2016 8/28
 

辻良明新会長


◇合わせ普及を推進 首長級にあらゆる手段で〈全国板硝子商工協同組合連合会〉

全国板硝子商工協同組合連合会(全硝連)は6月10日に開催した通常総会で、新会長に大阪府板硝子商工業協同組合理事長の辻良明氏を選出した。辻会長は防災面での合わせガラスの普及について、「事故が起きてから『こんなガラスがあったのに、なぜ入れていなかったのか』といわれることのないよう、前もって入れ替えてもらうようにしなければいけない。あらゆる手段を使って首長などに直接話をしたい」と普及推進の必要性を強調する。窓の完成品化などでガラス販売店の経営環境が厳しくなり、会員・組合員数が減少する中、どのように組合を活性化させていくのかも課題だ。辻会長に今後の取り組みについて聞いた。






 

◇複層戸建て普及率96.7% Low-Eの拡大続く〈板硝子協会〉

板硝子協会(皿澤修一会長)は先ごろ、2015年度の新築住宅の複層ガラスの普及率を発表した。戸数普及率は戸建て住宅が96.7%、前年度と変わらなかった。うちLow-E複層ガラスは73.8%、前年度比2.4ポイント増と拡大を続けている。共同住宅は67.4%、同4.8ポイント減と2年連続で減少した。うちLow-E複層ガラスは16.6%、同8.9ポイント減だった。戸建て住宅の複層ガラスの面積普及率は94.4%、同0.6ポイント増と2年連続で増加したものの横ばいだった。うちLow-E複層ガラスは72.6%、同1.1ポイント増となった。共同住宅の戸ベースの複層ガラス面積普及率は75.9%、同3.9ポイント減。うちLow-E複層ガラスは15.3%、同10.4ポイント減だった。








 

小孔サイズと播種細胞数の組み合わせに応じた細胞塊サイズの調整


◇iPS大量培養容器開発 同一器で目的細胞に分化誘導〈AGC旭硝子〉

AGC旭硝子(島村琢哉社長)はこのほど、iPS細胞(人工多能性幹細胞)を培養するための微細加工細胞培養容器を開発。国立研究開発法人日本医療研究開発機構(AMED)の「再生医療実現拠点ネットワークプログラム」の支援を受けて、この培養器で均一な細胞塊状のiPS細胞を大量調製し、同一容器内で目的細胞に分化誘導することに成功した(代表研究者は同社技術本部先端技術研究所の熊谷博道特別研究員)。研究成果をまとめた論文が、英ネイチャーパブリッシンググループの電子ジャーナル『サイエンティフィックリポーツ』に8月10日、オンラインで掲載された(http://www.nature.com/articles/srep31063)。








 

前回のフィルムの貼り方講習会の様子塗るだけの簡単施工


◇防災フィルム1000u寄贈 熊本地震被災地の28校に〈サイバーレップス〉

サイバーレップス(千葉県流山市、根本孝男社長)はこのほど、4月に熊本県で発生した地震を受け、被災地支援の一環として防災フィルム1000u(飛散防止フィルムや学校側の希望によって一部は遮熱フィルム)の寄贈をすると発表した。同社九州出張所(福岡県筑紫野市)からの呼び掛けに応じた熊本県内の小・中学校28校に対してオーダーカットフィルムを寄贈する。根本社長は「地震や災害はいつ発生するのか誰も予測できない。国や地方自治体から予算が下りるのを待っていたのでは遅い。自分たちで施工することでフィルム施工業者に材工で依頼するよりも3分の1〜5分の1にコストを低減できるので、オーダーカットフィルムを活用してもらいたい」と呼び掛ける。








 

「EXIMA31バランスウェイ」


◇中小物件も効率換気 自然換気窓をシンプルに〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は7月29日、換気窓「EXIMA31バランスウェイ」に、少ない窓数の制御に適した「ライトシステム」を追加した。「バランスウェイ」は、風の強さに合わせて障子が自然に可動し、逆風の吹き込みを抑えることで風の通り道をつくり、ビルの建物全体で効率良く自然換気をする。「ライトシステム」は、従来品より開閉制御システムをシンプルにすることで約4割コストダウン。中小規模物件での採用拡大を狙う。「バランスウェイ」は建物の上部に設置する。無風時は45度の開放状態を保持。室内で暖められた空気は重力換気で排出される。








 

「ユニコンシェル25」


◇光漏れしにくく高遮蔽 羽根重なる位置にコード穴〈ニチベイ〉

ニチベイ(東京都中央区、福岡勇之輔社長)は8月1日、手動横型ブラインド「ユニコンシェル25」、電動横型ブラインド「テクニストシェル25」を発売した。スラット(羽根)が重なる位置に昇降コード穴があるので光漏れが低減される。スラットの重なり幅が大きく、昇降コード穴がスラットの端にあるので全閉時の遮蔽(しゃへい)性が高い。冷暖房効率が向上し、エコに貢献する。透明単板ガラスだけの窓と比べて、冷暖房使用の電気代を年間28.6%削減できる。製作可能範囲は、「ユニコンシェル25」が幅500〜4000o、高さ350〜4000o、最大9u、「テクニストシェル25」は幅1050〜4000o、高さ500〜4000o、最大16u。








 

UV印刷に対応する


◇新価格で施工性向上 衝突防止マークを改良〈スリーナイン島野〉

スリーナイン島野(大阪市西区、島野和弘社長)はステンレス製ガラス衝突防止マーク「STグラスマーク」を改良、新価格で販売している。利便性を考慮した剥がしやすいシートタイプで、施工性が向上。新製法で価格を引き下げ、1個から新価格で販売する。滑らかな丸みのある形状で、ガラス面の拭き掃除の際、手や雑巾を引っ掛けない。隙間がないので、ごみや汚れがたまらない。UV印刷をするサービスもしており、会社のロゴマーク、子供向けのイラストなどの印刷が1個から可能。テープ材を覆い隠す形状で、180度どこから見ても美しい仕上がり。







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