2017 11/12
 

ドアウインドーで車外の人とコミュニケーションも


◇自動運転時代のガラス 車と人との相互伝達〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は、東京・有明の東京ビッグサイトで10月27日から10日間開催された第45回「東京モーターショー2017」に出展。主催者テーマ展示「TOKYO CONNECTED LAB(東京コネクテッドラボ)2017」内にブースを展示し、「人と車のインタラクティブコミュニケーションでのガラスの役割」をテーマに、同社が考える自動運転時代の自動車を展示した。運転支援から自動運転まで、自動運転レベルに応じて車と人とのインタラクティブコミュニケーションを提案する。展示ブースには、同社が考える自動運転時代の自動車を展示。一般公開前の26日には、杉本直樹執行役員事業開拓部長がプレスブリーフィングをし、同社の展示内容について説明した。






 

◇営業益31.3%伸びる 建築用前年並み〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は11月2日、2017年4〜9月期連結決算を発表。売上高は2969億8900万円、2016年同期比2.5%増だった。営業利益は177億2300万円、同31.3%増、税引き前利益は93億2600万円、同14.2%減、親会社の所有者に帰属する純利益は48億7800万円、同15.0%増。建築用ガラス事業は売上高、営業利益とも前年並みとなった。建築用ガラス事業の売上高は1192億9700万円、同0.8%増、営業利益は133億3800万円、同0.6%減。欧州での売上高の増加や円安に伴う為替換算の影響によって売上高が増加した。






 

◇売上高伸びるも減益 建築用は減収〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(清水正社長)は10月31日、2017年4〜9月期連結決算を発表。売上高は1100億9400万円、2016年同期比4.5%増だった。営業利益は26億9100万円、同53.7%減、経常利益は33億2500万円、同42.3%減、親会社株主に帰属する純利益は18億8300万円、同56.7%減と損益面はいずれも減少となった。建築用ガラスは工期遅れなどの影響を受け売上高は減少した。ガラス事業の売上高は728億3000万円、同4.9%増。損益面は23億5300万円悪化し営業損失10億7700万円となった。






 

◇17年1〜9月期 増収増益もガラス減益〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子は10月31日、2017年1〜9月期の連結決算を発表。売上高は1兆639億5600万円、2016年同期比13.2%増だった。営業利益は824億5100万円、同32.7%増、税引き前利益は806億8900万円、同70.9%増、親会社の所有者に帰属する純利益は606億1100万円、同84.2%増。損益面は大幅な増加となった。ガラス事業は売上高は増加したものの、原燃材料価格の上昇が影響し営業利益は減少となった。ガラス事業の売上高は5407億5100万円、同6.7%増、営業利益は218億1900万円、同5.8%減。建築用ガラスは、欧州で販売価格が上昇、北米で出荷が堅調だったため売上高は増加した。








 

◇出荷は再び増加に 複層出荷減2ヵ月連続〈板硝子協会〉

板硝子協会(島村琢哉会長)は11月1日、2017年8月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は6カ月連続で前年同月より増加、出荷は7月の減少から再び増加した。複層ガラスの生産は10カ月ぶり、出荷は2カ月連続で減少した。合わせガラスは生産、出荷とも7カ月連続で増加。出荷のうち建築用は3カ月連続の減少だった。強化ガラスの生産は6カ月ぶりに減少、出荷は10カ月連続で増加した。板ガラスの生産は211万8000換算箱、前年同月比1.1%増。出荷は184万7000換算箱、同2.0%増だった。








 

新中期経営計画を説明する瀬戸社長


◇成長のため体質改善 利益率の向上目指す〈LIXILグループ〉

LIXILグループ(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は11月6日、2019年3月期〜2021年3月期の中期経営計画を発表した。直近の2年間はバランスシートの改善と組織簡素化に注力してきたが、新中期経営計画では成長のための体質改善を進め、「利益率の向上」を目指す。それによって長期の持続的成長に向けて、LIXILを再定義する。来年4月から新商品ブランド戦略に基づき、窓・ドア領域で「TOSTEM」ブランドなどを復活させるとともに、国内で開発・生産・販売を一体化する組織改革も実施する。










 

「エコラックス70」の施工事例


◇腐食の心配ない 透明で高遮熱断熱を実現〈サンゴバン〉

サンゴバン(東京都千代田区、機能樹脂事業部=03・5216・7512)は、「ソーラーガード」シリーズの次世代Low-Eウインドーフィルム「Ecolux(エコラックス)70」を販売している。可視光線透過率は69.6%と高透明ながら、熱貫流率3.8W/u・Kを実現。遮蔽(しゃへい)係数は0.59と遮熱性能にも優れ、一年中、快適性と省エネ性を実現する。ハードコート付きの高透明断熱フィルムの一部で、施工後に腐食するといった問題が発生している。「エコラックス70」は腐食しにくい金属を使用しており、腐食の心配がほとんどなく、「安心して使ってもらいたい」とアピールする。







ページの先頭に戻る 過去の記事へ