2017 2/19
 

◇円高影響し減収 数量増と価格上昇で利益伸長〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は2016年度(2016年12月期)の連結決算を発表。売上高は1兆2826億円(2015年同期比3.3%減)、営業利益は963億円(同35.3%増)の減収増益となった。最終純利益は534億円(同15.3%増)。円高など為替の影響を受け減収となったが、化学品、自動車用ガラスの数量増、欧米建築用ガラスの価格上昇、原燃材料価格下落などのコストダウンによって営業利益は大きく増加した。2017年12月期の連結業績予想は、売上高1兆3500億円(2016年同期比5.3%増)、営業利益1050億円(同9.0%増)を見込む。






 

参加者約1000人で記念撮影


◇「記憶に残る店」へ 南但馬朝来店がグランプリ〈YKK AP〉

YKK AP(堀秀充社長)は2月2日、千葉県浦安市の舞浜アンフィシアターで同社とパートナーシップを結ぶ窓リフォーム店「MADOショップ」の全国大会「MADOショップSUCCESS2017」を開催した。全国10エリアの代表10店舗が、MADOショップ活動への思いや成功の秘訣(ひけつ)などをプレゼン形式で発表。来場者約1000人による投票の結果、関西エリアの南但馬朝来店(日林マテリアル)がグランプリを受賞した。








 

◇400億円増資で財務強化 成長施策の推進へ〈日本板硝子〉

日本板硝子(森重樹社長)は2月2日、中期経営計画の第2フェーズ(2018年3月期〜2020年3月期)に向けた四つの重点施策を進める目的で、財務基盤の確立を図るための増資をすると発表した。3月31日を払込期日とする、400億円の第三者割当増資を実施する。引受先は日本政策投資銀行、みずほ銀行、三井住友銀行、三菱東京UFJ銀行が出資するジャパン・インダストリアル・ソリューションズと、日本政策投資銀行、三井住友銀行などが出資するUDSコーポレート・メザニン・ファンド。自己資本の充実を前倒しし、ビジネスリスクに対応するため。借入削減の一部前倒しによる金利など金融費用削減も前倒しする。








 

◇出荷再び増加に 複層・合わせ・強化も増加〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は2月1日、2016年11月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は2カ月連続で前年同月より減少。出荷は10月の減少から再び増加となった。複層ガラスは生産・出荷とも2カ月ぶりに増加となった。合わせガラスの生産は4カ月連続の増加、出荷は2カ月ぶりに増加した。出荷のうち建築用も2カ月ぶりの増加。強化ガラスは生産が3カ月ぶり、出荷は2カ月ぶりに増加した。








 

左から2位の菅原氏、優勝の今井氏、3位の高橋氏


◇技能グランプリに8人 厚労大臣賞は今井英男氏〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

各業界で優れた技能を持つ1級技能士が技能を競う「第29回技能グランプリ」が2月10日から4日間、静岡市駿河区のツインメッセ静岡などで開催された。競技は11、12日の2日間開催され、ガラス施工の部門は全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、辻良明会長)から8人が出場した。今回からガラスの円形くりぬきが加わり、ベルトサンダーを使ったガラスの小口磨きができなくなった。これまで以上に技術力が求められる中、今井英男氏(小林商店、東京協組)が優勝(金賞=厚生労働大臣賞)。








 

リフォームのイメージ


◇施工時間3分の2に リフォーム玄関ドア刷新〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は3月1日、1日で玄関ドアを取り換えられる「ノバリスリフォーム玄関ドア」を発売する。リフォーム用玄関ドアを刷新し、2016年に発売した玄関ドア「ファノーバ」をベースとして多彩なデザインと色をそろえた。施工時間は従来品の3分の2に短縮。タッチ錠も取り付けられ、快適で便利な玄関空間に生まれ変わる。断熱仕様20デザイン(うち採風ドア3デザイン)、アルミ仕様6デザイン(同1デザイン)から選べる。










 

大賞受賞作品(新築部門の「東大宮の家」=上=と、リフォーム部門の「土間のある家」)


◇高い熱意と想像力 受賞作使ってアピールを〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は2月9日、横浜市西区の横浜ロイヤルパークホテルで、住宅施工例コンテスト「LIXILメンバーズコンテスト2016」の表彰式を開催した。応募総数2584点の中から、新築部門、リフォーム部門、それぞれ3点の大賞候補を選び、公開審査で大賞を決定した。新築部門は古谷野工務店(東京)が施工した「東大宮の家」、リフォーム部門はエージェント(神奈川)が施工した「土間のある家」がそれぞれ大賞を受賞した。










 

ヒーター付き複層ガラス「曇ランナS」ヒーター付き合わせガラス「曇ランナSL」


◇独自開発力など評価 「ものづくり優良企業賞」に〈阪口文化堂〉

特殊ガラス・鏡製品を製造、販売する阪口文化堂(大阪府門真市、阪口敏也社長)は、大阪府が優れた物作りをする中小企業を選定する「大阪ものづくり優良企業賞2016」に選ばれた。同賞のロゴマークを使ったPR、大規模な展示商談会への出展など、販路拡大へ大阪府の支援が得られ、特に他府県の業者と接する機会では信用面でのメリットが大きいという。独自商品の開発力や、品質、コスト、納期対応、財務、企業の社会的責任(CSR)の総合力が評価された。







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