2018 8/12・19

◇住宅建材・設備値上げ 希望小売価格の2〜20%〈LIXIL〉

LIXIL(瀬戸欣哉社長)は7月31日、一部の住宅用建材・設備のメーカー希望小売価格を2018年10月1日受注分から順次改定すると発表した。原材料と燃料価格の高騰が続く中、全社を挙げて生産性の向上、合理化によるコストダウン・諸経費の削減をして製品原価の上昇を抑制してきたが、今後も大幅な原材料コスト増が見込まれるため、企業努力だけでの対応が困難と判断した。メーカー希望小売価格アップ率は2〜20%程度。








 

防災安全ガラス140枚を施工した


◇石巻市で寄贈工事 「防災安全ガラス」認知拡大へ〈機能ガラス普及推進協議会、全国板硝子商工協同組合連合会東北地区本部〉

機能ガラス普及推進協議会(島村琢哉会長)と全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、辻良明会長)の東北地区本部(袴田恭司本部長)は7月28、29日と8月7〜9日の5日間で、宮城県石巻市立蛇田中学校への「防災安全ガラス」の寄贈工事を実施。7月の2日間は東北板硝子卸商業組合(大久保章宏理事長)、東北板硝子工事協同組合(原田尚樹理事長)の組合員を加えて有志延べ40人が施工した。「防災安全ガラス」の認知度拡大、普及推進のための寄贈事業は、奈良県生駒市立真弓小学校、岡山県和気町立本荘小学校に続き全国で3例目。










 

◇生産・出荷とも増加 複層・合わせ・強化も〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は8月1日、2018年5月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は前年同月比2カ月連続で増加。出荷は4月の減少から再び増加となった。複層ガラスの生産は7カ月ぶり、出荷は6カ月ぶりの増加だった。合わせガラスは生産・出荷とも16カ月連続で増加。出荷のうち建築用は2カ月連続の増加だった。強化ガラスの生産は4カ月連続で増加。出荷は3カ月連続の増加だった。板ガラスの生産は233万7000換算箱、前年同月比13.9%増。出荷は189万3000換算箱、同4.6%増。










 

左奥が北棟工場、その右が南棟新建屋、右側と手前の一帯に取得済みの工場拡張用地が広がる=総敷地面積3万1155u(9440坪)


◇合わせ、生産拡大へ オートクレーブ3基目稼働〈まねきや硝子〉

まねきや硝子(大阪府東大阪市、奧山寛一社長)は、伊賀工場(三重県伊賀市)の合わせガラス生産能力を増強する。新しくオートクレーブ1基(加熱圧力窯、ガラス最大加工寸法12×3m)を増設することで、これまでの2基から3基体制とし、合わせガラスの生産量を年間約20万uから22万uに拡大する計画。併せて1次圧着ラインの洗浄機・積層・ニップロール設備2ラインのうち、1ラインを広幅の新型に入れ替え、生産性を上げる。同社は2017年から伊賀工場のオートクレーブ設備、コンプレッサー、ボイラー、井戸水掘削、洗浄機・積層・ニップロール1次圧着ライン、合わせガラス切断機など、意欲的に設備を増強しており、今回の設備投資額は計5億1200万円。










 

「リフォーム産業フェア2018」で「RAKUE」をPRした


◇新しいカバー工法 施工・販売店を募集も〈BACホールディングス、栗原〉

BACホールディングス(BACHD、愛知県一宮市、長谷川祐貴社長、0586・76・1016=BAC)と栗原(東京都文京区、栗原重和社長、03・3816・1151)は窓の新しいカバー工法「RAKUE(ラクエ)」を共同開発し、7月1日から販売を開始した。BACHDの硬質発泡ウレタンを使ったサッシ施工工法「発砲工法」と、栗原がカナダのP.H.Tech社の樹脂サッシ製造技術を導入して製造・販売する高性能断熱窓「K-WINDOW」を組み合わせた。両社は「RAKUE」の施工・販売店を募集して施工体制を構築し、全国展開を目指す。










 

「プロノーバ」施工例


◇高断熱で採風タイプも 冬は暖かく夏は爽やか〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は8月1日、高断熱玄関ドア「プロノーバ」を発売した。ドア厚60oの高断熱仕様でありながら、採風タイプもある。冬は高断熱仕様で暖かく、夏は玄関に風を通して熱、湿気、臭いなどを外に逃がして爽やかな空間にする。高級感を演出する鋳物格子など多彩なデザインから選べる。片開きタイプと親子タイプがあり、錠は手動錠と電気錠がある。採光タイプは自然光を取り入れ、趣味を楽しむ空間を演出。11デザイン。










 

「プラマードH」施工例


◇北海道住宅向け樹脂窓 断熱性高めて適した窓種〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は7月25日、北海道向けの住宅用樹脂窓「プラマードH」を発売した。1997年に発売した樹脂窓「プラマードV」をアップグレードした、北海道で新築、リフォームのいずれにも使える北海道工場製の樹脂窓。断熱性能を「プラマードV」より高め、北海道の住宅に適した窓種をそろえた。一部商品は同2日に発売している。フレーム部分の補強材の材質を変更したことで、熱貫流率は1.34W/u・Kとなり、断熱性能が従来比2%向上。










 

プリント基板洗浄工程での使用例


◇吸水性高いスポンジ 耐摩耗性や耐薬品性も〈伏見製薬所〉

伏見製薬所(香川県丸亀市、伏見豊社長、06・6221・5101=大阪営業所)は洗浄機用スポンジローラー「テクノポーラスローラー」を販売している。独自技術の連続微細気孔スポンジで、吸水性を高めた。材質はポリウレタンとポリオレフィンがあり、さまざまな機能を付加できる。ポリウレタンは耐摩耗性や耐熱性が高く、寿命が長いのでランニングコストを抑えられる。ポリオレフィンは耐酸性、耐アルカリ性が高い。溶剤にも強く、ほとんどの薬液に対して耐性がある。エッチングの薬液にも強く、洗浄後の工程に薬液を残さない。







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