2016 11/20
 

◇「防災安全ガラス」拡販 一般社団法人の設立は断念〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連、辻良明会長)は11月11日、金沢市の金沢ニューグランドホテルで65人が参加して第32回全国理事長会議を開催。前年度からの懸案事項だった「住宅リフォーム事業者団体」への登録に向けた一般社団法人の設立は、ハードルが高過ぎるとの結論になり、断念することを決定した。実務的な活動の照準を学校施設への合わせガラスの拡販に定め、災害時の避難場所に指定されている公立小・中学校の体育館での「防災安全ガラス」の採用を全国で各自治体に働き掛ける。1級技能士の資格を持つガラス販売店でしかできない事業であることを強調した活動になる。






 

◇異なるゼネコンのルール 職人の加入促進にも苦慮〈全国板硝子工事協同組合連合会〉

国土交通省は2017年度以降、建設業許可業者の社会保険加入率を100%とする目標を掲げ、特段の理由がない限り適切な保険に加入していない作業員の現場入場を認めないよう指導している。全国板硝子工事協同組合連合会(遠藤浩吉会長)は10月26日に開催した全国理事会で、この問題についての情報交換会を開いた。下請け業者が元請け業者に提出する法定福利費の内訳を明示した見積書について、ゼネコン各社のルールは異なり、下請け業者は対応に苦慮している。








 

◇ビル省エネ化に対応 インドネシアでコート設備〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)は11月9日、インドネシアで建築用ガラスの遮熱性能を高めるコーティング設備を新設すると発表した。東南アジアで高まるビルの省エネ化ニーズに対応する。インドネシアの同社連結子会社アサヒマス板硝子社のチカンペック工場に約40億円を投資して設備を新設する。生産能力は年間約600万u。2018年4月以降に生産を開始する。東南アジアのガラス需要は年率5%以上の成長が見込まれ、特にインドネシアでは国内の堅調な経済成長を背景に、建築用と自動車用の需要が拡大している。








 

ビードタイプマジックタイプ


◇機種統合し体系を刷新 高速シートシャッター〈文化シヤッター〉

文化シヤッター(東京都文京区、潮崎敏彦社長)は10月1日、工場や倉庫の開口部向け高速シートシャッター「エア・キーパー大間迅」の商品体系を刷新。新しい開閉機構に共通化することで機種を統合した。「エア・キーパー大間迅」は、スチール製電動シャッターの10倍以上の高速開閉と、本体シートとガイドレールの統合部にジッパーとビード機構を採用した。外気の流出入を最小限に抑え、省エネに貢献する。新しい開閉機構に共通化し、8機種を5機種に統合。屋内設置専用のビードタイプと、屋内外設置兼用のマジックタイプとし、商品ラインアップが分かりやすくなった。










 

大判UVインクジェット印刷システムを導入


◇シースルー印刷も フィルムで防火認定取得〈光陽〉

フィルム施工販売の光陽(東京都大田区、井手口利広社長)はこのほど、川崎第一工場(川崎市川崎区)に大判UVインクジェット印刷システム「Truepress Jet2500UV」を導入。最新の印刷システム導入によってデザイン性が高い建築用ガラスフィルムや壁紙を製作できるようになり、印刷フィルムで防火認定を取得。フィルムの表裏で異なるデザインを表現でき、シースルーグラフィックスも可能になった。最高出力解像度は1500dpiと高画質で最大出力幅は2500o。最大50oの厚物にも印刷が可能。







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