2017 10/8
 

◇超高断熱真空ガラス 非住宅窓改修にも対応〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は10月2日、超高断熱真空ガラス「スーパースペーシア」を発売した。今年は真空ガラス「スペーシア」発売開始から20年が経過する節目の年に当たり、構造に変化を加えた最高レベルの断熱性能を持つ超高断熱真空ガラスを開発した。マイクロスペーサーの数を約半分に抑え、スペーサーによる熱伝導を半減させることで断熱性能が向上。熱貫流率(U値)0.65W/u・Kでありながら、厚さは10.2oと薄いため、1枚ガラス用サッシにも使用できる。ビルなど非住宅の窓改修にも対応する。








 

「LC MAGIC」リバースモードの採用事例=電源オン(左)と電源オフ


◇合わせガラスに使用可 世界初 電源オフで透明も〈凸版印刷〉

凸版印刷(東京都千代田区、金子眞吾社長)は、電源オフで不透明、電源オンで瞬時に透明に切り替わる調光デバイス「LC MAGIC」を販売している。銅タッチセンサー技術と融合させ、タッチ操作で透明と不透明の切り替えが可能な「電子ブラインド」などアプリケーションの開発も可能。不透明時に映像を投影すればサイネージとしても利用でき、既存のガラス張りのビルをスクリーンとして活用できると注目されている。合わせガラス用途としても使用でき、薄型化を実現したことで曲面への貼り付けが可能になった。








 

◇AGC Studio改装 AGC製品発信拠点へ〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は10月17日、東京都中央区にある建築用ガラスのショールームAGC studioを、同社ブランドの発信拠点「AGC Studio」としてリニューアルオープンする。建築用ガラスの他、街づくり、空間づくりに貢献する同社グループの製品を紹介。リビング、キッチン、店舗、ホテルなどあらゆる生活シーンでの具体的なソリューションを提案する。1階はブランド発信フロア「Solution Cafe」。「Crossギャラリー」と「Cafeギャラリー」で構成し、素材だけでなく、生活シーンでのソリューションまで表現する企画展を開く。








 

左から小早川智明東京電力ホールディングス社長、川崎敏寛東電EP社長、LIXILの柏木秀ZEH事業推進部長、吉田聡専務、瀬戸欣哉社長


◇ZEH化コスト大幅減 国内初サービス 東電EPと合弁会社〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は9月1日、東京電力エナジーパートナー(東電EP、東京都港区、川崎敏寛社長)と合弁で「株式会社LIXILTEPCOスマートパートナーズ」を設立。10月1日から事業を開始した。環境に負荷を掛けないネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)の普及促進を目的に、同社が販売する高性能の窓やドア、構造体などZEH向け建材を採用する人を対象に、太陽光発電システムと完成後の電力販売をセットにした国内初のサービスを展開する。9月21日に東京都千代田区の紀尾井カンファレンスで同社の瀬戸社長、吉田聡専務、東電EPの川崎社長らが説明した。








 

「ガラスストレージシステムSタイプ」


◇在庫スペース縮小 ガラスストレージ導入〈東洋硝子〉

東洋硝子(群馬県太田市、西田幸隆社長)はこのほど、台湾のCEA社製「ガラスストレージシステムSタイプ」を導入した。ガラスの在庫スペースを縮小でき、地震によるガラスの転倒を防ぐ。同社はケーキショップのガラスショーケースをメーンに製造しており、特にガラスショーケースを曇らなくするヒーター付きの複層ガラス「ヒーターフィルムガラス」は大手のジェラートショップに納入するなど、高いシェアを誇っている。同社はこうしたガラスショーケースのさまざまなニーズに対応するため、多品種のガラスをそろえておく必要があり、現在はフロート板ガラスは3o、4o、5o、6o、8o、10o、15o、高透過ガラスは5o、6o、8o、10o、Low-Eガラスなどを在庫している。







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