2016 10/16・23
 

◇住宅ストック循環支援事業開始 開口部の断熱改修に補助〈国土交通省〉

国土交通省が実施する「住宅ストック循環支援事業」がスタートした。既存住宅の流通とリフォーム市場の活性化を目的に、住宅インスペクション(現況検査)の実施と瑕疵(かし)保険への加入を促進し、40歳未満の若者が既存住宅を取得しやすくする。耐震性と省エネ性を高めるリフォームや建て替えも支援する。補助する事業は「エコリフォーム」「良質な既存住宅の購入」「エコ住宅への建て替え」で、いずれも自らが居住する住宅が対象。この中で「エコリフォーム」として、開口部の断熱改修(他の改修工事と併用)にこれまでの補助事業のガラス交換、内窓設置、外窓交換に「ドア交換」が加わった。






 

◇環境危機時刻4分進む 日本の意識低く6分戻る〈公益財団法人旭硝子財団〉

公益財団法人旭硝子財団(石村和彦理事長)は9月8日、「第25回地球環境問題と人類の存続に関するアンケート」調査結果を発表。世界全体の平均危機時刻は昨年の調査より4分進んで2007年と同じ9時31分となり、調査開始以来2番目に高かった。日本は昨年より6分戻った9時3分。平均より危機意識が低く、東欧・旧ソ連に続き2番目に低い。危機意識が最も高いのは中東の10時6分。昨年よりほぼ1時間進んだ。最も低い東欧・旧ソ連は8時51分。調査した10地域のうち、中東、西欧、アジア、アフリカの4地域で針が進んだ。








 

◇出荷増2ヵ月連続 複層・合わせ・強化は減少〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は10月1日、2016年7月の板ガラス生産・出荷動向を発表。板ガラスの生産は4カ月連続で前年同月より減少、出荷は2カ月連続で増加した。複層ガラスの生産は5カ月連続、出荷は4カ月連続の減少となった。合わせガラスの生産は3カ月連続で減少、出荷は3カ月ぶりに減少した。出荷のうち建築用は6カ月連続の減少。強化ガラスの生産は6カ月連続、出荷は2カ月連続の減少だった。板ガラスの生産は216万9000換算箱、前年同月比1.6%減。出荷は212万3000換算箱、同2.0%増だった。








 

施工例


◇防火地域用を追加 アルミ樹脂複合サッシ〈三協立山・三協アルミ社〉

三協立山(富山県高岡市、山下清胤社長)・三協アルミ社(蒲原彰三社長)は、アルミ樹脂複合ハイスペックサッシ「アルジオ」のバリエーションを拡充する。10月3日に防火地域用「防火窓アルジオ」を発売。11月に、一般地域用のシャッター付き引き違い窓(電動タイプ)、内倒し窓などを追加する。「防火窓アルジオ」は、国土交通大臣認定の防火設備。高い断熱性能と高耐久性能を持ち、防火地域や準防火地域でネット・ゼロ・エネルギー・ハウスに対応できる。








 

オープニングセレモニーのテープカット


◇新築・改修の空間展示 神奈川エリアの旗艦SR〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は10月6日、横浜市西区の横浜アイマークプレイス3階に完成した神奈川エリアの旗艦ショールーム「LIXILショールーム横浜」(同15日オープン)の内覧会を開催。オープニングセレモニーで、白井春雄取締役副社長LIXILジャパンカンパニーCEOは「横浜港北ショールームと横浜みなとみらいショールームのいいところを融合し、住設・金属商材の展示を2倍以上に拡充。スペースを設けて新築、リフォームの空間展示に注力している」と述べた。








 

防食性、耐摩耗性、接着性に優れた防湿鏡


◇防湿鏡の販売開始 エポキシ使用 環境に優しい〈フジ硝子〉

フジ硝子(茨城県常陸大宮市)は創立20周年を迎えるに当たり、湿気に強く環境に優しい防湿鏡「エポキシミラー」の販売を開始した。鉛や銅などを使用しておらず、欧州連合(EU)による有害物質の使用制限規定「RoHS(ローズ)」をクリアした。裏面にエポキシ塗料を使用しているので、@防食性(さびにくい)A耐摩耗性(傷が付きにくい)B接着性(塗料の付きがいい)に優れる。エポキシ塗料の上にコーティング加工を施しており、湿気に強い。環境に優しいという特長を生かして、浴室や洗面所など湿気が発生しやすい場所、駅などの公共施設、たくさんの人が集まる商用施設、保育所、学校などさまざまな場所での使用が期待されている。







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