2018 1/28

◇建築ガラス値上げ 板ガラス・鏡製品10〜15% 機能ガラス製品7〜10%〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は1月25日、国内建築用板ガラス製品の価格を2018年3月1日出荷分から改定すると発表した。建築用板ガラス製品と鏡製品の価格を10〜15%、建築用機能ガラス製品の価格を7〜10%引き上げる。建築用板ガラス製品については、重油など原燃料と各種副資材の高騰に加えて、労働力不足による労務費の上昇が、製造コストに重大な影響を及ぼしている。同社は製造拠点の効率化など固定費の削減、一般管理費の削減などコストダウン対策を実施してきたが、重油価格の高騰などによるコストアップを全て吸収することができず、販売価格に転嫁せざるを得ない状況になっているという。そのため、国内建築用板ガラス製品の販売価格を改定することにした。






 

合同委員会


◇エコガラスの定義変更 ハイグレード機能ガラスへ〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は1月23日、東京都千代田区の如水会館で、来賓に湯本啓市経済産業省製造産業局素材産業課長を招き合同委員会を開催。島村会長はあいさつの中で、エコガラスの定義変更に伴い、よりグレードの高い機能ガラスのアピールを強めるとともに、防災拠点建物の施設機能の継続を前提にした設計指針づくりへの期待を示し、「より安全・安心・快適な生活環境実現に貢献できる、製品技術の開発・普及に努めたい」と方針を語った。








 

白井春雄理事長・会長


◇住宅・建物に新価値観 高断熱サッシ比率 新築戸建ての6割〈日本サッシ協会、カーテンウォール・防火開口部協会〉

日本サッシ協会とカーテンウォール・防火開口部協会(白井春雄理事長・会長)は1月19日、東京都港区の明治記念館で新年賀詞交歓会を開催した。白井理事長・会長は「住宅や建物は、『良い住宅を長く使う』という新たな価値観に基づき造られていく。良い住宅・建物の一つとして、高い省エネ性が挙げられるが、2016年度の調査によると、新築戸建て住宅では6割に迫る割合で高断熱サッシが採用されていることになる。今後、ZEHやZEBが普及していく中で、この勢いはさらに進むと思われる」と述べた。










 

山村副会長の発声で乾杯


◇安全な自動ドア普及へ 関係業界に安全指針徹底〈全国自動ドア協会〉

全国自動ドア協会(JADA、上仲宏二会長)は1月18日、東京都港区のメルパルク東京で2018年新春賀詞交歓会を開催。正会員、賛助会員らが出席した。上仲会長は、昨年3月に「JISA4722歩行者用自動ドアセット─安全性」が制定されたことを受け、「このJISは、自動ドア開閉装置だけでなく、サッシ、ドアなど周辺の全般的な安全性が求められる。当協会で作成したJIS準拠の安全ガイドラインを関係業界に案内し、安全な自動ドアを世の中に普及していくことが、われわれの使命だ」と述べた。










 

「エリファイトプラス─X」の施工例


◇耐熱合わせを採用 特定防火設備Fix窓〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は1月11日、スチール製Fix窓「エリファイトプラス」を発売した。耐熱合わせガラスを採用しており、地震などでガラスが割れても飛散しにくい。国土交通大臣認定を取得した特定防火設備。2枚の耐熱ガラスを特殊樹脂フィルムで張り合わせた耐熱合わせガラス「ファイアライトプラス」(日本電気硝子製)を採用。高い防火性能を発揮し、地震や強い衝撃を受けてガラスが割れても飛散しにくい高い衝撃安全性を持つ。「エリファイトプラス─X」は横長タイプで、工場の見学通路などに設置すると開口部分を大きく見せることができる。







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