内側から取り付けられる、世界初の電波送受信が可能なガラスアンテナを共同開発したと発表した。ガラスを通過する際の電波の減衰・反射を抑えることができ、「アトッチ工法」を活用して建物の内側から施工するので足場の設置や土台の工事が不要。2019年上期から現在主流であるLTEの周波数帯の基地局へガラスアンテナを展開し、携帯電話のサービスエリア拡充を図る。将来的には5Gへの対応、網入りガラスやLow-Eガラスにも取り付けることができるよう開発を進めていく。








 

前面ガラスはAGC(上)、客室の窓ガラスは日本板硝子の製品が採用された


◇西武鉄道、25年ぶり新型特急 「見たことのない」新しい車両に〈AGC、日本板硝子〉

西武鉄道(埼玉県所沢市、若林久社長)は10月29日、新型特急車両001系「Laview(ラビュー)」を発表した。現在運行している10000系「ニューレッドアロー」から25年ぶり。外観・内観ともに「今までに見たことのない新しい車両」にこだわった。来年3月から運行を開始する。基本デザインは建築家の妹島和世氏が監修した。先頭車両の形状は球面形状とし、先頭車両の前面ガラスは半径が1500o(国内初)の3次元の曲面ガラス。客室窓は等間隔で縦1350×横1580oの大型ガラスを配置し、沿線の景色を大パノラマで楽しめる。










 

◇出荷3ヵ月連続減 建築合わせ5ヵ月連続増〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は11月1日、2018年8月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は5カ月ぶりに前年同月より減少。出荷は3カ月連続で減少した。複層ガラスは生産・出荷とも7月の増加から再び減少。合わせガラスの生産は19カ月連続で増加。出荷は7月の減少から再び増加に転じた。出荷のうち建築用は5カ月連続の増加だった。強化ガラスは生産・出荷とも3カ月連続の減少。板ガラスの生産は203万1000換算箱、前年同月比4.1%減。出荷は179万1000換算箱、同3.0%減だった。










 

◇受注量・価格とも下降 7〜9月期の関西景況〈一般社団法人日本サッシ協会関西支部〉

一般社団法人日本サッシ協会関西支部(加島治志支部長)はこのほど、208年7〜9月期の関西地区景況調査の結果をまとめ、発表した。景況感を示す4指標についての指数(DI)は、2018年4〜6月期の前回調査時より受注量と受注価格は下降、今後1年間の受注見通しと人員過剰率は上昇。関西支部会員30社に調査を実施し、21社から回答があった。受注量はプラス9.5で前回調査比7.9ポイント下降。製品別はアルミ製品がプラス11.1で同1.4ポイント下降。スチール製品は0.0で同27.3ポイント下降。ステンレス製品はマイナス28.6で同6.4ポイント下降。住宅製品はプラス25.0で同25.0ポイント上昇。非住宅製品は0.0で同26.1ポイント下降した。










 

自動ドアの新型駆動装置「NATRUS」


◇業界最高水準の安全性 キッズデザイン協議会会長賞に〈ナブテスコ〉

ナブテスコ(東京都千代田区、寺本克弘社長)の住環境カンパニー(上仲宏二カンパニー社長)はフルモデルチェンジした自動ドアの新型駆動装置「NATRUS(ナトラス)」引き戸シリーズを販売している。子供から高齢者まで、安全で快適に通行できるように配慮し、2017年3月に制定された国際水準の自動ドア安全規格JISA4722に対応する業界最高水準の安全性を持つ。NPO法人キッズデザイン協議会が子供や子育てに配慮した製品・空間・サービス・活動・研究などを顕彰する制度「第12回キッズデザイン賞」を受賞。9月25日には全受賞作品252点の中から、奨励賞である「キッズデザイン協議会会長賞」に選ばれた。










 

◇新時代のガラス建材 「プロフィリット」〈日昌グラシス〉

日昌グラシス(東京都中央区、伊地山直紀社長)が販売している溝型ガラス「プロフィリットガラス」が、BSテレビ東京で毎週木曜午後9時から放送されている「突撃!隣のスゴイ家」で取り上げられた。番組では、千葉県にある「全ての場所が光に満ちた家」にスポットを当て、家の中に光を取り込む工夫、風通しを良くするテクニックを紹介。「プロフィリットガラス」はらせん階段がある壁面に設置され、「独特な質感と透明感を持つ新時代のガラス建材」として紹介された。







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