2016 4/24・5/1
 

記念講演会記念パーティー


◇建築界の歴史そのもの さらに人を育てる場に〈セントラル硝子〉

セントラル硝子(皿澤修一社長)は4月15日、東京都千代田区のザ・キャピトルホテル東急で同社主催の国際建築設計競技が50周年を迎えたことを記念し講演会とパーティーを開催。今後も同社の社会貢献事業である建築設計競技を継続し、建設業界関係者・学生に周知することで、同社の知名度を一層上げる取り組みを進める。200人を招待し、権威ある同コンペの歴史、これまでの建築界への影響と貢献をたたえ、今後への期待も示した。皿澤社長は「長い目で見れば建築界に人が育つことで社会に還元できると考えている。このコンペを通じて人を育てることを大事にしていきたい」との考えを表明した。記念講演会は3部構成で、第1部は今年から審査委員に加わる塚本由晴東京工業大学大学院教授(アトリエ・ワン主宰)が「コンペ(設計競技)で問う」をテーマに、コンペが増えている現状を踏まえて建築コンペの意義について講演した。






 

第17回板ガラスフォーラムの様子


◇第18回板ガラスフォーラム 6月10日開催、申し込み5月20日必着〈板ガラス業界8団体共催〉

「第18回板ガラスフォーラム」が6月10日、東京都港区の品川プリンスホテルで開催される。テーマは「『連携・創造 ガラスから広がる未来』〜安全・安心・省エネ そして健康な暮らしへ〜」。全国板硝子商工協同組合連合会、全国板硝子工事協同組合連合会、全国板硝子卸商業組合連合会、全日本鏡連合会、全国安全硝子工業会、全国複層硝子工業会、機能ガラス普及推進協議会、板硝子協会の板ガラス業界8団体の共催。近畿大学建築学部長の岩前篤教授の記念講演の他、安倍政権下、政策策定に尽力している経済産業省、国土交通省のキーパーソンを招き、リフォームビジネスや住宅の省エネ対策に関連する政策などについて講演する。






 

「サーモスL」の施工例


◇ハイブリッド窓主流へ アルミ窓と同等価格実現〈LIXIL〉

LIXIL(東京都千代田区、瀬戸欣哉社長)は4月7日、東京都港区の六本木アカデミーヒルズ49で、アルミと樹脂の高性能ハイブリッド窓「サーモスL」を発表。「サーモスL」は、同社の複層ガラス入りアルミ窓「サーモスU-S」と同等価格を実現した。井植敏雅LIXILハウジングテクノロジーCEOは「アルミが主流の日本の窓をハイブリッド窓に替えることで、2020年までに高性能窓(樹脂窓とハイブリッド窓)比率を70%以上に引き上げる。これにより、日本全体の暖冷房エネルギーを約10%下げることができる」と指摘。「ハイブリッド窓をスタンダードにして、豊かで健康な住生活を実現する」と語った。西日本地区で6月1日から、東日本地区で8月1日から発売する。






 

◇高層・強風雨に対応 高い水密性と耐風圧性〈不二サッシ〉

不二サッシ(川崎市幸区、土屋英久社長)は4月から、次世代型ハイグレードサッシ「FNS-U70」に、枠見込み70oの引き違いサッシを追加した。「FNS-U70」は、水密性能はJIS等級の最高グレードであるW-5(中央値500パスカル)を大幅に上回る中央値1500パスカル、耐風圧性能は4500パスカルと高い。近年多発する強風雨に対応する。開口形式が違う枠見込み70oサッシ「Super70AT 」などと組み合わせることで、多様化する高層マンション市場が求める開口部性能に、高いレベルで適合する。断熱性能はH-2で、空気層12o厚の複層ガラスを使用した場合の熱貫流率は4.07W/u・K。防音合わせ複層ガラスを使用した場合の遮音性能はT-3。気密性能はA-4。








 

サーモグラフィーで昭和55年基準と同社推奨仕様の室内を比較できる


◇品川にプロ向けSR 全身で窓の機能比較体感〈YKK AP〉

YKK AP(東京都千代田区、堀秀充社長)は4月6日、「YKK APショールーム品川」跡地(東京都品川区)に、「YKK AP体感ショールーム」をプレオープンした。窓の機能を全身で比較体感することができる体感型ショ ールームで、住宅を設計・建築するプロと、プロに同行する一般消費者を主なターゲットとする。展示面積は1424u、約350点の商品を展示する。同社は富山県黒部市で実験住宅「パッシブタウン」を展開し、エネルギーを使わずに建物そのもので快適な環境をつくる実験をしている。吉田忠裕会長は「黒部まで来ていただくわけにもいかないので、できればこのショールームで身近に、簡単に体験していただきたい」と来場を促した。






 

◇素材に機能を追加 大面積へ高速・均一成膜〈SCREENFT〉

フラットパネルディスプレー製造装置などを手掛けるSCREENファインテックソリューションズ(SCREENFT、京都市上京区)はこのほど、素材にさまざまな機能を付加できる成膜装置を発売した。高級感がある色の装飾加工、傷防止・防汚・防曇などの機能性膜を大面積に高速で均一に成膜できる。金属、ガラス、フィルムなど多様な素材に対応し、建材、自動車、燃料電池などの市場に向けて販売していく。独自の「LIAプラズマ真空成膜技術」を搭載した真空スパッタリング装置「VSシリーズ」、真空CVD(化学的気相成長法)装置「VCシリーズ」を製品化した。







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