2018 7/15
◇新規事業の育成加速 成長戦略担うBIC新設〈日本板硝子〉
日本板硝子(森重樹社長)は7月1日、「ビジネス・イノベーション・センター(BIC)」を新設した。BICは同社の成長戦略を担う組織として、世界各地域の市場ニーズに即した新規事業の開発・育成を加速していく。BICを中心とした新規事業の育成によって、新しい顧客価値の創造を目指す。BICに既存の事業部や研究開発部とは違う文化を持たせるため、村田製作所で新規事業開発に豊富な経験と実績がある石野聡氏が、同日付で執行役最高事業開発責任者BICセンター長に就任した。
欧州超大型望遠鏡の完成予想図
◇コーティング設備供給 世界最大の望遠鏡製作用〈AGC〉
AGC(島村琢哉社長)は6月26日、AGCグループがヨーロッパ南天天文台(ESO)と同天文台がチリに建設する世界最大の光学望遠鏡、欧州超大型望遠鏡の分割鏡コーティング設備の供給契約締結を発表した。AGCグループの中核企業であるAGCガラス・ヨーロッパ社が、欧州超大型望遠鏡の分割鏡の製造に使用されるマグネトロン・スパッタリング・コーティング設備の供給契約をESOと締結した。ESOが建設する欧州超大型望遠鏡は、チリのアタカマ砂漠に設置される。
◇複層戸建て普及率97.3% Low-Eは81.3%に拡大〈板硝子協会〉
板硝子協会(島村琢哉会長)はこのほど、2017年度の新築住宅の複層ガラス普及率を発表した。戸数普及率は戸建て住宅が97.3%、前年度より0.2ポイントの減少と4年ぶりの減少となった。うちLow-E複層ガラスは81.3%、前年度比7.8ポイント増加した。前年度の減少から再び増加となった。共同住宅は70.3%、同3.9ポイント増加と4年ぶりに増加した。うちLow-E複層ガラスは20.7%、同8.8ポイント増と3年ぶりの増加だった。戸建て住宅の複層ガラスの面積普及率は95.7%、同1.2ポイント増と4年連続の増加だった。うちLow-E複層ガラスは79.8%、同7.3ポイント増。前年の減少から再び増加となった。