2017 10/29・11/5
 

深川祐一社長


◇フレキシブルな対応 重視 「価値をクリエートする」〈AGCグラスプロダクツ〉

AGCグラスプロダクツは昨年12月、新社長に深川祐一氏が就任、約10カ月が経過した。今年は新築住宅向け需要の停滞が目立ち、ビル用需要の波も遅れが続いている。深川社長は根幹となる経営姿勢について「外部環境に合わせてフレキシブルに対応することが求められており、まさにマネジメントレベルが問われる」と語り、市場対応については「住宅市場は新築60万戸時代に向けた大きなトレンドに入った事象なのかを見極め、ビル用にリソースをシフトすることを考えていかなければならない」と説明する。今後の需要に対しては「パイを奪い合うのではなく、利益は市場をクリエートして付加価値分を頂き、それを分け合うことが正しいと思っている」との考えも示す。








 

リニューアルオープンしたAGC Studio


◇AGC Studioリニューアル ブランド発信に活用〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は10月17日、東京都中央区の同社ショールーム「AGC Studio」をリニューアルオープンした。同ショールームは2010年10月、「見て・触って・体感できる建築用ガラスのショールーム」として開設以来、主に建築用途の関係者や消費者に活用されてきたが、さらに幅広いAGCグループ製品を紹介し、ソリューションまで提案する場とする。会議室は最大収容80人に拡張し、「街づくり・空間づくり」の関係者や消費者とのコミュニケーションの場として活用する。AGCブランド発信にも活用する。










 

新商品を説明する堀社長


◇非木造の窓を高断熱化 アルミ樹脂複合と樹脂窓〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は10月10日、東京都文京区のAZfiveでビル用高断熱窓の新商品を発表。低層集合住宅向けアルミ樹脂複合窓「エピソードNEO-LB」、ビル用樹脂窓「EXIMA37」「EXIMA77」を紹介した。堀社長は「戸建て住宅では高断熱窓が普及してきたが、ビルや集合住宅(非木造)では窓の高断熱化が進んでいなかった。非木造にも高断熱窓を追加することで、全体に占める高断熱商品(アルミ樹脂複合と樹脂)の比率を、2016年の2%から2020年までに10倍の20%に引き上げたい」と目標を語った。








 

「リシェント玄関ドア3」


◇身近に、求めやすく リフォーム玄関扉を刷新〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は、リフォーム用玄関ドアをモデルチェンジ。10月1日から「リシェント玄関ドア3」「リシェント玄関ドア3防火戸」として発売した。既存のドアの枠を残したまま、上から新しい枠や額縁でカバーして新しいドアを取り付けるので、外壁を壊すことなく1日で工事が完了する。玄関ドアのリフォームを身近に感じることができるよう、人気の立体感があるデザインと色を追加。求めやすい価格設定とした。「リシェント玄関ドア3」は北海道限定の1デザインを含む42デザイン・17色、「リシェント玄関ドア3防火戸」は10デザイン・13色から選べる。










 

「MRTALP811DC3」(右上は「Intelli Grip」のコントロールユニット)


◇簡単に気圧調節 大型リフター新機種投入〈杉村商事〉

杉村商事(大阪市西区、杉村亨社長、06・6532・0720)は米パワーグリップ社製大型リフターの新機種「MRTALP811DC3」の販売を開始した。液晶ディスプレーで気圧の調節、バッテリー残量の確認などが簡単にできる「Intelli Grip」を搭載。同社は最近、人手不足や高齢化に伴う省力化のニーズ、機械を使ってガラスを施工する安全性が認知されてきたこと、古くなった機種の買い替え需要で大型リフターの販売量が増えている。軽量・小型のスタンダードな機種、500〜600kgつりの大型機種など幅広く売れており、同機種も既に納入実績がある。ラインアップを充実して、拡大する需要に対応する。







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