2018 2/4
 

発表する武田雅宏建築委員長


◇明日が良くなるガラス業界へ 「高性能エコガラス」の提案〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は1月23日、東京都千代田区の如水会館で各委員会委員長が2017年度の主な活動を報告、2018年度のテーマと課題を発表した。その中で板ガラス流通業界と関係が深い建築委員会(武田雅宏委員長)の発表内容を紹介する。本年度の活動方針は前年度に引き続き、省エネと健康・環境に配慮した住宅・建築物に向けた「高性能エコガラス」と、自然災害に強い建物づくりのための「防災安全ガラス」の普及促進。ガラスの特性や使い方の正しい知識も広く伝える。








 

アルファードにプライバシーガラス「UV Protect400」を採用=写真はトヨタ自動車提供


◇トヨタ2車種に採用 プライバシーガラス〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は、1月8日から予約発売が始まった、トヨタ自動車の「アルファード」と「ヴェルファイア」のスライドドアガラス、リアクオーターガラス、バックドアガラスに世界初のプライバシーガラス「UV Protect400」が初めて採用された。このガラスは、ガラス単独で従来のプライバシーガラスに比べて、長波長側(370〜400ナノm)を含めて紫外線を約99%カットしながら、赤外線90%以上をカットする。










 

自動ドア鴛。層ガラス仕様の断面


◇複層仕様ニーズに対応 店舗用3窓種 溝幅35o追加〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(中野敬司社長)は1月5日、オフィスビル、店舗などで使用される店舗用建材「STフロント」シリーズを強化する。三つの窓種に空気層12oの複層ガラスに対応するガラス溝幅35oタイプを追加した。2020年の省エネ基準適合義務化に伴い、オフィスビル、店舗などで高まっている複層ガラス仕様のニーズに対応する。










 

表彰を受ける吉田社長(右)「YKK80ビル」


◇「80ビル」国交大臣賞 サステナ建築賞〈YKK不動産〉

YKK不動産(東京都千代田区、吉田忠裕社長)は1月23日、YKKとYKK APの本社ビル「YKK80ビル」が、第7回「サステナブル建築賞」の最高賞である国土交通大臣賞(大規模建築部門)を受賞した。「YKK80ビル」は、高い環境性能とともに、シンプルで普及性がある手法を用い、建築・構造・設備とオフィスプランニングが緻密に連携し合って工夫され構成されていること、YKKグループが建築やオフィス構築に意欲的に取り組み、積極的に新技術を導入した姿勢などが評価された。










 

ポリカーボネート板乳白色を設置した改修事例


◇新設・既存とも対応 日射遮蔽し直射光拡散も〈日昌グラシス〉

日昌グラシス(東京都中央区、伊地山直紀社長)はこのほど、トップライト「ユニルーフ」シリーズに「ポリカ・アウトセット工法」を追加した。「ユニルーフ」の上面にポリカーボネート板(乳白色を推奨)をアウトセットすることで、日射熱遮蔽(しゃへい)性能が向上。直射光を拡散する効果もある。新設だけでなく、既存の「ユニルーフ」シリーズにも対応する。「ポリカ・アウトセット工法」は、「ユニルーフ」の上面にポリカーボネート板(乳白色を推奨)をアウトセットすることで、日射熱遮蔽性能が向上する。







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