2017 1/22
左から来賓の鈴木卓日本板硝子ビルディングプロダクツ執行役員東京支店長、松原嘉一東京協組理事長、松本巖関信越卸理事長
◇顧客満足で適正対価 機能ガラスの認知活動を〈関東甲信越板硝子卸商業組合、東京都板硝子商工協同組合〉
関東甲信越板硝子卸商業組合(松本巖理事長)と東京都板硝子商工協同組合(松原嘉一理事長)は1月13日、東京都千代田区のホテルルポール麹町で2017年新年賀詞交歓会を開いた。板硝子協会、国内外の板ガラスメーカー、業界関連団体の代表多数を来賓に招いた合同での開催は8回目。各氏のあいさつでは流通構造の変化を踏まえ、「業界全体による一般消費者への機能ガラスの認知活動」「顧客満足による適正対価の取得」などを呼び掛けた。
◇断熱改修で血圧が低下 断熱化の健康への影響を調査〈国土交通省〉
国土交通省はこのほど、2014年度から4年間の事業期間のうち、2015年度までの調査データに基づき、住宅の断熱化が居住者の健康に与える影響を検証する調査結果(室内環境と血圧など健康関連事象)について実施事業者の中間結果を報告。冬季は起床時室温が低いほど血圧が高くなる傾向が見られた、高齢者ほど室温と血圧との関連が強いことが認められた、断熱改修によって室温が上昇し、それに伴い居住者の血圧も低下する傾向が確認された、居間または脱衣所の室温が18度未満の住宅では、入浴事故リスクが高いとされる熱め入浴の確率が有意に高いなどの知見が得られていると発表した。
2016年6〜11月期の業績を説明する山下社長
◇営業利益79%増に 建材事業は減収増益〈三協立山〉
三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)は1月11日、東京都中野区の東京オフィスで2016年6〜11月期の連結決算を発表。売上高は1583億6700万円、2015年同期比5.7%減。営業利益は40億3900万円、同78.5%増、経常利益は40億4400万円、同142.7%増、親会社株主に帰属する純利益は20億3100万円と大きく改善した。建材事業は減収増益だった。山下社長は「当社の中で相当なウエートを占める建材事業は悪くはないが、まだこれからといったところ。課題であった国際事業はさまざまな取り組みの効果が見えつつある」と語った。
ガラスに網がないので視界がクリア
◇クリアな視界を提供 網なし耐熱強化複層採用〈YKK AP〉
YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は1月10日、国土交通大臣認定防火設備の「防火戸G」シリーズに、業界で初めて耐熱強化ガラスを採用した耐熱強化複層ガラス仕様を追加した。網がない耐熱強化Low-E複層ガラスなので、網によって視界を妨げ、眺望性を損ねることがない。都市部に多い防火地域・準防火地域の住宅でも、窓からのクリアな視界を提供できる。アルミ複層タイプの他、アルミ樹脂複合タイプにも設定し、伸長している住宅の高断熱化に寄与する。
「ローライズX」取り付けイメージ=1〜2階はマリオンタイプ、3階以上はバックマリオンタイプ
◇同面内で別スタイルも 低層用カーテンウオール追加〈昭和フロント〉
昭和フロント(東京都千代田区、長谷川伸二社長)は1月16日、2016年4月に発売した低層用カーテンウオール「ローライズX」にマリオンタイプ単板ガラス仕様とバックマリオンタイプを追加。従来品のマリオンタイプ複層ガラス仕様と方立てを共通化したことで、同じファサードの面内でスタイルを切り替えることができる。同日、開口部に縦滑り出し窓を加え、開口部は3種から選べるようになった。マリオンタイプとバックマリオンタイプで使用する方立てを共通化した。